病害虫対策で常備しておきたい、おすすめの薬剤
LOVEGREEN編集部
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植物をちゃんと育てたい! という時に出てくるのが害虫対策。薬剤とかよくわからないし手が出せない……という初心者の方も多いのではないでしょうか。そこで今回は何かあった時のために常備しておきたい薬剤をご紹介させて頂きます。
目次
初心者におすすめの害虫用薬剤
振りかけるだけのスプレータイプや希釈する乳剤、粒剤など様々なタイプがありますが、初心者にはそのまま使用できるスプレータイプがおすすめです。
アブラムシ・ハダニ・アオムシ類に効果のあるスプレータイプの殺虫殺菌剤です。殺菌剤とあるように、花木類のうどん粉病にも効果があります。植物全体に浸透移行するクロチアニジンが配合されているため、雨にも強く殺虫効果が持続します。
実際にベニカXネクストスプレーを使用すると、吹きかけた部分がベタベタしていますが、これは還元澱粉糖化物という害虫やうどん粉病を包み込んで窒息死させる自然由来の成分です。水で流されてしまうので、散布後すぐに水やりするのは控えましょう。
カイガラムシ類専用の薬剤です。薬剤を噴射するエアゾールタイプなので使いやすく、飛距離があるため庭木などの高い位置に発生したカイガラムシにも噴霧することができます。
浸透移行性の成分が配合されているため、散布後に発生したカイガラムシの幼虫にも効果があります。
地面に撒くタイプの薬剤です。水を吸い上げるときに有効成分も一緒に植物全体に広がり、アブラムシやヨトウムシ・アオムシなどの食害を及ぼす害虫を駆除します。地中にいるコガネムシの幼虫にも効果があります。臭いが少々強いため、室内での使用は注意しましょう。
玄人向けの害虫用薬剤
栽培している植物の数が多かったり、もっとピンポイントで害虫駆除を行いたい、という方には水で希釈して使用する薬剤がおすすめです。
アブラムシやカイガラムシ、アゲハ蝶の幼虫、アザミウマ、カメムシ類などに有効な薬剤です。粒状になっており、水に溶かして使用します。臭いが少なく、薬害も起きにくい非常に使いやすい殺虫剤なので常備しておいて損はありません。
殺ダニ剤です。成虫を駆除する効果はありませんが、若幼虫の殺虫効果と本剤がかかった成虫が産卵する卵は孵化しなくなります。植物に対する薬害は少なく、野菜類では散布翌日に収穫できます。
ハダニやアブラムシ、カイガラムシ、アオムシなどに有効な薬剤です。植物への薬害も少なく、広範囲の害虫にも効果的です。ハダニやカイガラムシ、アブラムシなど薬剤耐性が付きやすい害虫には有効成分の違う薬剤を複数用いてローテーションを組むようにしましょう。
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