ラセンイの育て方|植物図鑑

植物名
ラセンイ
学名

Juncus effusus ‘Spiralis’

英名
corkscrew rush
和名
螺旋藺
科名
イグサ科
属名
イグサ属
原産地
温帯

ラセンイの特徴

ラセンイはイグサの突然変異によって生まれた園芸品種になります。

イグサの和名は「イ」と言い、ラセンイはその名の通り葉が螺旋状になったイになります。

先ほど葉が螺旋状になったと言いましたが、実は葉のように見えるのは花茎で、葉は花茎の基部にあり葉鞘(ようしょう:茎を鞘のように包み込む葉のこと)となっています。

花茎であるため、ラセンイにもイグサと同じような小さな白い花を咲かせます。

耐寒性も強いとは言えませんが、霜が降りなければ屋外越冬可能なので観葉植物の中では育てやすい部類に入るでしょう。

しかし乾燥に非常に弱く、荒木田土などに植え込み越水で常に土が湿っている様にして管理する必要があります。

ラセンイの詳細情報

園芸分類 観葉植物
耐寒性 普通
耐暑性 強い
耐陰性 あり
花色

ラセンイの栽培環境

日当たり・置き場所

ラセンイは日光を好むため直射日光の当たる日当たりのいい場所でも問題なく育ちます。しかし耐陰性もあるため、真夏などの日光が強すぎる時期は半日陰や明るい日陰などに移動して葉焼けをしないように対策すると良いでしょう。
乾燥に弱い為、乾燥しやすい場所に置くのはNGです。受け皿などを使って越水で管理すると良いでしょう。

温度

基本的に霜が降りなければ屋外越冬ができます。鉢植えなどにして育てており、移動が可能ならば外気温が10℃前後になったタイミングで暖かい室内に移動させるのが良いと思います。

用土

ラセンイは乾燥に弱いため、荒木田土などの田土を使うのがおすすめです。田土が手に入らない場合はケト土などもおすすめです。

ラセンイの育て方のポイント

日常の管理

受け皿に古い水をずっと溜めているとコバエが発生する原因となるので、毎日水を交換した方が良いでしょう。

水やり

腰水で管理するため水やりを行うことはあまりないかもしれませんが、土の表面が乾燥していたらすぐに水やりを行ってください。

肥料

特に必要ありませんが、緩効性の置き肥を成長期(真夏を除く春~秋)に与えると良く育ちます。

病害虫

【ハダニ】
黄緑や赤い体色をした0.5mmほどの小さな害虫です。葉の裏側に潜み吸汁します。ハダニに吸汁された箇所は白い斑点状になるのですぐ分かります。そのまま放置しておくと最悪の場合枯れてしまいます。

【アブラムシ】
アブラムシは2~4mmほどの小さな害虫です。幼虫、成虫ともに葉や蕾を吸汁します。群生していることが多く、早めに対処しないと手遅れになる場合があります。
アブラムシはスス病などのウイルス病の媒介者で、吸汁されてしまうとそこからウイルスがラセンイの中に侵入し、病気を発症させます。
また、小さな株は発症しなくても吸汁されたことで体力がなくなり、そのまま枯れてしまう場合があります。

【カイガラムシ】
3mmほどの小さな虫で、白い綿毛のようなものを背負っています。吸汁して生長していくと、身体からワックスなどを分泌し、身体を守ろうとします。
カイガラムシに吸汁されると株が弱ってしまい、そのまま枯れてしまうことがあります。

【ナメクジ】
葉や花芽など、食べれる場所ならどこでも食害する性質の悪い害虫です。
外に出していると寄ってくる場合があるので、注意してください。
大食漢でもあるので、梅雨時などナメクジが発生しやすい時期は夜に見回りをしてください。
少し食害された程度なら生長に問題はありませんが、小さい株の場合は葉の大半を食害されたり、生長点を食害されると枯れてしまう可能性があります。

【ダンゴムシ】
柔らかい花芽や新葉、根、発芽したての株を食害します。ナメクジより食害される可能性は低いですが、外で管理しており地面の近くにラセンイを置いている場合は注意が必要です。

【バッタ】
イナゴなどのバッタは葉の硬さに関係なく食害します。また、食害する量も多いので気付かないでいると手遅れになっていることがあります。
割り箸などで見つけ次第捕殺してください。防虫ネットも有効です。

ラセンイの詳しい育て方

選び方

ラセンイを買う時は必ず病害虫に注意してください。
ハダニやアブラムシ等が付着している株を買ってしまうと後々ラセンイが弱ってしまったり、最悪の場合他の植物へ付着してしまう可能性があります。

植え付け

植え付けは8月~9月の暖かい時期に行うのがおすすめです。 7月以降に植え付けを行う場合は猛暑日は避けるようにします。
根が出ていない場合は、根が出るまで常に土が湿っているようにしてください。

植え替え・鉢替え

ラセンイは植え替えをしないでいると鉢が根でパンパンになってしまい根詰まりを起こしてしまいます。
そのため、環境にもよりますが2~3年に1度1回り大きい鉢に植え替えをする必要があります。
水はけの良い土を使って植え替え、鉢底にはしっかりと鉢底石を入れてください。
植え替え時期は8~9月頃が最適です。

夏越し

日光になるべく当てるようにしてください。葉焼けをしてくるようならば遮光しましょう。
水やりは土の表面が乾いたら夕方~夜にたっぷり与えてください。
午前中に行うと暑くなり煮えてしまいます。 活力剤を1000倍に希釈して水やりの2~3回に1度のペースで行うと夏バテを防止できます。

冬越し

気温が10℃以下になったら生長が緩慢になるので、水やりを土が完全に乾燥してから行うようにしてください。
気温が0℃を切ると枯れてきてしまうので、切らないように10℃前後になったら室内に入れるか、温室内でファンヒーターなどを使って保温してください。
ファンヒーターなど暖房器具を使う場合は火事に注意してください。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
LOVEGREEN編集部アカウントです。編集部のスタッフが監修をしています。
監修している植物一覧を見る

人気の植物ランキング