築100年の繭蔵をリノベーションした花と器のお店、草の音さんをレポート!
小野寺葉月
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古道具と生花、対極にあるもの
古道具・骨董をご担当の布目さんは「古道具は時を経て今にあるもの。花は儚いもの、というと言い過ぎかもしれませんが、古道具とは対極にあるものだと思います。まったく逆のものがお互いにいい効果を出し合っているような気がします」とおっしゃいます。
古道具と生花をつなぐように、ドライフラワーのブーケやリースなどに使えるような実ものも豊富に揃っています。
アンティークのガラス瓶に詰められたドライの実たち。
カチカチと音を立てていた時計。現役です。
古道具を生かす「みたて」
店内の骨董には本来の使い方とは違った、「みたて」がたくさんちりばめられています。
お菓子を入れるのに使われていたガラス瓶にミズゴケを敷いてヒヤシンスの球根を置いています。
古い小さな連結したガラス瓶に活けられたクリスマスローズたち。
確かに、古道具の落ち着いた色味の中に生花がいけてあることで、空気の動きを感じることができます。「古道具の中には用途がわからないもの、今は使われないものなどがありますが、使い方をこちらで限定するのではなく、お客様が使い方を見つけていただくようなかたちでご提案しています」とおっしゃっていました。
2階もすてきな雰囲気!
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