朝ごはんの定番 オートミール粥|勝手に”ムーミン谷の料理”を作ってみた#9
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「ムーミン」の小説に出てくる美味しそうな料理を、勝手ながらイメージして楽しく作ってみよう! という企画の第9回目。
今回は、フィンランドでは定番の朝ごはんとも言われる、オートミールを使ったミルク粥を作ってみました。「ムーミン」の小説にも、オートミールは何度も登場しますね。塩だけを加えたシンプルバージョンも美味しいですが、ジャムや黒みつなどで甘くアレンジするのもおすすめです。
目次
フィンランドのお粥
日本でお粥と言うと、水と米だけで炊く「白粥」が一般的ですが、フィンランドでは、オートミール(オーツ麦)やお米などを牛乳で煮込むことが多いそうです。甘めの味付けが特徴で、砂糖、シナモン、バター、ベリー、ジャムなどを加えて食べるのが人気なんですって。温かくて甘いお粥は、きっと長い冬を超えるための元気の源なのですね。
「ムーミン」の物語に出てくるミルク粥
「ムーミン」の物語でミルク粥は、平和な日常の幸せや安心感の象徴のような、素朴で温かい家庭料理として登場します。
レストランでもお粥を注文するムーミンママ

ムーミン・コミックス『春の気分』「南の島にくりだそう」より
ムーミンコミックスの中に、こんな可愛い場面がありました。
英語で書かれたセリフから想像すると……ウェイターが、キャビアやメロンなどの高級メニューを提案したところ、ムーミンママは、「ありがとう。お粥(PORRIDGE)を少しいただけるかしら。消化がとてもいいのよ。」というような返事をしています。
どんな環境や相手であっても見栄を張ること無く、自分にとって一番のお粥を注文するムーミンママが素敵です。
オートミールを使ったリトルミイのいたずら
小説『ムーミンパパの思い出』の7章では、リトルミイのおてんばでいたずら好きな性分から、ちょっとした事件がおきます。オートミールがムーミンの物語の中で、とても身近なものだということもわかる場面です。

小説『ムーミンパパの思い出』より
夏至の夜も、あっというまにすぎました。
ちょうどそのころ、ミムラの末むすめが生まれて、ミイと名づけられました。(ミイというのは「いちばん小さいもの」という意味です)。

小説『ムーミンパパの思い出』より
ムーミンパパの大親友であり発明家のフレドリクソンによって造られた、空飛ぶ船の試験飛行のとき、排気ファンを回してみると……管からはオートミールが流れ出てきました。
フレドリクソンは慌てましたが、ミムラの子どもたちは大よろこびで騒いでいます。
「ごめん、ぼく、朝ごはんの残りをティーポットにあけちゃったの。排気管には入れなかったけどね。」
と、ロッドユールが泣きだしそうな顔をしています。
「どうしたんだ。わしは祝詞を始めてもよいのか、それとも、まだ取りこみ中かな?」
王さまが聞きました。
「それ、うちのむすめのミイのしわざだわ。なんて個性的な子なんでしょ、排気管にオートミールを流しこむなんて!」
と、ミムラはうれしそうにいいました。
オートミールのミルク粥を作ってみた!
オートミールのミルク粥は初めて作ってみました。ムーミンたちの定番の朝ごはんは、どんな味がするのでしょう!?

材料
- オートミール 50g
- 牛乳 300ml
- 塩 小さじ1/8
トッピング用(お好みで)
- てんさい糖&バター&シナモンパウダー
- きなこ&黒みつ
- ジャム&ナッツ類
作り方
1.オートミールと牛乳を鍋に入れて火にかけ、ゆっくり混ぜながら弱火で3分ほど煮ます。
2.塩を加えて味を調えます。
オートミールのミルク粥は、プチプチした食感の優しい味。ベーコンエッグなどと一緒に食べるとぴったりです。
トッピング例

まずは、バターと砂糖、シナモンパウダーをトッピングしてみました。これがフィンランドで定番のスタイルだそうです。

サワーチェリージャムとナッツ
ベリーやジャムを添えるのも人気な食べ方だったり、クリスマスのミルク粥の鍋にはアーモンドを一粒だけ入れる習慣があるそうです。自分のお皿にアーモンドが入っていた人は、その年を幸運に過ごせると言われているんですって。

黒ゴマきなこと黒みつをかけてみました。これも美味しかったです。

煮る時間が長かったり、時間が経ったりするとオートミールが水分を吸ってふくらみ、粘り気が出てぽってりとした食感になります。どちらも美味しいのですが、さらっとしたお粥を食べたいときは、長く煮過ぎず、できたらすぐに食べるといいですね。
たくさん作りすぎたときは、ハンバーグを作るときの「つなぎ」にも使えます。(^^)
※記事中の画像/引用文出典元:『ムーミン全集[新版]3 ムーミンパパの思い出』著:トーベ・ヤンソン 訳:小野寺百合子 講談社
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