葉が虫食いだらけ!家庭菜園の天敵コナガの駆除と対策

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小野寺葉月

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キャベツやブロッコリーなどのアブラナ科の作物を食害する害虫コナガの生態と防除方法をご紹介しています。

目次

コナガの生態

コナガの発生時期

コナガが好きな野菜

コナガを見つけたら

コナガに有効な薬剤

コナガを防除するには

コナガ対策に有効なコンパニオンプランツ

まとめ

コナガの生態

コナガは漢字で書くと「小菜蛾」。その名の通り、菜っ葉が大好きな小さい蛾です。成虫の体長が6mmほどの小ささですが、成虫が葉の裏に一度に産み付ける卵の数は100個から200個と大量です。一斉に孵化して幼虫が活動を始めると、葉の表面から見ると透けて見えるようになってきます。若齢幼虫は葉の中に潜り込んで葉を食べるので、葉の表面からはその姿が見えないことも。少し大きくなってくると葉脈に沿って葉裏から食害します。葉肉だけを食べるので表皮だけが残り、レースのように葉に穴があき、見つけやすくなります。幼虫の体長は10mmほどです。葉裏に糸で繭をつくり、その中で蛹になります。卵から孵化して、成虫が死ぬまでが2週間ほどの期間であり、それを一世代とすると、年間10~12世代を繰り返すようなサイクルです。

コナガは漢字で書くと「小菜蛾」。その名の通り、菜っ葉が大好きな小さい蛾です。成虫の体長が6mmほどの小ささですが、成虫が葉の裏に一度に産み付ける卵の数は100個から200個と大量です。一斉に孵化して幼虫が活動を始めると、葉の表面から見ると透けて見えるようになってきます。若齢幼虫は葉の中に潜り込んで葉を食べるので、葉の表面からはその姿が見えないことも。少し大きくなってくると葉脈に沿って葉裏から食害します。葉肉だけを食べるので表皮だけが残り、レースのように葉に穴があき、見つけやすくなります。幼虫の体長は10mmほどです。葉裏に糸で繭をつくり、その中で蛹になります。卵から孵化して、成虫が死ぬまでが2週間ほどの期間であり、それを一世代とすると、年間10~12世代を繰り返すようなサイクルです。

モンシロチョウの青虫とはここが違う

モンシロチョウの幼虫、いわゆるアオムシは体長が25mmほどにもなります。また、卵は1つずつ産み付けます。コナガの幼虫はモンシロチョウの幼虫と比較すると幅が細く、小さいのが特徴です。

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コナガの発生時期

1年を通して休眠することがないため、年中対策が必要です。発生しサイクルとしては、春は幼虫が5~6月にピークを迎え、盛夏には少なくなってきます。秋は8~9月の発生が多くなります。

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コナガが好きな野菜

アブラナ科の野菜。キャベツ、コマツナ、ダイコン、ブロッコリー、カブ、ハクサイなど。

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コナガを見つけたら

あれ、これはコナガかも!?と思ったら葉裏を見てみましょう。

幼虫は捕殺、卵はすりつぶす

幼虫は捕殺します。一番効果が高いのは卵の時点で発見し、すりつぶしてしまうこと。成虫を見かけたら葉裏の卵を探してみましょう。

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コナガに有効な薬剤

コナガは、薬剤耐性が強い害虫です。現在存在する薬剤すべての抗体オルトランなどでは効果が期待できない場合が多く、また同じ薬剤を長期間使用することで体制がついてしまうことがあるそうなので、農家さんなどでもの薬をローテーションして使用する場合が多いようです。効果があるとされている薬剤は除虫菊を主成分にしたパイベニカ乳剤や、蝶類専門の農薬も効果的です。

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コナガを防除するには

そもそもコナガに卵を産んでほしくない!来てほしくない!そんなときは・・・

成虫の飛来防止ネット

成虫の飛来を防止するしかありません。プランターであれば目の細かなネットをかけたり、畑の場合はネットをトンネルがけしたりなどの工夫が必要です。

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コナガ対策に有効なコンパニオンプランツ

植物を組み合わせて植えること、育てることで効果を発揮する植物のことをコンパニオンプランツと呼びますが、コナガ対策になるコンパニオンプランツをご紹介します。

キク科の野菜

コナガはキク科の野菜の香りが苦手だそうで、近くに植えることで忌避効果が期待できます。キク科の野菜はレタスと春菊などがおすすめです。

ニンジンやセロリなどセリ科の野菜

セリ科の野菜の香りも苦手だそうです。ニンジンやセロリ、パクチー(コリアンダー)などを周りに植えるのが効果的です。

クローバー

クローバーを近くに植えることで、コナガの天敵である益虫のクモやゴミムシなどの発生が見込め、コナガを捕食してもらうことができるため結果として発生が抑えられます。

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まとめ

・成虫の防除はネットやコンパニオンプランツを活用する

・発生しているのを見つけたら捕殺!

・大量発生した場合は、薬剤使用も検討する

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収穫までが家庭菜園の楽しみ・醍醐味ですよね。大事に育てた野菜を食べられないよう、卵のうちに発見するのが重要です!水やりや日々の手入れの中で見つけられるようにしていきましょう!

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小野寺葉月

中高短で美術を学び、卒業後観葉植物も扱う雑貨店で店長、バイヤーを担当。産後LOVEGREEN編集部で季節や庭木、虫の記事担当しつつ、説明や挿絵などで再び絵を描き始める。Botapiiでもエディブルガーデン他のイラストを担当。縁あって現在はフィリピンのセブ在住。ダイビングリゾートで広報も担当している為、海の中やマクロダイビングの世界に夢中。魚より珊瑚やホヤ、海藻など植物寄りの世界が好き。勘と勢いで生きている。

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