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アルケミラモリスとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

  • アルケミラ・モリス
  • アルケミラモリス
植物名
アルケミラモリス
学名

Alchemilla mollis

英名
Lady's mantle
和名
西洋羽衣草
科名
バラ科
属名
ハゴロモグサ属(アルケミラ属)
原産地
ヨーロッパ

アルケミラモリスの特徴

アルケミラモリスは、バラ科ハゴロモグサ属の多年草です。明るい若草色の葉が美しく、初夏に咲く黄緑色の小花も可愛らしい植物です。ハーブではレディスマントル( Lady’s mantle )という名で流通しています。明るい半日陰を好む植物で、直射日光が当たり過ぎると葉焼けを起こしてしまうこともあります。半日陰に強く、優しい葉の色が魅力で、シェードガーデンを明るく彩ってくれます。

 

アルケミラモリス

アルケミラモリスは、葉の両面にうっすらと軟毛があるのが特徴で、学名の Alchemilla は「柔らかい絹状の毛」という意味です。この軟毛が水をはじくので、雨上がりや水やりの後には、葉の上に雨粒を光らせる美しい姿を見ることができます。

アルケミラモリスの仲間は、世界中に分布し、100~1000種あるといわれています。日本には、アルケミラモリスの仲間のハゴロモグサ1種のみが自生していますが、自生地は限られていて、絶滅が危惧される植物です。ハゴロモグサという和名は、英名の Lady’s mantle にちなんでいます。

アルケミラモリスの詳細情報

園芸分類 草花、ハーブ
草丈・樹高 20~60cm
耐寒性 普通
耐暑性 弱い
耐陰性 やや強い
花色 黄緑色
開花時期 5月~6月

アルケミラモリスの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花
植え付け

アルケミラモリスの栽培環境

日当たり・置き場所

風通しの良い半日陰を好みます。落葉樹の足元のような、秋から春は日が当たり、夏は木陰になる場所が適しています。高温多湿に弱いので、蒸れないように管理します。

用土

水はけの良い土壌を好みます。

鉢植えは、市販の山野草用の土で問題なく育てられます。

アルケミラモリスの育て方のポイント

水やり

庭植えは、特に必要ありません。乾燥が続くような時は、様子を見て水やりしましょう。

鉢植えは、表土が乾いたらたっぷりと水やりします。

肥料

植え付け時に元肥を混ぜておけば、特に必要ありません。株の生育が悪いと感じたら、春の3月~4月と秋の9月~10月に緩効性肥料を施します。

鉢植えは、春の3月~4月と秋の9月~10月に施肥を行いましょう。

病害虫

蒸れにより、株元が傷むことがあります。夏は風通し良くなるように管理してください。

アルケミラモリスの詳しい育て方

選び方

株元から葉が出ていて、葉の数の多いもの、徒長していない株を選びましょう。

植え付け

植え付け適期は、3月~5月と9月~10月です。水はけの良い土壌に、元肥をすき込んで植え付けてください。

剪定・切り戻し

花が終わったら、花茎を根元から切り取ります。梅雨から夏の蒸れが心配な季節は、株元の色の悪くなった葉を摘み取るなど、風通しが良くなるように管理してください。

植え替え・鉢替え

植え替え適期は、3月~5月と9月~10月です。鉢底から根が見えるようになったら、一回り大きな鉢に植え替えます。

アルケミラモリス

アルケミラモリスは、初夏に小さな黄緑色の花を咲かせます。花は切り花でも流通しています。

夏越し

夏は蒸れに注意して、風通し良く管理してください。

冬越し

冬も葉が残ることはありますが、多くは地上部が枯れたようになって休眠します。特に必要な作業はありません。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

植え替えのタイミングで、株分けをして増やすことができます。

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