トキワツユクサ(ミドリハカタカラクサ)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- トキワツユクサ(ミドリハカタカラクサ)
- 学名
Tradescantia fluminensis
- 英名
- wandering jew, River spiderwort
- 和名
- 常盤露草
- 別名・流通名
- ミドリハカタカラクサ(緑博多唐草)、ノハカタカラクサ(野博多唐草)
- 科名
- ツユクサ科
- 属名
- ムラサキツユクサ属
- 原産地
- 南アメリカ
トキワツユクサ(ミドリハカタカラクサ)の特徴
トキワツユクサは、ツユクサ科ムラサキツユクサ属の多年草。ミドリハカタカラクサや、ノハカタカラクサという名前でも呼ばれます。水分の多い葉茎が特徴で、葉の表面には光沢が、茎には細かい毛があります。5月~8月に咲かせる白い花は、小さく可憐で、観賞価値があり、古くに園芸植物として渡来したものが、各地で野生化している外来種です。トキワ(常盤)と名に付きますが、耐寒性が弱く、日本では冬に地上部が枯れたようになって越冬します。
明るい半日陰を好み、自生します。種子ではなく、茎などから根を出して増えていくので、横に広がるように繁茂します。繁殖力が非常に強いため、グランドカバーとして利用される反面、駆除が困難な雑草とされています。花壇や鉢植えで育てているものから落ちた茎から根付き、植えた覚えのない場所で育っていくこともあるので、育てる際には注意が必要です。冬に地上部が枯れてなくなりますが、春にはまた芽吹いてくるので、増やしたくないのであれば、根から抜き取るようにしましょう。
トキワツユクサ(ミドリハカタカラクサ)の詳細情報
園芸分類 | 草花 |
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草丈・樹高 | 40~60cm |
耐寒性 | 普通 |
耐暑性 | 普通 |
花色 | 白 |
開花時期 | 5月~8月 |
トキワツユクサ(ミドリハカタカラクサ)の育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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開花 |
トキワツユクサ(ミドリハカタカラクサ)の栽培環境
日当たり・置き場所
明るい半日陰を好みます。
用土
あまり土壌を選びません。
鉢植えは、市販の園芸用培養土で問題なく育てられます。
トキワツユクサ(ミドリハカタカラクサ)の育て方のポイント
水やり
根付いてからは降雨に任せます。
鉢植えは、表土が乾いたらたっぷりと水やりします。
病害虫
特に目立った病害虫の被害はありません。
トキワツユクサ(ミドリハカタカラクサ)の詳しい育て方
選び方
葉の色つやが良く、徒長していないものを選びましょう。
植え付け
春の暖かい日に行います。真夏や真冬の植え付けは、株に負担をかけるので避けてください。植え付け後は、たっぷりと水やりします。
剪定・切り戻し
伸びすぎたと感じたら、適宜剪定を行います。落ちた茎から根付いていく性質があるので、増やしたくないようであれば、剪定後の葉茎を処分するようにしてください。
植え替え・鉢替え
植え替えは、春の暖かい日に行います。鉢底から根が見えるようになったら、一回り大きな鉢に植え替えましょう。真夏や真冬の植え替えは、株に負担をかけるので避けてください。
花
トキワツユクサは、5月~8月に小さな白い花を咲かせます。花びらのように見える部分は、厳密には苞です。
冬越し
地上部が枯れたようになって越冬します。特に必要な冬越しの作業はありません。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
挿し木で増やすことができます。