ヤブヘビイチゴ|花も実もかわいいグランドカバープランツ
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今回ご紹介するのは「ヤブヘビイチゴ」。日本全国に自生するバラ科の多年草です。
ヤブヘビイチゴ(藪蛇苺)の名は、藪のような場所に自生していることにちなみます。藪というと薄暗い環境をイメージしますが、日当たりが良い場所でも問題なく育っています。日本に自生しているので、暑さ寒さに強く、とても丈夫で扱いやすい植物です。
春には黄色い花が開花。
開花後の初夏に小さな可愛らしい赤い実が実ります。葉だけでもかわいい植物ですが、実りの時期は寄せ植えや足元が一気に華やかに。
春以降、株元からランナーを伸ばし、どんどん増えるので、グランドカバープランツとして利用されるほか、ランナーを生かしてハンギングや寄せ植えの縁に使うと動きが演出できて面白い素材です。
左:ヘビイチゴ 右:ヤブヘビイチゴ
我が家のヘビイチゴとヤブヘビイチゴの実を比べてみました。実の大きさとガクの付き方に違いがあるので見分けるのは簡単です。
左:ヘビイチゴ 右:ヤブヘビイチゴ
花と同じく、葉もヤブヘビイチゴの方が一回り大きめ。ヘビイチゴの葉先は丸め、ヤブヘビイチゴは尖っています。
どちらもランナーで伸びていきますが、伸び方は圧倒的にヤブヘビイチゴの方がスピーディー。あっという間に増え広がります。
園芸店では、斑入り品種なども流通し、ヤブヘビイチゴの名のほかインディアンストロベリーという名で出回っていることも。
とにかく強いので、育てているという認識がないほど……。丈夫でほったらかしにできるグランドカバーをお探しの方にはおすすめです。