ガーデンシクラメンの苔玉をつくろう♪
とまつあつこ
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秋から春までの長い間、そして花が少ない寒い冬に楽しめるガーデンシクラメンは人気者ですよね。今回は、室内で楽しめるガーデンシクラメンの苔玉づくりをご紹介。つくった苔玉をオシャレに飾って楽しみましょう!
目次
・準備するもの
・作り方
■まとめ
ガーデンシクラメンとは
ガーデンシクラメン
サクラソウ科 半耐寒性球根
開花期:10~4月
花色:ピンク、赤、白、紫など
花径:2~4㎝
草丈:15~20㎝
ガーデンシクラメンは、日なたと水はけのよい用土を好みます。東京以西に限られますが、冬でも花壇や寄せ植えで花を楽しむことができます。
小輪のミニシクラメンの中から、特に寒さに強い系統を選抜し冬に戸外でも栽培できるように改良されたものがガーデンシクラメンです。
ガーデンシクラメンの苔玉づくり
準備するもの
ガーデンシクラメン、ハイゴケ
けと土、赤玉土小粒、もみ殻くん炭(比率は1:1:1です。)
けと土:水辺に生息する植物が枯れて水底にたまったものが長年かけて粘土状に変化した土。栄養分が豊富で保水性に優れています。
赤玉土小粒:関東ローム層の赤土の小粒。保水性・排水性に優れていて無菌・無肥料です。
もみ殻くん炭:もみ殻をむし焼きにしたもの。通気性・排水性・雑菌抑制に優れています。
木綿糸(黒)、はさみ、苔玉の台になるお皿
・たらいや洗面器などを丸ごとビニール袋に入れてくるみ、その上で土をまとめると容器が汚れません。
・また、使い捨てのビニール手袋を使うと手が汚れずに作業できます。
・木綿糸を使うと、苔が根付いたころに糸が朽ちて自然な仕上がりになります。
作り方
けと土、赤玉土小粒、もみ殻くん炭を 1:1:1の割合で用意します。
水を少しずつ加えながら、土がまとまってくるまでよく混ぜます。
空気を抜きながら団子状に丸めます。
ガーデンシクラメンをポットから出します。
苗の肩の部分の土を落とします。
底の中心の土を指で落とします。ガーデンシクラメンは球根植物なので、底から少し入ると球根があります。球根を傷つけないように優しく土を落としましょう。
苗の土が減ったので、苗を両手で優しくきゅっと握り小さくまとめます。
先ほど混ぜて丸くまとめておいた土を、手のひらで平べったくします。
平べったくした土の上にガーデンシクラメンの苗をのせ、敷いた土で包み込みます。
苗を土で包み込んだ状態がこちらです。
ハイゴケを裏返しにして広げ、苗を真ん中に置きます。
ハイゴケで苗を包み込み、隙間が開かないように両手で軽く握ります。
糸を苔玉に縦横斜めに巻き付け、しっかり結びます。
完成です。株元までたっぷりの水に浸け、水を切ってからお皿にのせて飾ります。
ガーデンシクラメンの苔玉の育て方
置く場所
秋から春は、日のあたる窓辺に置きましょう。夏は、風通しの良い涼しい場所で葉を育てます。
水やり
苔玉が乾きそうになったら、株元までたっぷりの水に5分ほど浸けます。水を切ってからお皿に戻して飾ります。
苔玉が完全に乾ききってしまうと花がぐったり倒れてしまいます。鉢植えも同じですが、ずっと土がジメジメしている状態も根の成長に好ましくありません。
乾ききる前の、「乾いてきたら」のタイミングをよく観察しましょう。もしお水を忘れて花をぐったりさせてしまった時には、すぐに株元まで水に浸してあげてください。ちょっとすると回復してきます。
花がらとり
枯れた花がらを摘む時は、花茎の下の方と苔玉を持ってひねるようにして引き抜きます。途中から折れた花茎を残すと、切り口から病気に感染することがあります。
肥料
花を次々と咲かせたい場合は、2~3週間に1度、水やりをかねて液体肥料を適量溶かした水に浸けてあげましょう。
まとめ
ガーデンシクラメンの苔玉づくりはいかがでしたか?
ガーデンシクラメンは夏が苦手なので、上手に夏越しできたら来年もお花を楽しめます。いつも目の届く所に飾って愛でるうちに、きっとガーデンシクラメンの好きな環境や育て方のコツがつかめてくると思いますよ。
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