緑という枠を超えたアイディアを、緑の技術を使い実現させていく。これが僕の仕事。
LOVEGREEN編集部
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普段のボタニカルライフを教えてください
庭に育っている花やグリーンを少しだけ摘んで、家の花瓶に生けこみます。
そうすると植物の生命の尊さをより強く感じます。
自分たちはいろんな生命に囲まれて生きているんだなと。
あとは、家の近くで自然を感じながらよく走っています。
「彩湖・道満グリーンパーク」がお気に入りのランニングスポットです。
よく行くショップやおススメのショップを教えてください
実家近くのフローラ黒田園芸さんです。
黒田さんはたくさんの本も出版されていますが、そのお店の庭はどの時期にいってもとても美しいです。
いろんなアングルでついつい写真を撮ってしまいます。
プロならではの育て方や管理のテクニックなどがあれば教えてください
いろいろやり方はあると思いますが、結局、植物は本来あるべき場所にいるととても強いものです。
そこにいるべき植物をそこで扱うようにするか、そうでなければその植物が本来いる環境をどのように作り出すか考えることがベストだと思っています。
仕事場の様子や過去の作品、商材などのご紹介をお願いします
昨年はVertical Gardenという壁面緑化を世界中につくり活躍されているパトリックブラン氏と2つ仕事をしました。
1つは福岡の大名にあるバーです。
カウンター越しに高さ6m、幅8mほどの壁面緑化をつくりました。
お酒を飲みながら大迫力のグリーンを肌で感じられます。
約100種の熱帯植物が集まっていて、見応えのある緑化だと思います。
もう1つは新山口駅の再開発事業です。
南口と北口をつなぐ自由通路に約100mの壁面緑化をつくりました。
地元のプロジェクトチームによる施工ですが、山口市からご依頼いただき壁面緑化の監修補助という立場で携わりました。
この壁面緑化の重要なポイントは地域の自生種(約140種)を使い、地域の方々が作り上げたということです。
植物の植え込みの最後には、ここを通学路として使う小学生92名に集まってもらい、1つずつ自分の選んだ苗を植えてもらいました。
この通路を通るたびに自分が植えた植物の変化を感じ、植物の生命を感じてもらえたらと思っています。
山口市は自然に恵まれていて、植物は当たり前のように存在します。
そんな場所でも、植物を壁面緑化のアートとして見せることで、「身近にあった植物はこんなに素敵なものだったんだ」と再認識してもらえたらと思います。
みなさんもぜひ、山口へ足を運んでみてください!
-プロジェクトについて国際会議で発表-
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