ムベ(郁子)の花言葉|花の特徴、名前や花言葉の由来

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ムベ(郁子)の花言葉、花の特徴、名前や花言葉の由来をご紹介。ムベ(郁子)は、秋に甘い実をつけるアケビ科ムベ属の常緑つる性木本。

目次

ムベ(郁子)の花言葉

郁子(ムベ)

ムベ(郁子)の花言葉は「愛嬌」

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ムベ(郁子)について|基本情報

科・属 アケビ科・ムベ属
和名 郁子、野木瓜
学名 Stauntonia hexaphylla
原産地 日本
開花期 4月~5月

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ムベ(郁子)とは|花の特徴、名前や花言葉の由来

郁子(ムベ)の花の咲く季節と特徴

ムベは、アケビ科ムベ属の常緑つる性木本。トキワアケビという別名があるように、アケビに似た食べられる実をつけます。常緑なので冬でも葉が落ちず、生長すると幹が木質化するのが特徴です。ムベ属の仲間は、アジアの温帯から亜熱帯地域におよそ15種がありますが、日本に自生しているのは、このムベ(Stauntonia hexaphylla)のみです。

ムベ(郁子)の花の特徴

ムベの花が咲くのは、4月~5月前半頃です。ソメイヨシノが散り始めたころ、ムベの花は咲き始めます。それほど開花期間の長い花ではないので、うっかりしていると見逃してしまうこともあります。

ムベの花は、大きな葉の陰に隠れるように咲いています。花の大きさは1.5~2cm程度、花びらは6つに裂け、外側に反り返るようなフォルムをしています。ムベの花びらのように見える部分は、ガク片が変化したもの。便宜上これを花びらと呼んでいます。ムベの花はうつむくようなベル咲きで、花びらに厚みがあり、花の外側は白っぽいクリーム色で、花のなかに赤紫色の筋があるのが特徴です。

一つの株で雌花と雄花を咲かせます。雄花にはおしべが6つ、雌花にはめしべが3つあります。雄花と雌花の見分け方は、なかを覗き込んでしべの数を数えればわかります。

ムベ(郁子)の花言葉の由来

ムベの実は甘味が強いのが特徴で、古くには木饅頭や蔓柿と呼ばれていたこともあったほど。ムベの実はちょっとゴツゴツとした丸みのあるかわいらしいフォルムをしています。ムベの花言葉「愛嬌」は、ムベの実のころんとしたかわいらしいフォルムに由来しているそうです。

ムベ(郁子)の名前の由来

その昔、天智天皇が狩猟で滋賀県の地方を訪れた際に、長生きの老夫婦に秘訣を訊いたところ、ムベの果実をすすめられたそうです。ムベの甘い果実を食べた天智天皇が「むべなるかな(なるほどな)」と言ったのが名前の由来だとされています。

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ムベ(郁子)の実の特徴、季節、食べ方

ムベの実

ムベの実がなるのは、10月~11月です。秋もだいぶ深まってから、卵型の暗い赤紫色の果実を実らせます。

ムベの実はツヤのある卵型で、ちょっとパッションフルーツに似ています。果皮は硬く厚みがあるのが特徴です。硬い果皮のなかにはゼリー状の白っぽい果肉が入っています。果肉は甘く、生食ができます。ムベの果肉に含まれる小さな黒い種は飲み込んでも問題はありませんが、ゼリー状の甘い果肉を楽しみ、種は吐き出します。

ムベの実は、アケビのように自然に裂開しません。食べるときは刃物で半分にカットし、なかの甘い果肉部分を取り出します。また、硬い果皮も加熱調理して食べることができます。

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ムベ(郁子)は縁起木

郁子(ムベ)の実の特徴

ムベの葉は幼木のころは3枚、生長するにしたがって5枚、7枚と増えていくので、七五三の縁起木と言われています。

また、その昔は不老長寿の果物とされ、毎年秋になるとムベの果実が皇室へ献上されていました。今でもその習慣は続いていて、縁起の良い果物とされています。

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