ディルの育て方・栽培|植物図鑑

植物名
ディル
学名
Anethum graveolens
英名
Dill
和名
イノンド
科名
セリ科
属名
イノンド属
原産地
インド・アフリカ

ディルの特徴

ディルは独特の風味で、魚料理やハーブビネガーなどに使われているハーブです。細かく刻んで、ドレッシングやマヨネーズなどの調味料にも使えます。ディルは葉以外に、種もピクルスなどに利用されています。ディルは種からでも苗からでも育てることができますが、一回の料理で大量に使うハーブではないので、自宅で料理に使う用途であれば、1株でも十分に楽しめることから、苗での購入の方が一般的です。

ディルの詳細情報

園芸分類 ハーブ
草丈・樹高 60cm~1m
耐寒性 強い
耐暑性 弱い
花色 黄色
開花時期 5~7月

ディルの種類

ディルとフェンネルの違い

見た目がとても似たハーブ、ディルとフェンネル。見た目の違いは、葉はディルの方が葉の密集度が高いです。植物的には同じセリ科ですが、ディルはイノンド属、フェンネルはウイキョウ属です。また、ディルは一年草、フェンネルは多年草です。ディルとフェンネルを近くで育てると交雑しやすいので植え場所には注意しましょう。

ディルの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき
植え付け
開花

ディルの栽培環境

日当たり・置き場所

ディルは日当たりがよく風通しのよい場所に植えましょう。また同じセリ科のディルとフェンネルを近くで育てると交雑しやすいので植え場所には注意しましょう。

用土

水はけがありつつ、水保ちもよい土が適しています。

ディルの育て方のポイント

水やり

地植えのディルは、根付いてしまえば水やりの必要はありません。鉢植えのディルは、鉢の表面が乾いたらたっぷりと水を与えるようにします。ディルは乾燥には弱いので、完全に水が切れないように注意しましょう。

肥料

真夏以外は、月2回程度、液体肥料を施します。

病害虫

ディルは病害虫には強いハーブですが、キアゲハがディルを好み、夏になると飛来して卵を産み付けます。幼虫が孵化すると、あっという間に葉を食べられてしまうので、

ディルの詳しい育て方

選び方

葉の色が生き生きとした緑色のものを選びましょう。ディルは、同じセリ科のフェンネルと見た目がとても似ています。二つを比べて、葉の密集度が高いのがディルです。ぱっと見だと1点では見分けがつきにくいので、プランツタグをよく見て購入しましょう。

種まき

春か秋に種まきをします。ディルは直根性のため、直まきが最適です。大きくなるので、株と株の間を30cm程あけて3~4粒ずつ種をまきます。土はごく薄くかけます。土を手で押すようにおさえてから、種が流されないように優しく、水たっぷりとあげます。発芽まで、土が完全に乾かないように注意しながら水を与えましょう。ディルは春と秋に種まきができますが、春まきは収穫できるまでの期間が短いので、秋まきの方が一般的です。

植え付け

ディルは移植を嫌う直根性の植物なので、一番いいのは種で直播することですが、苗で植え付ける場合は、根を崩さないようにして植え替えましょう。苗で購入する場合は、徒長していないしっかりとした苗を選びましょう。

直根性とは・・・
根っこが地中深く枝分かれすることなく、まっすぐに伸びていく性質のことをいいます。 地中深く伸びた後に分岐するものもありますが、基本的には太い根が下に伸びていく性質です。 そのため直根性の植物は、太い根を少しでも痛めてしまうと植物のダメージが大きく、うまく根付きません。 このことから植え替えの時に注意が必要な植物と言えます。買ってきた苗を植え付ける際には、根をほぐさず、そのまま土に埋める感じで植え替えましょう。

仕立て方

ディルは背丈が高くなるので、伸びてくる前に支柱を立てて風対策をしましょう。

摘芯(摘心)・摘果

ディルの丈が20cmくらいまで生長したら摘心して脇芽の生長を促します。

剪定・切り戻し

ディルの丈が20cmくらいまで生長したら、新芽の先を摘み取ると、そこから枝分かれして収穫量がアップします。適度に切り戻したディルと一度も切り戻さないものでは丈がかなり違うと同時に、葉の収穫量もかなり違いがでます。

植え替え・鉢替え

ディルは一年草のため植え替えの必要はありません。

ディルの花は初夏に黄色い花が開花します。花の後の種もピクルスなどに利用されています。花が咲いて種子が出来ると葉は堅くなり枯れていくので、料理用に育てているのならば、花は極力咲かせず、葉をどんどん収穫した方が、長い期間収穫できます。ディルの花は切り花としても楽しむことができます。

収穫

ディルの草丈が20~30cm以上になったら収穫可能です。セリ科のハーブは、内側に新芽ができるので、外側の葉から収穫していきましょう。葉を利用したい場合は、花芽を摘んで花を咲かせないようにすると長期間、葉が収穫できます。ディルを伸ばし放題にして、花を咲かせると寿命は短くなります。

夏越し

ディルは暑さに強いハーブなので、特別な夏越しの必要はありませんが、水切れを起こさないように気を付けましょう。

冬越し

ディルは一年草のため冬越しの必要はありません。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

ディルは一年草なので種で増やすことができます。種を採るのが目的の場合は、近くにフェンネルを植えないようにしましょう。交雑してしまう可能性があります。ディルはこぼれ種でも発芽するくらい繁殖力は強いハーブです。

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