猫草(ネコグサ)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑

  • 和名:猫草 英名:cat grass 猫草とは 猫草、キャットグラス、ペットサラダなど様々な呼び方で流通している猫草。「猫草」という名前の植物はありません。 猫草とは、イネ科の植物の若い芽です。特に1種類の植物に限ったものではありません。大麦や燕麦といったイネ科の植物の新芽が「猫草」という名前で流通しています。
植物名
猫草(ネコグサ)
学名

Avena sativa, Hordeum vulgare

英名
Cat grass
和名
猫草
別名・流通名
ペットプランツ、ペットサラダ、キャットプランツ
科名
イネ科
属名
カラスムギ属、オオムギ属
原産地
ヨーロッパ

猫草(ネコグサ)の特徴

猫草は、ペットに与えるための草として販売されているもので、特定の植物の名前ではありません。主に燕麦や大麦といったイネ科の植物の新芽が「猫草」として流通しています。本来、草丈100cm以上まで生長するような植物を小さな鉢で芽吹かせ、その柔らかい新芽をペットに与えるという、言わばスプラウトのようなものです。

猫草をペットに与えるメリットは、毛玉の排出やストレス発散などがあるようです。必ず食べさせないといけないというものでもなく、ペットが好むようであれば与え、興味を示さないとか、嫌がるようであれば与える必要はありません。

猫草は、種から育てるキットや、芽吹いた状態のポット苗で流通しています。乾燥に弱いので水を切らさないように気をつけながら、日当たりの良い室内で管理しましょう。

猫草(ネコグサ)の詳細情報

園芸分類 芝・グラス
草丈・樹高 10~20cm程度
耐寒性 弱い
耐暑性 やや強い

猫草(ネコグサ)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき
植え付け
収穫

猫草(ネコグサ)の栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりの良い室内で管理します。

用土

購入時のポットのまま管理しましょう。植え替える必要はありません。

種からの栽培キットを購入した場合は、同梱されている用土を使用してください。あるいは市販の野菜用培養土でも問題なく育てられます。

猫草(ネコグサ)の育て方のポイント

水やり

土の表面が乾いたら、霧吹きなどでたっぷりと湿らすように与えます。発芽までは湿り気を必要とするので、水切れを起こさないように管理しましょう。

発芽後は表土が乾いたらたっぷりとみずやりします。霧吹きで葉水を与えるのもよい方法です。

肥料

特に必要ありません。ペットが食べつくしてしまったら、新しいものを育てるようにしましょう。

病害虫

特に目立った病害虫の被害はありません。

猫草(ネコグサ)の詳しい育て方

選び方

葉先の茶色くなっているものは避けましょう。葉が青々として太く、丈の短いものが良い苗です。

種まき

栽培キットや種の袋に記載されている手順に従って種をまくのが失敗のない方法です。

植え付け

気温が15℃を下回ると生育、発芽率ともに悪くなるので、春から夏の間に植え付けと種まきを行います。ペットが食べやすい鉢、プランターに植えましょう。

収穫

7~8cmまで育ったら「食べごろ」です。プラスチックの軽いプランターは倒されて土が飛び散ることがあります。やや重い容器で育てる方がよいでしょう。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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