南国で厳選された観葉植物を楽しめるショップ「Sea Garden」| 東京・八王子
LOVEGREEN編集部
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希少種、特徴的な樹形、個体差を楽しめる観葉植物が並ぶ「Sea Garden」。東京都八王子市、南大沢の地で生産者の思いと買い手を優しい循環でつなぎます。
自然の森のような優しい雰囲気に包まれた店内
“自然の森”を意識して配置された店内には、沖縄・九州・八丈島の生産者の方々が愛情をもって育てた個性的な観葉植物たちが並びます。
お店に入ると「何かあったらお声がけください」と柔らかく迎えてスタッフの方の姿は、とても自然体で気持ちが良い。
店内の植物の様子
ひと鉢、ひと鉢、丁寧に、そして緻密に管理された植物は美しく、健康そのもの。
これもすべて、スタッフの方たちが細やかに、そして愛情をもって管理している証拠。
「スタッフが、病害虫がいないかどうかくまなく見てくれる人、植え替えをじっくりしてくれる人とそれぞれを得意とする担当があって、みんな得意分野を活かして管理をしています。」と、朗らかに笑って答えてくれるスタッフの女性。
良いチームワークが生き生きとした植物を保ちます。
店内に並ぶユーフォルビア・ホワイトゴースト
たくさんの人の思いと信頼、緻密な管理と愛情があって並ぶ植物たち。そんな植物たちからは神聖さをも感じます。
店内にはかわいらしいガーデニング雑貨も並んでいます。
植物とレトロなランプの組み合わせも素敵ですね。
オーナーの溝向(みぞむかい)さんがこだわりをもって厳選してきたシェフレラ
なんでも、植物好きな方が1時間近くも店内を見ていってくれる時があるとか。
そういう時は、「アイスでも食べながらどうぞ」と案内し、そういう雰囲気で店内を見て回れるようにしているとのこと。
暖かい心遣いが伝わってきます。
店内で購入できる沖縄創業のブルーシールアイス
イートインコーナーがあるので、疲れた時に、ほっとしたい時にゆっくり座って植物を眺めることができます。
ベンチから店内を眺めた様子
オーナー厳選、こだわりの植物
店内にある植物たちは、オーナーの溝向さんが毎月沖縄・九州・八丈島へ出向き、自らの目で厳選しています。樹形も個性的で葉ツヤも良い植物たちを、手ごろな価格で購入できます。
「生産者とのつながりもSea Gardenの強みの一つだと私自身は思っています。」という溝向さん。
生産者の方と確かな信頼を築いてきたからこそ譲ってもらえる植物たちもあるのだとか。
選び抜かれた植物たちを求めに、遠方から訪れる方もいるという。
樹形を選ぶポイントはまさに「直観」。そう言って笑う溝向さんからは、長年培ってきた植物への確かな目線と鋭い勘が感じられます。
Sea Gardenに飾られているサイカスは、沖縄の植物仲間からお店のオープン当初にプレゼントされたものです。
溝向さんは「沖縄や九州、八丈島の生産者にすごく支えられている」と感じているそう。
「人伝えで植物のよさが伝わっていくと、植物業界がよくなっていくっていうのは間違いないので。」と語ってくださる溝向さんからはお店という枠を飛び越えて植物業界全体への暖かなまなざしが伝わってきます。
たくさんの方の思いが詰まったお店。
つながりを感じられるお店。
「溝向さんの人柄なのでしょうか。」と尋ねると、
「人柄というか、皆さんの期待をしょっているというか、自分はやらないといけないんだって気持ちで。植物の魅力を普及させる、興味を持ってもらうためにやっているっていうのが一番。」という実直なお言葉が返ってきました。
Sea Gardenのいま、おすすめの観葉植物
個性的で魅力的な観葉植物が並ぶSea Garden。
オーナーの溝向さんおすすめの植物を聞いてみました。
観葉植物を初めて育てるという方におすすめな植物は。
サンスベリア系、ユーフォルビア系など、管理が難しくないものです。水やりも月に一回ほどで、霧吹きなどで管理します。
手に持っているのはユーフォルビアのホワイトゴースト。特徴的な樹形がかわいらしい。
植物マニアにおすすめな観葉植物は。
綴化(”てっか”、もしくは”せっか”)している奇形のドラセナコンパクタ。
「こういうのは本当に欲しいっていっても中々見当たらない。」と溝向さん。
その姿からは印象的な風格がただよってきます。ちなみに、左端もコンパクタですが、根本から出ている2株は綴化しています。
観葉植物を育てる時に心強いお店「Sea Garden」
Sea Gardenのみなさん。右から二番目がオーナーの溝向さん。
観葉植物を育て始めた頃というのは、ちいさなことでも不安になるもの。
水やりの水の量はどのくらいなの?葉っぱの先が茶色くなってきたけど大丈夫?植え替えはどうやるの?
そんな、植物を管理するときに感じてしまう不安を支えて植物の楽しみ方を教えてくれるお店です。
なんでも、他店や遠方で植物を購入された方が植物について相談にこられることがあるのだとか。
そんな時は、同じ植物なので、お店の植物と同じように対応されると皆さん喜んで「また育ててみます!」と言って帰られるという。
「まずは、失敗をおそれずに。」
これから植物を始める方へ一言…という問いにスタッフの小椋さんが優しくこたえてくれました。
「一度失敗すると皆さん手が出ないので、それをあきらめずにチャレンジしてもらいたいですね。やっぱり二度三度失敗して覚えることってあると思うのです。何かあったらこちらで対応します!という感じでお客様にお店に来ていただいている機会は多いんです(笑)。買われた後もメンテナンスという形で関われていけたらなって。そんな感じでやっています。」
そう言って柔らかく笑う小椋さんからは、観葉植物への愛情やきめ細やかな心遣いが伝わってくると同時に、心強さも伝わってきて、思わず通いたくなってしまいます。
生産者の方も、そして買い手である私たちも喜ぶお店。
素敵な循環が回るお店、
それが「Sea Garden」。
アクセス情報などをくわしくみる!
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