【日比谷公園ガーデニングショー2018】ガーデニングファッションショーをレポート！

日比谷公園ガーデニングショーは、ガーデンコンテストなどが行われ毎年多くの方が訪れるイベントです。そんな日比谷公園ガーデニングショーのイベントの一つとして行われている、リアルガーデナーによる「ガーデニングファッションショー」を知っていますか？今回、NPO法人Green Worksが2014年から行っているとても興味深い「ガーデニングファッションショー」をレポートします。

目次

■日比谷公園ガーデニングファッションショーとは

■日比谷公園ガーデニングファッションショーの様子をご紹介

■アイデア次第でガーデニング用にアレンジ

日比谷公園ガーデニングファッションショーとは

NPO法人Green Worksは、2014年から「日比谷公園ガーデニングショー」の一環として「ガーデニングファッションショー」を開催してきました。ショーのモデルは、Green Worksのメンバーとその友人たちが務め、モデルたちが日々のガーデニング作業で愛用しているリアルなファッションを紹介しています。

ガーデニング用である、ないにかかわらず、誰にでも入手可能なものや、こだわりの逸品、アイデアにあふれた使い方など、ガーデニングに興味がある観客の方にヒントとなるようなファッションを披露し、ガーデニングがより楽しくなるひらめきがいっぱいで毎回好評だそう。

広く山ガールに支持されているアウトドア・ウエアや、値段的に手頃で人気なメーカーのもの、価格は高くても耐久性とおしゃれ感が優れているものなど、機能性とおしゃれ感が上手にバランスよくコーディネートされたファッションが中心となっています。

今回は登山用品やアウトドア用品で有名なモンベルに協賛いただいたそうです。

2018年は10月23日㈫日比谷公園噴水広場特設ステージにて、11：00～11：30、14：00～14：30に行われました。どなたでもご覧いただける公開イベントです。

NPO法人Green Worksについてご紹介

NPO法人Green Worksのメンバーひとりひとりは日頃、造園・庭づくりコンサルティング・園芸指導・コミュニティ形成といった場における専門業務を行っていて、それぞれが暮らす地域では、市民として「みどりのまちづくり」に携わっています。メンバーがそれぞれの場で活躍し培ってきた知識や経験、様々な個性や強みを集めて、みんなの力を合わせることで、Green Worksはより幅広い問題解決につながる活動を展開しています。

具体的には、コミュニティガーデンづくり、企業の社会貢献のお手伝い、セミナー＆講座の企画・運営、生物多様性を身近に感じるまちづくり、選択的除草の提案などを行っています。2005年に設立したNPO法人です。

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日比谷公園ガーデニングファッションショーの様子をご紹介

いよいよガーデニングファッションショーのスタートです。11：00～の午前の部をのぞかせていただきました。あいにく小雨が降っていましたが、モデルさんも観客席も楽しく盛り上がりました。

モデル東方陽子さん

ガーデニングの楽しさを伝えるには、まず自分が楽しいことが一番という東方さん。アウトドア用の花柄ショートパンツで元気いっぱい登場。花柄を取り入れると気分が上がりそうでマネしたいアイテムですね。エーグルのあったかいベストはお気に入りでヘビロテされてるそうです。モンベルのアームカバーはひじから手首までカバーし、フィット感も良く水や汚れを防いでくれる優れもの。登山用品やアウトドア用品で有名なモンベルでは、ガーデニンググッズも取扱っているのですね！山登りグッズとガーデニンググッズのコラボレーションを知りわくわくしました。軽くて乾きやすくてオシャレな山登りグッズは、ガーデニングにも取り入れられるものがたくさんありそうです。

モデル本多紫織さん

本多さんは、海や波をイメージした豊洲シーサイドガーデンで、季節の草花を育てるコミュニティガーデンの活動をされています。ボーダーＴシャツにオーバーオール、袖なしのダウンパーカーをはおり、マリンルックを意識。ブーツが履けるように裾が細いオーバーオールを選んでいるところがこだわりポイントです。オーバーオールがとてもお似合いで、体全体からガーデニングを愛する気持ちが伝わってきました。

モデル前原博さん

前原さんは、モンベルのガーデニングビブに、モンベルのストローハットをかぶってダンディーにコーディネート。ガーデニングビブは男女兼用で、肌面は肌触り良く吸湿性もあり、夏でも快適な着心地。撥水加工を施しているため水やりの際の水漏れなどを防ぎ、ガーデニングに最適です。ストローハットは天然草で作られていて涼しくオシャレなだけではありません。使わない時はリボンの形にまとめることができる、虫よけネット付きなんです。ガーデニング作業中に顔に向かって寄ってくる蚊を手で払いながら作業した大変な経験はありませんか。この帽子、とても気になりました。次のモデルさんも使っています。

モデル角田まみさん

ガーデンのちょこっとお手入れ時には、いつもこんな感じの服装です。と、角田さん。モンベルの形違いのストローハットと、モンベルのブーツで快適にガーデニングを楽しみます。ストローハットも形が違うと雰囲気が変わりますね。モンベルでは、ブーツも取扱っているのですね。雨の日のガーデニング作業はもちろん、アウトドアや雨の日のタウンユースでも活躍しそうなアイテムです。

モデル角田まみさん

蚊などの虫が気になる時には、このようにさっと虫よけネットを広げて作業に集中します。蚊と戦いながらガーデニングしたことがある方にはこの帽子の魅力がより強く伝わりますよね。顔には虫除けスプレーがぬれないし、たいてい作業中は顔だけ素肌が出ているので蚊は顔に向かって来るんです。(笑)

モデル若林諒太さん

家庭菜園のシーンをイメージし、日常的に来ているものをガーデニングに気軽に活用。GUで買ったリーズナブルなジーンズに、古着屋さんでみつけたシャツ、白いキャップで爽やかに。普段使いのアイテムにモンベルのレインジャケットとエプロン、フィールドツールポーチ（ウエストポーチ）を合わせると、完璧なガーデニングファッションになりますね。モンベルのレインコートは、雨を防ぎ、汗を逃す防水透湿性が世界最高レベル。確かに、普通のレインコートを着て雨の中作業した後、レインコートを脱いだら中は雨ではなく、汗でびっしょりだった経験があります。なるほど。世界最高レベルの防水透湿性、試してみたいです。

フィールドルーツポーチもハサミなどの道具類を内ポケットで分けて便利に収納できるそう。機能的で魅力を感じます。

モデル原慎太郎さん、原美穂さん

豊洲で東京オリンピック・パラリンピックに向けて地域のみんなでお花のおもてなしをするシーンをイメージ。日頃からコミュニティガーデンの活動をされているご夫婦です。

奥様の帽子はモンベルのフィールドアンブレロ。当日は小雨が降っていたので、付属の雨除けカバーを付けて登場されましたが、本体は天然草を使用した「笠」タイプの帽子です。頭部に空間ができるので蒸れにくく、真夏に快適！今年の夏は本当に暑かったので、頭部の空間を想像すると本当に涼しそうです。エプロンもブーツもモンベルでコーディネート。

ご主人のカバーオールもモンベル。軽くてストレッチがきいて、汚れも付きにくく、洗濯後もすぐに乾く機能的素材が魅力的。ポケットもたくさんついていて、とても便利そうで気になりました。

チェックのシャツは取り入れている方が多く、ガーデニングの気分を明るく盛り上げてくれるアイテムですね。

モデル永田ヒロ子さん

ハーブの先生でもある永田さんは、自分好みの色も取り入れつつ、いつも庭の景色を邪魔しない色合いを考えてコーディネートされているそうです。麻の上着は無印良品のセールで購入。首の日焼けと虫除けのために第一ボタンも閉めて襟を立てて着ています。ポケットにガーデニンググッズもたくさん入ります。さっと羽織って庭に出られるのでとても便利なお気に入りアイテムだそう。足元にあるゴム製のバッグは、蚊取り線香やスコップ、土入れなどいろいろ入れて便利に使っているそうです。

ブーツはル シャモーを愛用。足首のところが柔らかくて曲げやすく、脱ぎ履きが楽なのでお気に入り。

帽子はモンベルのカラフルな軽くて水に強いハットを着用。山ガールが愛用しているこの帽子は、ガーデニングに最適。カラーバリエーション豊富で何色も欲しくなりそうです。

永田さんは普段、ル・プランス・ジャルディニエの帽子も気に入って使っているとのこと。フランスの公爵家の日常から生まれたブランドで、プリンスが庭園で使う道具や身につける衣服から生まれたそうです。

上品なガーデニングスタイルがとてもお上手だと思いました。

モデル益山多眞美さん

ガーデニングコーディネーターとして活躍されている益山さん。ブラウンをテーマカラーにしたガーデナースタイルをご紹介。レザーのウエストバッグとツールバッグは、MS Gardenのオリジナル。ウエストバッグは手持ちのベルトに通すだけでオシャレに楽しめ、スマホ、手袋、ガーデニングツールを入れるのに便利。レザーのエプロンは、滋賀県にあるローザンベリー多和田さんのオリジナル。フィット感が良くこのエプロンをつけるととても気分が上がるそうです。女性らしい雰囲気のあるコーディネートに魅了されました。

▼滋賀県にあるイングリッシュガーデン、ローザンベリー多和田さんについてはこちらでご紹介！

モデル梁瀬泰子さん

軽井沢にある隠れ家ホテルのガーデンメンテナンス作業に入るイメージで、目立ちすぎず景観になじむような心遣いをこめて。ホテルにはジーンズはNGなので、ストレッチがきいたインディコブルーのスエットをセレクト。GUの製品です。落ち着いた光沢があるシャンブレー風のネルシャツを合わせます。ちょっと寒い時にダウンベストは必須です。（バッグから取り出してさっとはおられました。）軽くて水に強いビニール製のバッグも、ガーデナーの定番として大人気とのこと。エプロンはモンベル。生地がしっかりしていて、ポケットも機能的でお気に入り。ブーツはhunterの黒。好きなブーツを履いていると、作業も楽しくなるそうですよ！

シンプルで上品なコーディネートがとても爽やかです。

モデル土谷ますみさん

LOVEGREENボタニカルピープルでもインタビューさせていただいた、寄せ植え講師の土谷ますみさん。モデルポーズも美しく決まっていました。ウエストのレザーケースは土谷さんが働いているグリーンギャラリーガーデンズと、ガーデンデザイナーの吉谷桂子さんのコラボで作り上げたもの。とても使いやすくてオシャレなデザインです。アクセントにはカラフルな革製手袋「現場系女子」。寒い時に重いものを持つ仕事も明るい気分で。通販サイトモノタロウで各色そろえて楽しんでいるそう。また、大きくて丈夫なキャンバス地のバッグは蓋付きなので一瞬で中味を隠すことができる優れもの。バッグの中には、ブログやインスタグラム用の撮影に必用な一眼レフカメラもすっぽりと入っていました。挿し色の使い方がとても上手でお似合いです。

【エースグローブ】 現場系女子 牛床革外縫い内綿 アンバー Sサイズ AG2556

モデル土谷ますみさん

ユニクロで買った帽子をオリジナルにプチリメイク。リボンの生地はガーデニングエプロンだそうですよ。

モデル冨永由紀子さん

日頃から、山登り用に作られた機能的な服をガーデニングに使っているという冨永さん。長袖Tシャツとベストはアウトドアメーカーのフォックスファイヤー。すぐに乾いて通気性に優れているので汗をかいてもすぐ乾き体が冷えません。長袖Tシャツの上にベストを着て、作業で暑くなったらベストを脱いで体温調節します。パンツはストレッチがきいた撥水性に優れたものを選んでオールシーズン愛用しています。

モデル冨永由紀子さん

バッグはルートートのトートバッグ。防水性があり、しっかりしていてマチも広いので必用な園芸用品が全部入ります。

靴は、低山ハイクやキャンプなどに最適な雨でもはける全天候型の登山靴をセレクト。軽くて柔らかく、水もはじき中は蒸れにくく滑らないので作業が安心してできるそうです。さすが、なるほどだな！と、共感しました。

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アイデア次第でガーデニング用にアレンジ

モデル富永由紀子さん

とても興味深々で向かった日比谷公園ガーデニングファッションショー。日頃から植物とふれあって活動されている方が取り入れているアイデアは本当に参考になりました。

今回、登山グッズやアウトドアグッズには軽くて機能的でガーデニングに使えるものがあふれていることを教わり、よく考えてみたらそうなのですが、今まで気付かなかった自分に驚きました。

また、全身をガーデニング用品でかためなくでも、普段使いのものにこだわりのグッズを所々に組み合わせるアイデアも学びました。ナテュラルな、シンプルな、女性らしい、上品な、などそれぞれの方の個性が表現され、いつもほぼ動きやすさと日焼け対策だけ考えて選んでいる自分のガーデニングファッションを反省。もっとおしゃれに楽しみたいと思いました。

モデルの皆さんが心から植物が好きで「ガーデニングが楽しい！」という思いが全身からあふれ出ていて、もちろん皆様本職はモデル以外のお仕事をされているので、少しはにかんでいるシーンも見受けられたりと、コーディネートに感心して共感したり、時にとても微笑ましかったり、とても楽しいガーデニングファッションショーでした。

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グリーンアドバイザー、ハンギングバスケットマスター、野菜ソムリエ、家庭菜園検定２級。園芸業界で植物全般を幅広く学び経験してきました。LOVEGREEN編集部では主に寄せ植えやリース作り、ボタニカルピープルなどの取材を担当。人が植物と心地良く暮らし、その幸せの連鎖が世界中に広がっていくことを願います。趣味はママさんサッカー。都大会優勝を目指して日々練習しています。