【おうちで一人一花】 『あなたのおうち園芸教えてください』ホームセンターグッデイ國分豊さん
LOVEGREEN編集部
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外出をひかえる今だからこそ、花や緑を自宅の庭やベランダで育てたり、食卓に飾るなどして暮らしに彩りと癒しを取り入れてほしい――。
このコーナーでは、福岡市で「一人一花運動」に取り組む園芸のプロの皆さまに、「おうち園芸」について教わります。第1回は、「グッデイ」の國分豊さんです。
目次
プロフィール
グッデイ 経営企画室 寄せ植えマイスター
國分豊さん
幼少時から園芸に興味を持ち、グッデイ店舗では園芸を20年担当。現在は園芸ワークショップの立案や講師として活動。独自に考案した寄せ植え技術は社内外からの評価が高く、NHK出版趣味の園芸による「みんなの園芸コンテスト」では、最優秀賞、優秀賞を連続受賞。昨年開催「世界フラワーガーデニングショー」のテラスガーデン部門で最優秀賞受賞。
すぐに使える！「ハーブ+葉野菜の簡単寄せ植え」
編集部：ぽかぽか陽気の春ですが、今は外出を控える時期…。今回は、おうちで簡単に楽しめる園芸を教えていただけるとのことで楽しみです！
國分さん：今回は、ハーブと葉野菜の寄せ植えをご紹介します。
編集部：自炊をする回数も増えているので、おうちで野菜を収穫できるのはうれしいです！
國分さん：ハーブと野菜苗の寄せ植えは、作ってすぐに、見て・食べて・香りも楽しめますよ。成長も早いので、作った後の達成感と充実感が高いです。
編集部：自分で育てた野菜は格別ですよね！
使用するもの
- ハーブティー向けのハーブ苗4種(ベルガモット・モヒートミント・ラベンダーミント・シトリオードラ)
- 野菜苗(ワイルドチコリ・レタスミックス・パセリ)
- ハンギングバスケット/培養土(肥料入り・軽量タイプ)
- ココヤシファイバー
作り方
1.まずはそれぞれの苗の下準備をしておく。ハーブ各種は、生命力が強いので根を崩すようにして分割します。太めの根はカットしてもOK。
2.パセリ・ワイルドチコリは根を傷めないように、根を崩さずにそのままポットから出します。
3.リーフレタスは、根を崩さないようそっと割るようにして小分けにします。
4.メインのレタス苗を置く位置を決めたら、葉色のバランスを見ながら、苗を分けたハーブや野菜苗を組み合せて寄せ植えします。ハンギングの手前から植えていくとバランスが決まりやすいですよ。ミント類は横に広がるので、ハンギングの縁に沿って植えるのがおすすめです。
5.半分まで植えたら、後ろからしっかり培養土を継ぎ足しましょう。水やりをした際に土が下に沈むため、土の量は多めに入れるのがポイント。
6.苗をすべて植えた後も隙間に培養土を継ぎ足します。ハンギングの縁には、水やり時の土の流出を防ぐためココヤシファイバーを植え込みましょう。
7.最後に自生しているかのようにハーブ・野菜同士をからませ、見た目を整えて完成！
編集部：目線の先にグリーンがあるって素敵ですね。香りも爽やかで癒されます。ところで今回は鉢やプランターではなく、ハンギング（吊り鉢）を使ったのはなぜですか？
國分さん：ハンギングは、日当たりのいい場所や雨がしのげる場所へ簡単に移動できるので、凄く便利なんです。
編集部：なるほど！見た目の良さだけではなく、育てやすさもポイントなんですね！
國分さん：今はおうち時間が長く、新しいことを始める絶好の機会。ぜひ簡単な家庭菜園にチャレンジしてみてください。
土に還るシートでリーフ野菜のタネまきにチャレンジ
編集部：次はタネまきからはじめる葉野菜ですね。タネから育てるのって難しそうですね…(汗)
國分さん：大丈夫！タネ付き栽培シートを使えば簡単ですよ！本格的な家庭菜園はちょっとハードルが高い…という方でも、簡単すぎて全種類試したくなるはず。成長が早いので毎日見ていても楽しいですよ。
編集部：私でもできるでしょうか…ドキドキです！
使用するもの
- タネ付き栽培シート(全8種有)
- プランター
- 培養土
作り方
1. プランターの8割ほどまで培養土を入れましょう。培養土は肥料入りタイプを選ぶと楽ですよ。
2.タネ付き栽培シートを培養土の上にのせる。（タネ付き栽培シートはグッデイ園芸売場で購入できます）
3.シートの上に培養土を5ミリほどのせていく。
4.土が乾燥してきたら水やりをする。
編集部：これなら簡単！私でも出来そうです！でも、ちゃんと芽が出るのでしょうか。
國分さん：こちらはタネをまいて10日後の様子です。少しづつ可愛らしい芽が出てきました。
編集部：本当に成長が早い！毎日育っていく様子を観察できるのは楽しいですね。
國分さん：そしてこれがタネをまいて30日後。
編集部：すごいボリューム！自分で育てた野菜を早く食べてみたいです！
國分さん：ご自宅にいる機会が多いお子様や親御さんの食事タイムの彩りにしてもらいたいですね。
おうち時間を楽しむためのヒント
編集部：今回はおうちでできる園芸を教えてくださってありがとうございました！どちらもすぐに始めてみたいです！
國分さん：この時期は天候もよく、花苗・野菜苗も一番豊富に揃っているので、園芸をするのには最高の季節です。ぜひ、この機会に花や土を触って、花や葉の鮮やかな色あいや匂いを感じてほしいですね。自宅にこもりっきりな時も、きっと晴れやかな気分になりますよ。
編集部：今回は本当にありがとうございました！
今回の「おうち園芸」にかかった費用
すぐに使える！「ハーブ+葉野菜の簡単寄せ植え」
およそ3,000円（ハンギング鉢・培養土・パセリ苗・レタス苗・ハーブ5種）
土に還るシートでリーフ野菜のタネまきにチャレンジ
およそ1,600円（コンテナ・タネ付き栽培シート・培養土）
編集部：グッデイさんは福岡市内の店舗が一人一花割引対象となっています。花苗・園芸用品 ５％引きとなるそうなので、詳しくはこちらをチェック！（※割引要件：福岡市内での花・緑づくり活動証明書等を提示）
今回の取材先
ホームセンターグッデイ
福岡市を中心に展開するホームセンター。福岡市の一人一花運動の趣旨にも賛同し、サポート企業として協力参加中！園芸に力を入れた店舗では、外光を取り入れた明るい室内園芸売場に、一点ものの観葉植物をたくさん展開しています。※写真は福岡県北九州市若松区の学術研究都市ひびきのに2018年3月にオープンした「グッデイひびきの店」。
SNSで広げよう！「花で感謝の輪」！
一人一花運動では、新型コロナウイルス感染拡大防止活動に従事する医療関係者の方々をはじめ、この状況を乗り切るために頑張っているすべての方へ。それぞれのかたちで感謝し、励まし合う気持ちの輪を広げる取り組みがスタートしています。
みなさんも今回ご紹介したおうち園芸や、身近な花や花風景の写真をSNSで投稿し、それぞれのかたちで感謝し励ましあう気持ちの輪を広げませんか？
SNS投稿の際は，#花で感謝の輪を広げよう，#一人一花 を是非つけてください♪
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▼一人一花運動の公式サイトはこちら
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