アケビ(木通)の花言葉|花の特徴、名前の由来、種類
LOVEGREEN編集部
このライターの記事一覧
アケビの花言葉、花の特徴、名前の由来、種類、食べ方をご紹介。アケビは日本の山野に自生する落葉性のつる植物。
目次
アケビ(木通)の花言葉
アケビの花言葉は「才能」「唯一の恋」
アケビ(木通)について|基本情報
科・属 | アケビ科・アケビ属 |
和名 | 木通、通草 |
英名 | Chocolate vine, akebi |
学名 | Akebia |
原産地 | 日本、朝鮮半島、中国 |
開花期 | 4月~5月 |
アケビ(木通)とは|花の特徴、名前の由来
Adobe Stock
アケビは、春に花を咲かせ、秋に甘く食用になる実を実らせるつる性の落葉樹。つるを伸ばし、周囲の木などに絡みつきながら3m以上に生長します。柔らかな葉とつるが魅力ですが、株元は木質化します。春に花が咲いた後に一斉に芽吹く葉は、密度高く茂るので生垣にも利用されます。
アケビの花は、1本の茎に雄花と雌花の両方が咲くのが特徴で、色は紫色や薄紫色、白色などがあります。3枚の花びらは正確にはがく片で、半透明で厚く、蝋細工のような光沢があり、ほんのりと芳香がします。雄花と雌花の見分け方は、花が大きいのが雌花、小さな花が複数個まとまって咲いているのが雄花です。
果実はピンク色や紫色で、10cm程度の瓜の様な形をしており、熟すと果皮が割けて白色のゼリー状の果肉を覗かせます。果肉の中にある無数の黒いものは種で、果肉には甘みがあります。この甘い果肉を鳥が食べて、中の小さな種を吐き出すことから、遠くまで子孫を残すことに成功しているようです。アケビは、果実が実るまで3年はかかると言われています。さらに、1本では結実しにくいという特徴があり、公園や山野で花や葉は見かけるのに果実にはお目にかかれないということがよくあります。
アケビの名前の由来
アケビの名前の由来は、実が熟すと裂開する様子が口を開けているようだから「開け実」が変化して「アケビ」になったという説が有力です。他にも「開けつび(つびは女性器を指す古語)」が変化したという説もあります。
アケビは漢字で書くと「木通」、これは漢方での生薬名です。アケビは水をよく通すつる植物であることから、名付けられたといいます。
アケビ(木通)の種類
アケビには、アケビ、ミツバアケビ、ゴヨウアケビの3種類があります。一般的にこの3種類の総称としてアケビと呼びます。
アケビ
アケビは、手のひらのように広がる5枚の小葉は鋸歯がない楕円形をしています。秋に熟す実はピンクを帯びた茶色で10cm程度の楕円形、縦に裂開します。
ミツバアケビ
ミツバアケビは、3枚の卵型の小葉を広げ、波打つような鋸歯があります。花はアケビよりも小ぶりで色が濃いのが特徴です。実はやや卵型に近い楕円形で赤紫色、熟すと縦に裂開します。
ゴヨウアケビ
ゴヨウアケビは、アケビとミツバアケビの自然交雑種で、両方の特徴を持ちます。葉は、3~5枚の波打つような鋸歯のある小葉、花はミツバアケビに似て小ぶりで濃い色をしています。実は実らないとされています。
アケビ(木通)の食べ方
アケビの果肉は、スプーンですくって食べます。山のなかで見つけたらそのままかぶりついても大丈夫。なかに小さな種がたくさん入っているので、果肉をしゃぶりながら口の中でより分けて吐き出します。
アケビの果皮は、天ぷらや味噌炒めにして楽しむことができます。天ぷらは、よく洗って衣をつけて揚げるだけ。味噌炒めは水にさらしてあく抜きをしてから調理します。味付けは、家庭料理の味噌炒めと同じです。豚肉や他の野菜を一緒に入れたりして、家庭ごとの味を楽しんでください。他にも春の柔らかい新芽をお浸しにして食べる地方もあります。
▼アケビ(木通)の育て方
▼アケビ(木通)の関連記事
▼前向きな花言葉一覧
▼366日誕生花一覧
関連ワード
今月のおすすめコンテンツ
「アケビ(木通)の花言葉|花の特徴、名前の由来、種類」の記事をみんなにも教えてあげよう♪