お金持ちになりたかったら、チューリップを育てなさい｜ぴーちゃんの植物雑記帳＃6

こんにちは。しばらくお休みを頂いておりました。久々に帰ってきたと思ったらこのタイトル。アイツ何があったんだ…？変なセミナーでも始めたのか…？

と、お思いになった方もいらっしゃるかもしれません。ご安心ください。まだ変なセミナーはやっていません。ただひとつ、ピン！と閃いたことがあるのです。

pichan_desu マンションで観葉植物やベランダガーデニングを楽しむ様子がInstagramで人気。植物の育て方・飾り方から、インスタとは思えない長文の植物コラムまで、ネタが渋滞気味の「自称植物系アカウント」。最近はバラ沼にはまり中。第1期LOVEGREENアンバサダー。

目次

• 植物を育てるって、未来への投資じゃないか！
• 咲く保証はない。それでも私たちは球根を植える
• 今が植え時！おすすめ秋植え球根

植物を育てるって、未来への投資じゃないか！

『日本人は投資が苦手だ』――と、よく言われるそうです。

なぜかというと、日本人は「今、目の前にある価値」を重視しやすいから。

『今すぐに使える日本円』、すなわち現金を大事にするから。

「投資？ドル？そういうのリスクがあるんでしょ？現金が一番安心だ！」そう考える傾向が強いからだそうです。

だから未来に向かってお金を使う投資に、苦手意識を持つ日本人が多いんですって。一説ですけども。

ところで私、思うんです。働いて得られるお金って、限りがあるじゃないですか。働ける時間も体力も限度がありますし。

それに比べて「お金が稼いでくるお金」って、限りがないんです。天井がないんです。

だから投資ができる余裕のあるお金持ちはそれを元手にさらに稼いで、労働力の提供しかできない人は、ずっとそのまま変わらないんです。

まさに、お金がお金を呼ぶ。その現実を認識して以来、私は投資に大いに関心を持っています。といってもNISAくらいしかしていませんが……。

そんな私、『日本人は今目の前に見えないものへの投資が苦手だ』という話を聞いて、閃きました。

植物を育てる人って、未来に投資することを、自然とやっているじゃないですか。

目次に戻る≫

咲く保証はない。それでも私たちは球根を植える

例えば球根。秋に植えるチューリップの球根。それを植えたら、春に必ず咲くっていう保証はないわけです。しかも咲くまでにす～ごい時間かかるし、なんなら咲いてない時間の方が長いし。

でも私たちは、球根を植える。

チューリップの花を楽しみたいだけなら、春に開花株を買えばいいんです。でも私は、秋に球根を買い、土に植える。それが咲かないこともあると分かっていながらも、それを買う。

それはまさに、今価値あるものではなく、未来に向かってお金を使うこと――投資に近いのではないか。そう思ったのです。植物を育てることによって、そんな『投資』マインドが自然と身につけられるかもしれない。

つまり「お金持ちになりたければ、チューリップを育てなさい」・・・どうでしょうか。こんなビジネス本、出せませんかね？？出版のお話、お待ちしております（投資の実績は全くありません）。

自作の妄想表紙はできております

ということで、今まさに植える時期！な、おすすめ秋植え球根をご紹介します。

まずは球根の大定番、チューリップ様から！

目次に戻る≫

今が植え時！おすすめ秋植え球根

チューリップ『サネ』

チューリップの中で一番好きです。透明感のある淡いピンクのグラデーションがたまりません。ほのかに甘い香りもします。

 

別アングルから。

見てください、このかわいい王道ピンクちゃんを！後ろの真ん中が黄色い花も実はチューリップです。(たぶん「ライラックワンダー」)

チューリップ『プリティーウーマン』

この華やかな赤！名前のとおりとっても可愛かったです。元気が出る色！
個人的にはチューリップはギュギュッと密植させるのが好きです。かわいいたまらん。水仙と一緒に。

チューリップ『アントワネット』

もう、名前がアントワネットですからね。名前からいいじゃないですか。

もちろん名前だけじゃない。このチューリップは実に面白いのです。咲き始めはまず黄色いにオレンジの縁取りが入って・・・

 

このように縁取りが濃くなっていきます。インパクト抜群なカラーに変身！ひとつの茎から複数花が咲くのもすごいですね。

ちなみに下に映ってる青っぽいビオラは、「ヌーヴェルヴァーグ　ラピスラズリ」。だいぶ色が褪せていますが、もう少し寒い時期には・・・

 

こんな高貴な姿を見せてくれます。一株800円した。高かったけど今年も買いました。

水仙（八重咲品種）

透明感ある花姿に惚れました。水仙の学名「ナルキッソス」は、ギリシャ神話が誇る究極のイケメンであるナルキッソス君に由来。水面に映った自分に惚れて、衰弱死した切ない美少年を彷彿させる儚さです。

水仙集合！

黄色い水仙は多分『タヒチ』って名前だと思うんですが、イランイランのような甘くていい香りがして、とってもよかったです！

水仙って和風なイメージがあったのですが、洋風ガーデンを目指している我が家にも意外とよく馴染んでくれました。

ラナンキュラス・ラックス

秋植え球根といえば、以前記事を書かせていただいた、「ラナンキュラス・ラックス」も欠かせません！

これ、こんなに花咲かせてますけど、実は一株なんですよ……？？すごくないですか！？

憧れの両手いっぱいの花束がお家で実現できてしてしまいます。白い花は「グレーシス」という色。右側にちらっと映っているピンクのは「アリアドネ」です。

 

春のマンションベランダガーデンの様子

ということで、ぜひみなさまも球根を植えてみませんか。春のお楽しみが増えますよ！

目次に戻る≫

• 
• 

LOVEGREEN(ラブグリーン)の編集部アカウントです。育て方の記事や、編集部としての取材記事やオフィシャル情報などを配信。