アガパンサス|毎年咲く丈夫で涼し気な青い花
とまつあつこ
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アガパンサス
トゥデイズプランツ、今回ご紹介するのは「アガパンサス」。5月~7月頃に花火のような涼やかな青や白色の花を咲かせる、ヒガンバナ科の多年草です。
アガパンサスは、厚みがあるツヤツヤした葉が茂っている中からすっと花首を立ち上げて爽やかな花を咲かせます。本来は日なたを好みますが、半日陰でも適応するなど性質が大変丈夫で育てやすいため、初心者にも育てやすい花です。公園や花壇の植え込みなどによく植えられています。
南アフリカ原産で、小さなユリに似た花をたくさん咲かせることから、英名では「アフリカンリリー」と呼ばれています。また、クンシランに似ている紫色の花を咲かせるため、和名は「紫君子蘭」と付けられています。
花首を立ち上げて伸びる様子はこんな感じです。
アガパンサスは冬でも落葉しない常緑タイプのものと、冬になると地上部が枯れる落葉タイプのものがあります。どちらも花期が近づくと、すっと茎が伸びて背の高いものだと1.5mくらいまで生長します。
病害虫の心配はほとんどありません。まれにアブラムシが付くことがあるので、見つけたらすぐに対処しましょう。
花を包んでいる皮が裂けて、中の花が徐々に顔を出して咲き進みます。毎年、花が少しだけ見えているこの姿を見かけると、「もう少しで咲くね。頑張れ~。」と応援したくなります。
花茎が伸び始めた頃には、まさかこんなに大きくて立派な花が咲くとは想像もつきません。
花全体で見ると、花火のように放射線状に広がった大きな丸い形をしているのですが、その丸い花は花茎の先端から出たたくさんの小さな花で形成されています。そして、ひとつひとつの花をよく見ると形がユリの花に似ています。(ユリ科に分類されることもあります。)
花の形は、花筒の短いもの・細長いもの、星に似た形、ラッパ状などさまざまあります。
アガパンサスは切り花としても大変人気があり、初夏から夏の始まりにかけて流通しています。ひとつひとつの花は小さいのですが、全体としては大きくて一輪でも見栄えがするため、大きな花束やアレンジメントの花材として用いられます。
初夏から夏のジメジメしたり暑い時期は、青色の花を見て涼やかな気分になりましょう。ぜひ、アガパンサスを育ててみてくださいね。
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