【冬にシックな色合いに変化するカラーリーフ】ヘーベ
とまつあつこ
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ヘーベ
寄せ植えを素敵に仕上げる名脇役プランツ、今回ご紹介するのは「ヘーベ」。ゴマノハグサ科の半耐寒性常緑低木です。
ヘーベは様々な種類がありますが、今回紹介するヘーベはカラーリーフとして葉色も楽しめる斑入りのヘーベです。
ヘーベは秋冬になり温度が下がるとともにシックな色合いに葉色が変わります。緑からピンク→赤→紫に変化するものや、緑から薄茶→赤茶→こげ茶に変化するものなど、品種によって様々です。
この写真は、ヘーベの春の葉色です。春になるとこのような爽やかな緑色の斑入り葉に戻り、夏の初め頃には小さな紫色の花が咲きます。ヘーベは一年を通じて色々な表情が楽しめるところがとても魅力的です。
日当たりと水はけの良い場所を好みます。半耐寒性植物なので、関東以西では強い霜に当たらなければ屋外で冬越しできます。暑い時期の高温多湿が苦手なので、風通しの良い涼しい場所で夏越しが上手にできると周年楽しめます。
へーべは、秋から春にかけての寄せ植えやハンギングバスケットのアクセントにぴったりです。株分けして何ヵ所かに分けて使うこともできます。低温になるほど深く美しい色合いに変化する姿を見るのも楽しみの一つです。秋から春に咲くハボタン、ビオラ、スイートアリッサムなどと組み合わせると長い期間楽しめます。
写真の寄せ植えには2種類のヘーベを株分けして配置しています。スキミアもプラスして高さを出しました。寒い間はしっとり落ち着いた雰囲気ですが、春になるとヘーベは緑色の斑入り葉に変化し、スキミアのプチプチした赤い蕾からは白い小さな花が次々と咲きます。ビオラのボリュームも増し、徐々に雰囲気が変わっていくのもワクワクしますね。
今回紹介したへーべは、微妙に違う色合いの斑入り品種があるので、お店でへーべの葉色の美しグラデーションに出会うとどの色にするかいつも迷います。微妙な色の違いで寄せ植えの仕上がりがかなり変わるから迷うのですが、ヘーベは気温で葉色が変化するのでそんなに迷わないで直感で決めてもいいのかなとも思ってしまいます。(笑)
園芸店に行ったら、ヘーべをぜひ探してみてくださいね。
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