世界の植物紀行 – 四代目金岡又右衛門 -「シンガポール~ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」日本の植物&みどりのまちづくり編
LOVEGREEN編集部
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シンガポール・ボタニック・ガーデン(Singapore Botanic Garden)
さてここからは今までのガーデンズ・バイ・ザ・ベイとはある意味、対称的であるシンガポールを代表する植物園「シンガポール・ボタニック・ガーデン(Singapore Botanic Garden)」をご紹介。
「シンガポール・ボタニック・ガーデン(Singapore Botanic Garden)」は交通の便も良く、シンガポール中心部から地下鉄で行くことができ、最寄りのBotanic Garden駅を出るとすぐに入り口ゲートがある。
「シンガポール・ボタニック・ガーデン(Singapore Botanic Garden)」の歴史は約160年あり、植物研究のための施設である。現在では緑化を推進するシンガポールのシンボル的存在ともいえる。2015年7月にユネスコの世界遺産に登録されている。
そして入場無料の公園のゲートをくぐり、しばらく植物に迎えられながら進んでいくと、広々とした芝生の公園が目の前に拡がってくる。
その中ではジョギングやウォーキングで汗を流している人、ヨガや太極拳などのアクティビティーを楽しむ人や、週末には家族連れでピクニックをする人たちの姿が多く見られ、自然に直接触れ合えることができる住民のかけがえのない憩いの場になっているのがすぐにわかります。
広大な公園内はテーマごとにきれいに整備されており、シンガポールならでは南国の植物を、ゆっくりと鑑賞できるようになっている。その広さは約63ha、東京ドーム約13個分!です。そのような広さの公園内をくまなく観て周ると半日はかかってしまうため、しっかりした暑さ対策が必要です。私はいつも朝一番に公園に行き、お昼過ぎまでの気温が上がる頃までに散策をするようにしている。
見どころの「ナショナルオーキッドガーデン」
ここの植物園での見どころは、ナショナルオーキッドガーデンがその一つである。原種、交配種を合わせると約3,000種の洋ラン約6万株が集められているとのこと。その規模は世界最大級の蘭園と言えると思う。ただしこの植物園は無料ではあるが、この施設だけ入園料が必要。ただ見事な蘭の数々が展示されているため、十分価格以上の価値があるといえる。
お気に入りの「チルドレンガーデン」
その他に私が気に入っているのがChildren Gardenである。自然のアンジュレーションを活かし造られた丘に子どもが喜ぶ遊具などがあり、アスレチックを楽しめるゾーン。
チルドレンガーデンでは自然に触れ遊ぶことで、植物を通じ命の尊さ、植物の大切さを楽しみながら学べるようになっている。小さなお子さま連れでの入場となるが、外部から保護者、引率者以外、基本は入れなくなっていますので、安心して楽しめるのではないかと思う。
その他の「テーマゾーン」
この他にソテツが植栽されたダイナソーガーデンやジンジャーガーデンなど様々なテーマゾーンがあり、ぐるっと一周するだけでも良い運動になるだろう。
ここでの見どころは一般的には世界最大級のオーキッドガーデンゾーンと言えるであろうが、私は大都会の中の広大な自然でゆっくり寝ころびながら時間の流れを楽しめる空間全体が見どころ?感じどころ?のように思う。ゆっくりする時間が取れる方は是非気温が上がる前の午前中にでも訪問をし、芝生の上で寝ころんでみればと思う。
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