実録!“自家製堆肥”を腐葉土と米ぬかとお家の野菜くずで作りました
LOVEGREEN編集部
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いつも堆肥はお店で購入していましたが、今年は一念発起!自家製堆肥にチャレンジしたいと思いました。
様々な堆肥作りの材料や方法がありますが、私が堆肥作りの条件に選んだのは次の3つです。
・作る量は段ボールサイズ
・匂いや虫が気になるので、投入する生ごみは野菜、茶殻等
・米ぬかと完熟腐葉土を購入する
自家製といえども限りなく初心者として、量は少なく・匂いも最小限・清潔な堆肥この3つに注意した自家製堆肥の作り方をご紹介します。
目次
自家製堆肥を作ろう!
材料の腐葉土と米ぬかを用意すれば、庭先やベランダの限られたスペースでもダンボールで手軽に作ることができます。捨ててしまう野菜くずの再利用にもなるのでとってもエコな活動です。
自家製堆肥の材料
- 段ボール
- 腐葉土(完熟)
- 米ぬか
- 水
- 野菜くず
※作る堆肥は少量にしたかったので、段ボールは2ℓサイズのペットボトルが6本入る大きさのものを用意しました。
自家製堆肥の作り方
虫が入らないように、段ボールの底をテープで止めます。
ダンボールに腐葉土を3ℓほど入れます。大体の分量で構いません。
同じく2ℓほどの米ぬかを投入します。量的にはこの位です。こちらも大体の分量で構いません。この米ぬかは、お米屋さんで購入しました。この後も水分が多すぎるたびに米ぬかを投入するので、大きめの買い物袋1袋分ほど購入しました。
米ぬかを腐葉土に投入します。
よく混ぜ合わせた後、お水を入れます。2ℓのペットボトルで例えるとこの位の量です。(黒い線まで入れていたお水を赤い線のところまで使用しました)混ぜ合わせた後、手で握って固まるくらいの加減で水を加えてください。
続いて野菜くずの投入です。本当は、ご家庭で出た生ごみを豪快に入れればよいのでしょうが、私は匂いを最小限に抑えたかったので、新鮮な野菜くずを細かく切って投入しました。
具体的に私が入れている野菜くずは、ジャガイモの皮、紅茶・コーヒー・お茶殻、キノコの石づき、リンゴの芯などです。
野菜くずを入れた後は、しっかりと空気を行き渡らせるようにスコップなどで混ぜます。野菜くずは大量に入れてしまうと分解が追い付かないので、少しづつ一握り程毎日入れていきます。
もちろん腐葉土の量と米ぬかの量が多ければもっと野菜くずの量も多めに入れることができます。加減しながら投入してみてください。
何度も野菜くずを入れていくうちに「水分が多いな」と感じたら、米ぬかを適宜投入します。
堆肥の置き場所
堆肥の置き場所は、雨のかからない濡れない場所に置きましょう。すのこなど敷いて底面にも空気が当たるようにすると発酵が進みやすくなります。
この感じ何かに似ていませんか?なんだか…ぬか漬けの要領に似ています。そう考えると恐る恐る混ぜていた堆肥作りも、お料理している感覚になってきました。
自家製堆肥作りの材料について
段ボールで作る堆肥の作り方は、腐葉土の他にも違う材料で作ることができます。
腐葉土の代用
・ピートモス
水苔やシダなどが堆積されてできた強酸性用土で、一般的な土壌改良剤として水持ちを良くし、土をふかふかにします。
・もみ殻くんたん
お米のもみ殻をいぶして炭化させたものでアルカリ性アルカリ性を持ちます。こちらも土壌改良剤として使用され、水はけ、通気性を良くしてくれます。
投入する生ゴミの種類
投入する生ごみの種類の中で「分解しやすいもの」と「分解しづらいもの」がありますので、投入するときの参考にして下さい。
分解しやすいもの | 分解しづらいもの | 分解されないもの |
野菜くず | 骨・貝殻 | 腐敗したもの |
リンゴ・みかん等の皮 | 塩分のあるもの | 箸・つまようじ |
茶殻 | トウモロコシの芯 |
スポンジなどの化学製品 |
肉類・魚類(内臓含む) | 玉ねぎの皮 |
また、野菜くずばかりだと発酵の温度が上がりにくく、分解の速度もゆっくりです。発酵の温度をあげたい場合は、使用済みの天ぷら油を加えたり、肉・魚を加えると発酵が進むようですが匂いはきつくなるようです。
\自家製堆肥ができるまで/
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