オイスターリーフとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
オイスターリーフ
学名

Mertensia maritima

英名
Oyster plant
和名
ハマベンケイ
別名・流通名
シー・ブルーベルズ、オイスタープラント
科名
ムラサキ科
属名
ハマベンケイ属
原産地
スコットランド、北米

オイスターリーフの特徴

オイスターリーフは、ムラサキ科の多年草の葉もの野菜です。葉が牡蠣の風味がすることからオイスターリーフと呼ばれています。今のところ野菜としての流通は極わずか。苗としては最近徐々に流通するようになりました。

オイスターリーフは、スズランに似た形の美しい水色の花が初夏に開花します。葉もきれいなシルバーリーフのため、食用としてだけではなく園芸用としても観賞価値があります。日本のような高温多湿の気候を好まないため、秋から夏までの一年草として扱われる場合があります。夏を越すことができれば、多年草として2~3年で大株に生長します。

オイスターリーフの葉は、生でサラダや牡蠣の香りに合う食材の付け合わせの葉ものとして利用できます。生で香りが気になる場合は軽く炒めてもよいでしょう。

 

 

オイスターリーフの詳細情報

園芸分類 野菜
草丈・樹高 20~40cm
耐寒性 強い
耐暑性 普通
花色 水色
開花時期 5月~7月

オイスターリーフの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花
種まき

オイスターリーフの栽培環境

日当たり・置き場所

オイスターリーフの栽培は、日当たりと風通しの良い場所が適しています。半日陰程度なら栽培可能です。

用土

やや酸性の土壌が適しているため、自分で土をブレンドする場合は、鹿沼土に富士砂や桐生砂を混ぜて作りましょう。ブルーベリー用の培養土も向いています。ただし、市販のハーブや花、野菜用の培養土でも育てることは可能です。

オイスターリーフの育て方のポイント

水やり

地植えの場合は、降雨に任せても問題なく育ちます。梅雨時の蒸れに弱いので注意し、乾燥気味に管理します。

鉢植えの場合は、鉢の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えましょう。

肥料

元肥として緩効性肥料等を少なめに施します。肥料は少なめで育ちますが、葉が黄色くなるなどの症状が見られる場合は月1回程度追肥しましょう。

病害虫

肥料分が多いとアブラムシにやられることがあります。

オイスターリーフの詳しい育て方

選び方

株元の葉が傷んだり、黄色くなっていない葉の色のきれいな苗を選びましょう。

種まき

オイスターリーフの発芽率は30%台と、一般的な野菜や草花より低めです。園芸初心者の方は苗からの栽培の方がよいでしょう。

種まきの時期は春か秋です。育苗ボックスに種をまいて発芽したらポット苗に移植します。もしくはポット苗に直接まいて良い芽を残すのが簡単な方法です。

植え付け

ポット苗の根が鉢底まで回ってきたら定植します。

オイスターリーフは、真夏の高温多湿にとても弱く、高温期に立ち枯れが起こりやすくなるため、畑栽培の場合はできるだけ高植えにします。

植え替え・鉢替え

オイスターリーフは梅雨や長雨、真夏を無事に越すことができれば多年草化します。鉢植えで育てている場合は、一年に一度植え替えをしましょう。

オイスターリーフの花

初夏に透明感のある澄んだ水色の花が茎の先に開花します。花もエディブルフラワーとして利用することができます。

収穫

葉に勢いがあれば、いつでも収穫可能です。花もエディブルフラワーとして利用できます。一通り花が終わったら、花茎を切り戻しておくと返り咲きすることもあります。

夏越し

日本の猛暑や梅雨が苦手なので、梅雨前までの一年草になることもあります。梅雨から夏は、半日陰程度の雨が当たりすぎない木陰や軒下などで管理しましょう。

冬越し

オイスターリーフは多年草です。冬場は生長が止まるか穏やかになりますが、春になると株元から芽吹いてきます。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

種まきで増やすことができます。種を取りたい場合は、花が終わったら花がらをそのままにしておくと、種を収穫することができます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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