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サルビア・スペルバとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

  • サルビア・スペルバ ボルドー
植物名
サルビア・スペルバ
学名

Salvia x speruva

科名
シソ科
属名
アキギリ属

サルビア・スペルバの特徴

サルビア・スペルバは、S. amplexicaulis S. nemorosaを交配して作られた園芸品種の宿根サルビアの一種です。スペルバという名前ではなく、「ボルドーブルー」「メローブルー」「ローズクィーン」などの品種名で流通していることが多いようです。

すっと伸びる花穂に小さな花をたくさんつけ、葉の色との色合いも美しく、庭や花壇に植えると効果的です。宿根サルビア類の中ではコンパクトな姿で、株が暴れにくく直立して生長し、丈は50cm程度に収まります。

暑さ寒さの両方に強く、花つきも良く、初夏から初冬までの長期間開花します。最近は夏苗の流通が始まるのが早いため、3月頃から開花株を見かけますが、植え付け2年目以降の一番花は初夏の頃です。バラの開花時期と重なるため、バラの下草として植えても見栄えがします。

サルビア・スペルバの詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 30~50cm
耐寒性 強い
耐暑性 強い
花色 紫、ピンク、白
開花時期 5月~11月

サルビア・スペルバの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
開花

サルビア・スペルバの栽培環境

日当たり・置き場所

サルビア・スペルバは、日当たりと風通しの良い場所を好みます。明るめの半日陰程度の場所までなら栽培可能ですが、日当たりが良い方が花つきは良くなります。

用土

水はけの良い土が適しています。一般的な草花類が育っている土なら問題なく植え付け可能です。

鉢植えで育てる場合は、草花用の培養土やハーブの土を利用するとよいでしょう。

サルビア・スペルバの育て方のポイント

水やり

地植えは、根付いてからは水やりの必要はありません。

鉢植えは、鉢の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出てくるくらいたっぷりと水やりをしましょう。

冬のサルビア・スペルバは、地域によって落葉する場合と半常緑で越冬する場合があります。鉢植えは水やりを忘れないようにしましょう。

肥料

地植えは、やせ地でない場所ならほぼ不要な場合もあります。植え付け時に腐葉土か堆肥を元肥として入れて植え付け、その後は花色や花つきを見て判断するとよいでしょう。

鉢植えは、春と秋に緩効性肥料を与える他、花期が長いため花つきを見ながら液体肥料を開花期間中に併用するとよいでしょう。

病害虫

目立った病害虫の害はありません。

サルビア・スペルバの詳しい育て方

選び方

下葉まできれいな葉がついた、つぼみがたくさんついている姿の良い苗を選びましょう。

植え付け

春と秋が植え付け適時です。真夏に植え付けると、根付くまでの間、水切れを起こすことがあるので注意しましょう。

剪定・切り戻し

花が一通り終わったら、全体的に切り戻しをすると、再び返り咲きます。

植え替え・鉢替え

鉢植えは、1年に一回、根が回ったら一回り大きな鉢に植え替えるか株分けをしましょう。植え替え適時は春か秋です。

サルビア・スペルバの一番花は、温暖地では初夏ごろから開花します。花後、花穂の下の1~2節をカットしておくと、返り咲き、温暖地だと初冬まで咲いていることもあります。

夏越し

鉢植え栽培は、真夏の水切れに注意しましょう。

冬越し

サルビア・スペルバは、冬は葉を落とすことが多いですが、春になると芽吹きが始まります。温暖地では冬も開花が続くことがありますが、株のためには冬前に株元で切り戻し、休ませた方がよいでしょう。

 

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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