5月19日の誕生花と花言葉|サツキ(皐月)
LOVEGREEN編集部
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5月19日の誕生花は「サツキ(皐月)」です。「サツキ(皐月)」について、花言葉、花の特徴、名前や花言葉の由来、種類など気になる情報をご紹介!
5月19日の誕生花と花言葉
5月19日の誕生花は「サツキ(皐月)」
「サツキ(皐月)」の花言葉は「節制」「節約」「貞淑」
サツキ(皐月)について|基本情報
科・属 | ツツジ科・ツツジ属 |
和名 | 皐月 |
英名 | Satsuki azalea |
学名 | Rhododendron indicum |
原産地 | 日本 |
開花期 | 5月~6月 |
サツキ(皐月)とは|花の特徴、名前や花言葉の由来
サツキ(皐月)は、ツツジ科ツツジ属の常緑低木で、樹高は0.5~1.5m程になり、披針形の葉の先に2~4cm程度のろうと状の花を咲かせます。
サツキ(皐月)は最も育てやすい花木のひとつで、交通量の多い道路沿いにも植えられていることから、その強健ぶりが分かります。初心者でも盆栽に仕立てることが容易で、すぐに幹を太らせてくれます。江戸時代から品種改良が続けられているだけあり、咲き方、色などの種類が多いのが魅力。盆栽の入門種でありながら、いつまでも愛され続けている理由です。毎年5月には東京・上野で「さつきフェスティバル」が催されており、見事な盆栽の数々を目にすることができます。和のイメージが強いサツキ(皐月)ですが、意外と洋風の庭にもよく似合います。
サツキ(皐月)という名前は、旧暦の5月(皐月)ごろに花を咲かせることに由来しています。また、サツキ(皐月)の花言葉は「節制」「節約」「貞淑」と、どれも控えめ。これは、サツキ(皐月)がツツジよりも遅れて咲くことや、花が小ぶりで控えめに見えることに由来しているようです。
サツキ(皐月)の種類
サツキ(皐月)の花色は白から淡いピンク、濃いピンク、赤紫色まであり、種類によって様々です。花の大きさも小さいものから大きいものまであり、八重咲きの品種もあります。
サツキ(皐月)とツツジの違い
サツキ(皐月)の正しい呼び名は「サツキツツジ」です。名前の通りツツジの一種なので、この2種はよく似ています。見分け方はまず花の大きさ。花の直径が2~4cm程度サツキ(皐月)に対し、ツツジは5~7cmと大きいのが特徴です。葉の大きさも、サツキ(皐月)の方が小ぶりです。開花時期はツツジの方が早く3月~4月、ツツジの後を追うように4月末~5月にかけてサツキ(皐月)が咲き始めます。花や葉の大きさ、花の咲く時期で区別がつきます。
シャクナゲもツツジの仲間なのでよく似た花を咲かせますが、枝先に花が密生していることと、丸みをおびた大きな葉で違いがわかります。
サツキ(皐月)とホトトギス
サツキ(皐月)の名前の由来は、和名が皐月(さつき)の5月に咲くからです。同じ5月の風物詩であるホトトギス(杜鵑、不如帰)から、サツキ(皐月)には「杜鵑花(とけんか)」という別名もあります。中国ではツツジとサツキ(皐月)をひとくくりにして「杜鵑花」と呼ぶそうです。李白の残した『宣城見杜鵑花』という詩には、「宣城の都で杜鵑花を見ると、故郷・蜀で聴いたホトトギスの声を思い出す」と、郷里に対する切々とした思いが詠まれています。
サツキ(皐月)の別名は岩つつじ
サツキ(皐月)は「岩つつじ」という名前で万葉集に登場します。ツツジ科の中でも渓流の岩場を好み自生するため、この名前が付けられたそうです。和泉式部のよく知られた歌にも「岩つづじ 折り持てぞ見る 背子が着し くれなゐ染の 衣に似たれば」とあり、愛する人の着ていた衣と、手折った岩つつじの赤いイメージが鮮烈に描かれています。他にも、従者が亡き草壁皇子への思いを詠んだ「水伝う 磯の浦みの 岩つつじ 茂く咲く道を またも見むかも」という歌にも、岩つつじという名前で登場します。
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