9月23日の誕生花|ダリア

LOVEGREEN編集部
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9月23日の誕生花は「ダリア」です。「ダリア」について、花言葉や基本情報、色別の花言葉、豆知識など気になる情報をご紹介!
9月23日の誕生花
9月23日の誕生花は「ダリア」。
「ダリア」の花言葉は「栄華」「気まぐれ」。
赤のダリアの花言葉は「華麗」。
白のダリアの花言葉は「感謝」。
黄色のダリアの花言葉は「優美」。
ダリアについて
科・属 | キク科・テンジクボタン属 |
和名 | 天竺牡丹 |
英名 | Dahlia |
学名 | Dahlia |
原産地 | メキシコ |
開花期 | 7月~10月頃 |
ダリアの特徴
ダリアは球根を植えると夏から秋にかけて花を咲かせます。ダリアの球根は丸く先の尖った玉ねぎの様な形ではなく、楕円形に細長い形をしています。植えつけるときはどちらから芽が出てくるかをよく観察して植えないと、全く芽が出てこない状態になってしまいます。茎は球根の先端から伸びていきます。その高さは種類によって様々で150cm近く伸びる物もあれば50cm以下の物もあります。150cm以上伸びるダリアは支柱がないと倒れてしまうので支柱を立てる必要があります。
スウェーデンの植物園園長のアンデシュ・ダール(Anders Dahl)の名前にちなみます。ダリアは花姿がボタンに似ており、和名は天竺牡丹(テンジクボタン)と名づけられています。外国から輸入された花の名前には天竺をよくつけたそうです。
ダリアの種類
ダリアの花のサイズは、超巨大輪、巨大輪、大輪、中輪、小輪、極小輪と色々あり、丈も高性から矮性まであります。咲き方も多種多様で、ダリアは最近は切り花としても流通が年々増えている花です。白、橙、ピンク、赤などの一重や八重の様々な形の豪華な花を咲かせます。
ダリアをめぐる争いはナポレオンの時代から
美しさに心奪われるのは何時の時代も同じ。ナポレオンが活躍していた時代に、ダリアはその美しさを巡って争いを起こしていたのです。ナポレオンの妻ジョセフィーヌはとてもダリアを愛しており、庭に沢山のダリアを育てていました。ある日あまりに美しいダリアを譲ってほしいという貴婦人が現れましたが、ジョセフィーヌは軽くあしらいます。貴婦人は怒ってお金を使いジョセフィーヌの庭師を丸めこみ球根を盗ませたのです。しかし、この事はすぐにバレて、ジョセフィーヌの逆鱗に触れます。庭師と貴婦人はジョセフィーヌによって追放されたのです。この事件がきっかけで「裏切り」という花言葉が付いたとされています。美しさは欲望に変わり果ては人間関係も変えてしまうのですね。
メキシコの国花、ダリア
ダリアは15世紀頃のアステカ帝国(現在のメキシコ)で神聖な花として栽培されていました。古くから高原地帯に自生していたダリアが、メキシコの国花とされています。メキシコのもっとも尊敬されている大統領ベニート・ファーレスを称える意味をもつ品種のダリアもあるそうです。
ダリアの歴史
ダリアは、日本には天保12年(1842年)にオランダ船によってもたらされたと言われています。日本に入ってきた頃は天竺牡丹(テンジクボタン)と呼ばれ、ごく一部の地域で栽培されていました。明治の中頃になると、盛んに栽培されるようになり、明治の末にはダリア品評会も開催されていたそうです。その後、日本ダリア会が設立されました。現在は家庭ではもちろん、ダリア園も多くあり、たくさんの種類を見ることができます。
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