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プリンセチア ホットピンクとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
プリンセチア ホットピンク
学名

Euphorbia pulcherrima

英名
Princettia
科名
トウダイグサ科
属名
ユーフォルビア属
原産地
メキシコ

プリンセチア ホットピンクの特徴

花のブーケのような愛らしい見た目と、かわいらしい色合いが人気のプリンセチア。ポインセチアと比べ、プリンセチアは丈夫なため長く楽しめます。

プリンセチアは、華やかなピンクの葉が隙間なく広がるユーフォルビアの新品種です。プリンセチアという商品名は、プリンセスのような華やかな印象と、ポインセチアを組み合わせて「プリンセチア」と名付けられました。花言葉は「思いやり」。

ホットピンクはコンパクト系シリーズ。 華やかなピンクの苞と可愛らしい草姿が特徴です。 明るく元気な印象のホットピンクの苞が美しい品種です。

プリンセチア ホットピンクの詳細情報

園芸分類 観葉植物
耐寒性 やや強い
耐暑性 やや強い
花色 ピンク(濃淡)、赤、白

苞とサイアチア

ピンクや白に色づいている花のようにみえる部分は苞(ほう)と呼ばれ、花の基部にあり葉が変形したものです。その中心にある小さな丸い粒が花であり、これをサイアチアと呼びます。

ピンクリボンに協賛

サントリーフラワーズはピンクリボン運動に協賛しており、プリンセチアの売上の一部は、日本乳がんピンクリボン運動の『J.POSHピンクリボン基金』に寄付されています。

 

プリンセチアの受賞歴

プリンセチアはこれまで国内外において多くの賞を受賞しています。

・2009年
日本フラワーオブザイヤー「最優秀賞」受賞

・2009年
オーストラリア「Green Expo Sydney」ゴールドメダル受賞

・2010年
園芸展示会「Salon du Vegetal」ゴールドメダル受賞

・2010年
ポインセチアフェア大賞受賞

・2014年
IPM Innovations “Flowering House Plants(室内花鉢)”部門グランプリ受賞

・2015年
国際フラワーEXPO(IFEX)フラワー大賞鉢物部門グランプリ受賞

プリンセチア ホットピンクの栽培環境

日当たり・置き場所

冬の間は、10℃~25℃を保つことのできる室内の日当たりの良い場所が適しています。
また、暖房などの空調の風が当たるところは避けましょう。

温度

植物自体は5℃程度までは耐えますが、室外で楽しむ場合は最低気温に注意し、10℃を下回るようでしたら室内に入れましょう。

プリンセチア ホットピンクの育て方のポイント

水やり

土の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水やりをしましょう。冬は午前中からお昼ごろまでの暖かい時間に水やりをすることをおすすめします。
土が乾いていないにも関わらず、水を頻繁にやってしまうと根腐れなどにより枯れてしまうことがありますので注意しましょう。反対に、葉や苞が垂れてくるほど水をあげずに乾かしてしまうと、葉が黄色く変色して、下の方から落ちていってしまいます。
翌年もそのまま育てたい場合は、初夏からは水をよく吸い上げるようになるので、水不足に注意しましょう。

肥料

苞が色づいている間は特に与えなくても問題ありません。
翌年も育てたい場合、5月~10月の生育が盛んな時期は液体肥料を1週間に1回程度与えてください。
肥料の使い方に関しては、記載されている肥料の使用方法、濃度、頻度を参考にしてください。

プリンセチア ホットピンクの詳しい育て方

選び方

プリンセチアは色や咲き方によって印象がとても異なる植物です。お部屋の雰囲気や自分の好みに合った種類を選びましょう。

冬越し

最低気温が15℃を下回ったら室内に入れ、できるだけ日当たりの良い場所で育ててください。

翌春に新芽が吹き始めたら。剪定や切り戻し、植え替えについて

5月~6月頃

日が長くなり暖かくなると新芽が吹き始めます。しばらくはそのまま放っておき、5月~6月頃に枝分かれしている部分から5cm程度のところ(枝の節を3節以上残すくらいのところ)まで切り戻しましょう。

切り戻し後は、一回り大きな鉢に植え替えましょう。根鉢の1/3ほど崩して植え替えるとよいでしょう。土は新しいものに替え、水はけの良い土を使用してください。

7月下旬~8月上旬頃

さらにボリュームを出すために、伸びすぎた枝やこみ合っている部分の枝などを切って樹形を整えましょう。

最低気温が15℃を下回ったら室内に入れ、できるだけ日当たりの良い場所で育ててください。

再び色付かせるには

プリンセチアは短日(日長時間10時間程度以下)になると苞(花のような部分)が色づく植物です。室内の蛍光灯や街灯など、人工の明かりに影響されない自然の日長下であれば、11月下旬から12月上旬頃に苞が色づきます。

人工の明かりにどうしても影響されてしまう場所では、短日処理を行うことによって苞を色づかせることができます。 9月上旬頃から約2ヶ月の間、毎日かかさず17時頃になったらダンボールなどをかぶせ光を完全に遮り暗くし、朝8時頃になったら取り外し日光に当てるという作業を繰り返します。

色づくまでの間は、気温が15℃を下回らないようにすると苞の色がよりきれいに仕上がります。温度が低くなると苞が小さくなってしまったり、色づきが遅くなったりすることもあります。

  • 監修者:サントリーフラワーズ

サントリーフラワーズ(株)では、花を「人々の生活に潤いをもたらし、心の健康をもたらすもの」と位置づけ、サントリー(株)の酒類・食品分野で培った基礎研究を応用した植物の研究開発を行うとともに、“花のあるくらし”を提案してきました。
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