【観葉植物と上手に暮らす】飾り方や気をつけたい管理ポイントは?

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緑あふれる素敵なお部屋にしたい!……でも、植物の選び方は?枯らさないコツは?上手な飾り方の組み合わせは?など、わからないことも多いですよね。そこで今回は、LOVEGREENのスタッフが実際に自宅で観葉植物と暮らしている様子や、初心者におすすめの品種、気をつけている管理ポイントなどをご紹介します。

目次

観葉植物と暮らす~飾り方のこだわりポイントは?

教えてくれる人

LOVEGREEN STORE/杉浦 愛さん

LOVEGREEN STORE/杉浦 愛さん

旅行好きの両親に恵まれて幼少期から日本全国を旅し、卒業後は旅行会社に入社。フリーランスの通訳案内士・web編集・インテリアショップ店員としてパラレルな活動を経て、現在はLOVEGREEN STOREで活躍。グリーンアドバイザー認定資格所持。趣味は美術鑑賞、北欧アンティーク収集。

植物と相性の良いお部屋を探して

今日は、たくさんの観葉植物と趣味のアンティークに囲まれた、植物愛全開の愛ちゃんのお部屋にお邪魔しています!さっそくですが……とても素敵に観葉植物と暮らしていますね!

 

杉浦

去年引っ越しをして、南向きに開けた大きな窓から公園を一望できるので、借景のように緑に囲まれた雰囲気があって、緑に囲まれた暮らしをするのにぴったりだ!とひとめぼれでした~。

 

窓をあけると涼しい風も通って、観葉植物たちも気持ちよさそうです。観葉植物と暮らすときに気をつけている点はありますか?

 

杉浦

植物全般で共通して大切なのが、「光・水・風」の3点です。適度な日光が当たる場所で、土の中心部が乾いてからたっぷりと水をあげるメリハリのある水やり、そして風通しが良い環境で、空気が動いていることが、観葉植物がすくすく育つ3大ポイントですね!

 

人が暮らしていて快適な環境=観葉植物にとっても良い環境ということですね。本当にたくさんの植物に囲まれたお部屋ですが、いま何鉢ぐらいあるのですか?

 

観葉植物 飾り方 ポイント

杉浦

数えたら、ベランダに30鉢、部屋の中で50鉢ほどありました(笑)。姿形に個性があってアートのように見える観葉植物が好みで、エキゾチックな模様の葉だったり、葉の形がユニークな観葉植物を集めているうちに自然と数が増えて、それぞれがどんどん大きく育っていったという感じです。

 

インテリアや家具との組み合わせもとても上手ですね。足元から天井までどこに目を向けても、ちょうどよいバランスで植物が目に入ってきて落ちつきます。飾り方のコツで意識している点はありますか?

 

観葉植物 飾り方 ポイント

杉浦

特に意識しているわけではないのですが、その植物が好む環境とチャーミングポイントを見極めて、器や置き場所を選んであげるようにしています。例えば、ビビッドな葉色が美しいカラテアであれば、その葉色が引き立つように鉢はマットなカラーにしつつ、近くに同じくカラフルなピカソの絵を飾って統一感をもたせたり…。ナチュラルな雰囲気のシュガーバインであれば、やはりナチュラルなバスケットに入れて高い場所に置くことで、つるが気持ちよく伸びるようにしています。

その品種がすくすく育つ置き場所を意識しつつ、インテリアとのバランスを考えるのも観葉植物と暮らす楽しみのひとつですよね^^

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育てやすい観葉植物の種類は?

はじめて観葉植物を育てる人は、何を基準に選べばいいのかわからないことも多いと思います。やはり最初は、育てやすい品種を選ぶほうがよいでしょうか?


杉浦

自分が見て気に入ったものが一番!(笑)。愛着もわくし、一生懸命その植物のことを調べてお世話をするので。とはいえ、やはり育てやすい種類の観葉植物のほうが枯らすリスクは少ないので、結果的に植物を育てる喜びを感じやすいと思います。育てやすくて人気の観葉植物の一例をご紹介しますね。

ガジュマル

ガジュマル

剪定しても数週間後には葉がたくさん生えてくるくらい丈夫で育てやすい観葉植物です。日光を好むので、置き場所は日当たりの良い場所が向いています。春先から真夏の直射日光に当てすぎると、葉が火傷してしまう「葉焼け」を起こすので気をつけましょう。

ポトス

ポトス

水耕栽培でも増えるほど生育旺盛!つる性の観葉植物なので、吊るして飾るとおしゃれな雰囲気に。直射日光を避けた明るい場所に置くとよいと思います。ある程度の耐陰性もあるので、日光が入りにくい場所でも環境に適応してくれます。

モンステラ

モンステラ

葉が大きく、1鉢でも存在感があります。強い性質なので、初心者さんにも育てやすいです。サトイモ科の観葉植物なので耐陰性があり、日当たりが悪い部屋でも育てることができます。とはいえ、日当たりが良い場所のほうが締まった株に育ちます。優しい日光が当たるカーテン越しの明るい場所に置きましょう。

パキラ

パキラ

乾燥、寒さ、日陰にも強い丈夫な観葉植物です。 育てる環境に対応しやすいので、植物初心者でも育てやすく、初めての一鉢にもおすすめです。日当たりと風通しの良いところに置きましょう。

フィカス・ベンガレンシス

フィカス・ベンガレンシス

白く美しい幹と枝に、コロンとした丸い葉が人気の観葉植物。幹もくねくねと曲げて生産されていたりと個性豊かです。「ゴムの木」と呼ばれる観葉植物は複数ありますが、中でもベンガレンシスはインテリアとの合わせやすさから人気の品種で、リビングやダイニングはもちろん、お店のディスプレイなどでもよく見かけます。

フィカス・ウンベラータ

フィカス・ウンベラータ

大きいハート型の葉が可愛らしく、その姿からファンが多い観葉植物。枝が暴れにくく、バランスの良い絵になる姿なので、リビングなどのシンボルツリーとして大きめのサイズが人気です。明るい窓辺で、風通しを良くして管理しましょう。

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観葉植物で気をつけている管理ポイント

観葉植物 管理ポイント

これだけたくさんの観葉植物を育てていると、管理も大変だと思います。共通して「これだけは気をつけている」という管理のポイントってありますか?

 

杉浦

まず覚えてほしいのが、冒頭でもお話した「光・水・風」の3大ポイントです。観葉植物の種類によって、日光が大好きな種類や、多少日陰でも育つ種類などありますが、観葉植物が枯れてしまったり、元気がなくなってしまうのは、多くが「日当たりが悪い」「水が足りない、もしくはやりすぎている」「風通しが悪い」「温度」が原因のことが多いです。それぞれの植物の様子を見ながらですが、まずは以下のようなポイントに気をつけてお世話をするといいのではないでしょうか。

日当たり

観葉植物 管理ポイント 日当たり

基本的には日当たりの良い場所が理想。観葉植物を購入する前に、部屋の明るさや窓の位置、方角を把握しておくことが大事です。それに合わせて観葉植物を選ぶと育てやすくなります。日光が好きな観葉植物は、日光が足りないと徒長(細くひょろひょろに育ってしまうこと)する確率が高いです。

日当たりがそこまで良くない場所で育てる場合は、「耐陰性」がある植物を選びましょう。購入する観葉植物がどんな場所を好むのかを調べることもお忘れなく。

風通し

観葉植物 管理ポイント 風通し

観葉植物を育てる際に必要な要素として、風通しがあります。日光、水やりと違って風通しが悪いとすぐに枯れるということはあまりありませんが、風通しを良くすることは、病気やカビ対策にもつながります。

風通しが悪いと空気がよどんで、虫や病気が発生しやすくなったり、暑い日に水やりをした後などは水が蒸発して湿度が高くなり、ジメジメとした植物にとって悪い環境になってしまうので注意しましょう。

水やり

観葉植物 管理ポイント 水やり

水やりの基本は「土が中まで乾いてから、鉢底から水が出るまでたっぷりと」。

鉢底から水が出る=鉢全体に水がいきわたっている、ということになります。少量の水だと表面しか湿らず、肝心の根がある底の部分まで水がいきわたらないので要注意。また、土の1か所だけから水をあげても全体に水がいきわたらないので、土全体に水がかかるようにまんべんなく水やりしましょう。鉢皿の溜った水をそのままにしておくと根腐れを起こすこともあるので、その都度捨てましょう。

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観葉植物にも肥料は必要?

ところで、お花や野菜だと「肥料」が欠かせませんが、観葉植物にも肥料は必要なんですか?

 

杉浦

植物にとって肥料は、人間でいう「ご飯」のようなもの。生長するために欠かせない栄養素が含まれています。観葉植物の場合は、肥料を与えないと必ずしも枯れるわけではありませんが、葉がつやつやと、根がしっかりと張った丈夫な観葉植物に育てるためには、やはり肥料が欠かせません。

育てる植物に合わせて、3大栄養素(チッソ・リンサン・カリ)が最適に配合された肥料を使うようにします。

肥料の3大栄養素と役割

  • チッソ  ⇒葉や茎の生育を良くする 
  • リンサン ⇒花をきれいに、実を大きくする
  • カリ   ⇒根の生長を良くする  

なるほど。だからお花用や野菜用、観葉植物用など、植物のジャンルによって肥料の「チッソ・リンサン・カリ」の配合が違っているんですね。野菜や花用の肥料はリンサンが多く含まれていて花や実の生長を助けるというように。

 

杉浦

そうなんです。なので、観葉植物には観葉植物用に配合された専用肥料がおすすめです。

これを選べば間違いなし!観葉植物におすすめの肥料は?

観葉植物 肥料

観葉植物の場合、お部屋の中で肥料を使うことになるので、できるだけ部屋を汚さなかったり、臭いがないものがいいです…。あとできればパッケージも部屋に置いていて違和感のないデザインがいいです。

土に置くだけの肥料「ボタナイス 置くだけ!カンタン錠剤肥料」

ボタナイス 置くだけ!カンタン錠剤肥料

「 ボタナイス   置くだけ!カンタン錠剤肥料」は、土の上に置くだけの錠剤タイプで、一度置けば、あとは水やりだけで安定した肥料効果が約1か月持続します。

 

ボタナイス 置くだけ!カンタン錠剤肥料

 

ボタナイス   置くだけ!カンタン錠剤肥料をつかってみる>>

 

水やりと一緒に活力を!「ボタナイス 元気を育てる濃縮液」

ボタナイス 元気を育てる濃縮液

室内で楽しむインテリアグリーン向けの活力液。室内でインテリアとして楽しむ小さいサイズの観葉植物や多肉植物などにむいています。各種の活力ミネラル成分を配合。葉色を良くし、株が大きくなりすぎないよう設計されているので、植物が元気でいきいきと育ちます。

 

ボタナイス 元気を育てる濃縮液

水で5倍に希釈して株元へ与えてください(本品1:水4の割合で薄める)。
※例えば、500mlのペットボトルを使う場合、本品100mlを水400mlの割合で薄めます。

 

ボタナイス 元気を育てる濃縮液

1週間~10日に1回、与えてください。与える量は、鉢底から流れ出る程度が目安です。

ボタナイス 元気を育てる濃縮液をつかってみる>>

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自分のライフスタイルと観葉植物に合った肥料選びを

観葉植物 肥料

肥料にはたくさんの種類があり、それぞれに特長があります。どれを使えば正解というわけではなく、使う人のライフスタイルや、育てる植物の種類によって、最適な肥料を選ぶようにしましょう。

忙しくてこまめに肥料やりができない人は、長い効き目があるタイプを、毎日植物のお世話をしたい人は液体肥料を水やりのタイミングにおり交ぜてなど、自分と観葉植物の付き合い方に合った肥料を見つけてくださいね。

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