イチリンソウ
- イチリンソウは、4月~5月に山野や林縁で白い可憐な花を咲かせるキンポウゲ科の多年草。花弁に見えるのは萼片で、葉と葉の間から1輪の花を咲かせることが名前の由来です。花の開花後は地上部からは姿を消し、地上部で存在を確認できるのは一年のうち、わずかな期間であることから、スプリングエフェメラルや春植物とも呼ばれます。 イチリンソウの仲間で、一つの花茎に2つの花を咲かせるニリンソウ、3つの花を咲かせるサンリンソウという植物があります。ニリンソウは葉柄を持ちませんが、イチリンソウ、サンリンソウは葉柄があるので見分けることができます。 ニリンソウの若芽は山菜として利用されますが、イチリンソウは全草に有毒成分が含まれているため、食用には利用できません。