睡蓮(スイレン)の花言葉|種類、特徴、色別の花言葉

LOVEGREEN編集部
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睡蓮(スイレン)は水上に咲く美しい”水の女神”。睡蓮(スイレン)の花言葉と種類についてご紹介。
睡蓮(スイレン)の花言葉
「睡蓮(スイレン)」の花言葉は「心の純潔」「清純」。
睡蓮(スイレン)について
科・属 | スイレン科・スイレン属 |
和名 | 睡蓮 |
英名 | Water lily |
学名 | Nymphaea |
原産地 | 東南アジア、アフリカ、南米 |
開花期 | 6月~11月頃 |
睡蓮(スイレン)の特徴
世界各地の熱帯、亜熱帯、温帯に約40種類分布するスイレン属スイレン科の多年生の水草で、地下茎または塊茎をもっています。葉は長い葉柄をもち円形や楕円形をして水面に浮いています。
40種のうちの多くは熱帯地域に自生する熱帯性スイレンです。花は長い花柄をもって水面から出ています。葉は広い楕円形で欠けている部分が温帯スイレンに比べて大きく深く、葉柄が長く水面から突き出ています。冬場でも最低15℃以上の温度と水深30cm以上の水槽が必要になります。
一方、温帯性スイレンの花は昼咲きのみで水面に浮きます。葉も花と同様に円形で水面に浮かびます。全体で5~6品種ほどしかありません。
陽射しが弱まると早々に花を閉じてしまう様子が眠ってしまうように見えたところから、「眠るハス」を意味し「睡蓮」と書きます。
睡蓮(スイレン)の種類
睡蓮(スイレン)には熱帯性スイレンと温帯性スイレンがあります。熱帯性スイレンには昼咲きと夜咲きがあり、温帯性スイレンは昼咲きです。睡蓮(スイレン)の花色には白、黄、ピンク、紅色などがあります。
蓮と睡蓮(スイレン)の見分け方
3つの部分で見分けることが出来ます。
まず1つ目は葉に水をかけてみましょう。葉にのったときにころんとした水の粒が出来て、葉の上を滑るように動く、撥水性のある葉がハス、撥水性はなく、葉自体がてかてかと光沢があるのが睡蓮(スイレン)です。
2つめに花を見ます。水面から高く葉よりも上の方で咲き、花が終わると花びらは散って花托(かたく)、という蜂の巣のようなものが残るのがハスです。一方、水面近くに咲くか、水上に浮くように咲くのが睡蓮(スイレン)です。花が終わると閉じて水中に沈みます。
3つ目に根が違います。ハスの根はいわゆるレンコンで細い地下茎がぐんぐんのびます。温帯性スイレンはワサビの様で、熱帯性スイレンは球根型をしています。
モネが描いた睡蓮(スイレン)
フランスの印象派画家クロード・モネといえば睡蓮の絵が有名です。1899年から約30年にわたってジヴェルニ―の自宅の睡蓮を死ぬまで描き続け、その作品数は200点を超えています。水面の移ろいや反射する陽光、陰の印影、鮮やかな睡蓮、ゆらめく水草の描写などいずれも神秘的で幻想的な印象の絵です。晩年には白内障の影響で視力が低下していくため絵のタッチも年月に連れて大きく変化していく点も見どころです。
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