前田有紀の一“花”言vol.53 変わり咲きのバラ〜珍しい品種を探してみよう
LOVEGREEN編集部
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多くの種類の花々が出回り、お花屋さんが賑わう春。今回はあまり見かけない、「変わり咲きのバラ」の魅力を前田有紀さんに教えていただきました。見る人を幸福感で満たしてくれるバラは贈り物にも人気。この春はいつもとは一味違う「変わり咲きのバラ」を贈ってみるのはいかがでしょうか。
目次
前田さんと「変わり咲きのバラ」の出会い
2013年頃、花に関わる仕事をしたいと思いイギリスに留学された前田さん。
「留学先では中世のお城でガーデニングのインターンを経験しました。7つのガーデンがあつたのですが、お城から見下ろせるメインのガーデンは、”Queen’s garden”と呼ばれる多種多様のバラが植えられた庭でした。
それまでは、バラは1輪でまっすぐ生えていると言うイメージが強くあったのですが、その庭には変わったバラが多く、見たことの無い品種も。これもバラなんだ!と言う発見があり、バラに対する見方が変わりました。
よりバラを身近に感じられるかなと思い、今回は変わり咲きのバラの魅力をご紹介しますね」。(前田さん)
おすすめの「変わり咲きのバラ」
フォセット
花びらが分厚く、咲き方が特徴的なフォセット。形もデコボコとして、ユニークです。こちらは新しい品種で、2016年に登場したバラなんだとか。
真ん中の緑の部分は「グリーンアイ」と言います。グリーンアイがあることで自然的でかわいらしい印象に。
「柔らかいアプリコットとピンクの花びらに、花芯はグリーンアイの個性的なバラです。fossetteはフランス語で”えくぼ”という意味。市場でも一際存在感があって、思わず手にしてしまいました。大輪のバラなので、1輪でスッっと生けても絵になりますよ」。
ラピスベール
薄紫色とほのかな緑色で優しい風合いのラピスベール。
ふっくらとした花姿は、見る者に幸福感を与えてくれます。
「アンティークな色合いなので、どんなインテリアに溶け込みやすくて、お部屋の雰囲気に馴染みやすいです。おしゃれに飾りたい方におすすめです」。
グリーンローズ
グリーン1色だからいろんな花と合わせやすいグリーンローズ。野性味のある花姿で、ファンの多い品種です。
日本では作っている生産者さんも少ない、とても珍しいバラなんです。
「男性にもおすすめですね。珍しい品種なのでお花屋さんで見つけたら是非購入して欲しいです」。
ラディッシュ
ほのかな赤みが可愛らしいラディッシュ。バラは1輪咲きのイメージがある人も多いと思いますが、こちらは1本にお花がたくさん咲いているスプレー咲き。色が鮮やかな花とも合い、馴染ませてくれるのでカラフルなあしらいにしたいときにおすすめ。
「スプレー咲きのバラは、少ない本数で飾っても空間をおしゃれに演出してくれますよ」。
\変わり咲きのバラの生け方をご紹介/
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