6月11日の誕生花|紅花(ベニバナ)
LOVEGREEN編集部
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6月11日の誕生花は「紅花(ベニバナ)」です。「紅花(ベニバナ)」について、花言葉や基本情報、色別の花言葉、豆知識など気になる情報をご紹介!
6月11日の誕生花
6月11日の誕生花は「紅花(ベニバナ)」。
「紅花(ベニバナ)」の花言葉は「装い」「化粧」。
紅花(ベニバナ)について
科・属 | キク科・ベニバナ属 |
和名 | 紅花 |
英名 | Safflower |
学名 | Carthamus tinctorius |
原産地 | エジプト |
開花期 | 5月~7月頃 |
ベニバナ(紅花)の特徴
紅花(ベニバナ)は別名スエツムハナ(末摘花)、英名ではサフラワーといい、アザミによく似た花の形をしています。『源氏物語』に出てくる「末摘花」はベニバナのことです。初夏に咲く黄やオレンジの紅花(ベニバナ)は、花が咲きはじめたころは黄色ですが、開花が進むにつれ紅色に変化していきます。昔から、この紅(べに)が染料として使われていたことが名前の由来です。学名の「Carthamus」は、アラビア語の「quartom(染める)」が語源となっています。
紅花(ベニバナ)の種類
紅花(ベニバナ)の花色には黄色からオレンジ、赤があります。
紅花(ベニバナ)の利用
紅花(ベニバナ)は紅色の染料や食用油の原料としても栽培されています。主な利用は染料や食用油のほか、口紅などの化粧品や漢方としても使われます。昔は衣装の染料や平安王朝の人の頬に塗ったりして使われたり、古代エジプトではミイラの布の防腐のためにも使われていたそうです。
紅色染料
紅花(ベニバナ)には黄色と紅色の色素が含まれていて、どちらも染料として利用されています。紅花を染料として使うときは、摘み取った花びらを日干しにし、一晩水につけます。すると、水に黄色の色素が染み出すので、黄色に染める場合はこれを使います。
黄色の色素を抜き取ったら、花びらを臼でついて団子状にまとめ、乾燥させたものを「紅餅」とよび、これが紅花染めに利用されます。
紅花油
紅花(ベニバナ)の種からとれる油には、その約70%にリノール酸が含まれています。健康に良いとされていましたが、採りすぎは逆に身体に害とのことなので、気をつけましょう。
漢方としての紅花(ベニバナ)
漢方ではベニバナを「コウカ(紅花)」と呼びます。養命酒にも含まれていて、サフランと似た効果を持っているようです。
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