- サンゴシトウ(ヒシバデイゴ)は、マメ科デイゴ属の落葉高木。19世紀にオーストラリアで、木本のアメリカデイゴと草本のエルトリナ・ヘルバケアを掛け合わせて作られた交雑種です。植物学者J.C.Bidwillが作出したことから、学名に彼の名前が記されています。挿し木で増やせるので、世界中の暖地で育てられるようになりました。日本でも暖かい地域の公園や街路に植えられています。 サンゴシトウ(ヒシバデイゴ)は、樹高は通常4~6m、たまにそれ以上になることもあります。花は暗い赤紫色、花は大きく開かず、細い筒のようなフォルムをしています。葉は光沢のない濃いグリーン、先端の尖った菱型に近い卵型です。 サンゴシトウという名前は、中国名の珊瑚刺桐を日本語読みしたものとされています。別名のヒシバデイゴは、葉の形が菱型のデイゴの種類という意味です。