【枯らさないコツ】「モンステラ」や「斑入りモンステラ」をイキイキと育てる方法|Jolie石川さん直伝
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大きな葉に独特の美しい切れ込みが入るモンステラは、おしゃれなインテリアグリーンとして圧倒的な人気を誇ります。最近は希少な「斑(ふ)入り」も注目されていますが、「枯らしてしまいそう」「難しそう」と不安な方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、希少な斑入り植物のスペシャリスト「Jolie Nursery」の代表・石川裕貴さんにインタビュー!プロが実践するモンステラを「枯らさないコツ」や「イキイキと育てるポイント」はもちろん、小さな苗を立派に大きく育てる方法まで、分かりやすく教えていただきました。
撮影協力/Jolie Nursery プロトリーフゆめが丘ソラトス店
目次
「モンステラ」と「斑入りモンステラ」の育て方の違い

日当たりや置き場所
編集部:
「普通のモンステラ」と「斑入りのモンステラ」は、育て方に違いがありますか?
石川さん:
はい。自生地の環境は共通なので基本的には同じですが、斑入りモンステラは白い部分の葉緑素が少なく、光合成の効率が落ちるため、育てるうえで注意すべき点が異なります。
例えば、光についてお話ししますと、光合成を助けるために、日当たりの確保が大切なのですが、直射日光は「葉焼け」を招くので「明るい日陰」が適しています。レースのカーテン越しに置いたり、植物育成ライトを活用して光を補うのも効果的です。
編集部:
なるほど。普通のモンステラよりも光合成の力が弱いので、光はより必要ですが、光が強すぎると葉焼けをしてしまうんですね。
普通のモンステラは、春~秋にかけて屋外の明るい日陰でも管理できると言いますが、斑入りモンステラは、少しデリケートなので一年中室内で育てる方が安心でしょうか?
石川さん:
はい。環境の変化に敏感ですので、基本的に室内で育てることをおすすめしています。
用土について
編集部:
土はどんな土を使うとよいでしょうか?
石川さん:
土は、普通のモンステラも斑入りも共通して、観葉植物用の培養土など、水はけや通気性が良い土が適しています。

肥料について
編集部:
普通のモンステラの場合、肥料は無しでも育ちますが、春から秋の生長期に適量与えると生長が早くなりますよね。斑入りモンステラで特に注意した方がよいことはありますか?
石川さん:
肥料のやりすぎには注意が必要です。斑入りモンステラはゆっくり生長するので、肥料のラベルに書かれた適量より少なめ(薄め)に与える方が葉が美しく育ちやすいです。肥料を与えすぎると、肥料焼けを起こして葉が茶色くなってしまうことがあります。
水やりについて
編集部:
普通のモンステラの場合、春~秋の生長期は、土の表面が乾燥したらたっぷりと水を与え、気温が低くなってくると生長が緩慢になってくるので、控え気味に水やりを続けています。斑入りの場合は、いかがでしょうか?
石川さん:
基本的には同じです。実際のところ、水のやりすぎで根を腐らせてしまう方が多いので、与えすぎには本当に注意が必要です。

温度や湿度について
編集部:
モンステラの適温は20℃~30℃くらいで、寒さに弱く、温度が低くなってくると生長が止まりますが、斑入りモンステラも同じでしょうか?
石川さん:
はい。斑入りモンステラも寒さに弱い性質です。
編集部:
冬の窓辺は寒いので、窓から離れたところに置いた方がいいですね。エアコンの風にも直接当たらないように注意して……。
石川さん:
そうですね。ちなみに湿度は、60%〜70%程度を保つのが理想的です。
編集部:
湿度60%〜70%は、人が快適に感じる湿度(40%~60%)と比べると少し高めですね。だからといって、土がいつも湿っている状態では根が腐ってしまいますよね。湿度を保つには、葉水(はみず)などで補うのがいいでしょうか?
石川さん:
はい。葉水も一つの方法です。葉水をすることで、乾燥を防ぎ、ハダニなどの害虫予防やホコリによる光合成の低下を防ぐこともできます。
斑入りモンステラは、葉緑素が少なく、光合成の効率が落ちるため、環境変化に対してより繊細なところがあり、美しい斑を維持するには、適切な光と水、温度や湿度、バランスの良い栄養管理が非常に重要なんです。
編集部:
ありがとうございます!とてもよくわかりました。
普通のモンステラと、斑入りのモンステラは基本的な育て方は同じですが、斑入りのモンステラの方が、全体的に少しデリケートな性質であることを意識して育ててみたいと思いました。やさしい光を当てて、水や肥料のやりすぎに注意し、日々よく観察しながら家の中のベストポジションを見つけて、きれいな斑をキープしたいと思います!
▼普通のモンステラの詳しい育て方は植物図鑑をご覧ください。
小さな苗から立派に大きく育てるには

編集部:
小さな苗から、大きく育てるまでのポイントを教えてください。

石川さん:
モンステラは、光・風・水・肥料・温度などの基本を整え、モスポール(水苔を詰めた支柱)に気根(きこん)を活着させてあげることで、大きく立派に育ちます。

編集部:
なるほど。自生のモンステラが、近くの樹木に気根を絡ませて上へ上へと生長する姿を、モスポールを使って再現するのですね!モスポールは、生長に合わせて上に継ぎ足していけるので便利ですね。
石川さん:
そうなんです。しかもモスポールはただの支柱ではなく、中の水苔に水分や栄養分を含ませることができるため、気根から水や栄養を吸収できる優れたアイテムなんですよ。

編集部:
この見事な斑入りのモンステラも、モスポールをつたって上に伸びていますね!

石川さん:
はい。「自宅で立派な大株に育ててみたい!」という愛好家の方が多いので、モスポールはとても人気のアイテムですね。

編集部:
ちなみに、私が今回お迎えしたような小さな苗の場合も、すぐにモスポールを立てて一回り大きな鉢に植え替えた方がよいのでしょうか?
石川さん:
斑入りは特に生長がゆっくりなので、まずは「一回り大きな鉢」へ段階的に植え替えていきましょう。
小さいうちは、まだモスポールは必要ありません。苗が倒れたり葉が広がったりするのを防ぐために、ワイヤーの支柱をU字型(トンネル状)に丸く曲げて、やさしく株元を囲って支えてあげるくらいで十分です。茎がしっかり立ち上がり、上に向かって伸びてきたタイミングでモスポールを仕立ててあげてください。
一枚一枚の葉をゆっくり丁寧に育てていくことが、美しい大株に育てるための一番の近道です。
編集部:
はい。大きな葉っぱになるのが楽しみです。のんびりかまえて頑張ります。
モンステラの葉の切れ込みは最初からある?

モンステラ・バールマルクス
編集部:
モンステラの葉の切れ込みは、ベビーちゃんのときは無いんですよね。

モンステラ・バールマルクス
石川さん:
はい。そうです。これは、少し大きく育った「バールマルクス」ですが、切れ込みが入っています。ある程度生長すると、切れ込みが入った葉が出てくるんです。
編集部:
くるくる巻いた葉が伸びて、開いたときに、切れ込みが入っている葉が初めて出たときは感動ですね~!
▼Jolie Nurseryさんの販売会の様子はこちら
Jolie Nurseryの代表 石川裕貴さんをご紹介

Jolie Nursery代表。希少なアロイド・
Jolie Nursery石川裕貴さんのInstagramはこちら
石川裕貴さん、ありがとうございました!
「普通のモンステラ」と「斑入りのモンステラ」では育て方にどんな違いがあるのか、とてもよくわかりました。
今回、「Jolie Nursery」さんの販売会におじゃまさせていただきましたが、会場は終始温かい熱気に包まれていました。とっておきの一鉢を選んでいる愛好家の方から、嬉しそうに初めてのモンステラを抱えるビギナーの方まで、植物を愛する皆さんの笑顔がとても印象的でした。こちらまで幸せな気持ちになり「やっぱり、植物のある暮らしっていいな」としみじみ感じました。
今回の販売会の会場となったのは、相鉄いずみの線「ゆめが丘駅」直結の「プロトリーフゆめが丘ソラトス店」さん。アクセス抜群で、初心者からマニアまでワクワクが止まらない魅力的なガーデンショップです。
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