球根、宿根草の植え付け特集|秋のガーデニング
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酷暑続きだった夏がようやく終わり、10月のガーデニングシーズン到来! 厳しい気象で傷んだ植物の整理をしつつ、少し先の「春の準備」も始めませんか。
春夏と比べ、ゆっくり穏やかに生長する秋冬の植物。半年後の庭やベランダをイメージして、こだわりの球根や宿根草を植え付け、冬から春の楽しみの仕込みをしましょう。おすすめの球根や宿根草の記事をご紹介します。
球根植物の定番、チューリップ、ヒヤシンス、ムスカリをはじめ、秋に植え付ける球根は種類が豊富! 植え付けのコツさえつかめば管理が楽なものが多く、ガーデニング初心者さんにもおすすめです。地植えでも鉢植えでも楽しめるので、チャレンジしてみませんか。
「どんな球根植物が人気なの!? 」「みんなどんな品種を買っているの!? 」
植物とガーデン用品の通販サイト「園芸ネット」さんに、気になるランキングを教えていただきました。秋の球根セレクトの参考にしてみてくださいね。
球根の水栽培と言えば「ヒヤシンス」。小学生のときに育てた経験がある方も多いのでは。ヒヤシンスだけでなく、水栽培できる球根はほかにもあります。
土に植えるのとは、また一味違った楽しみ方ができる水栽培。庭で育てるより早く開花するため、お部屋に一足早く春を呼び込むことができます。生長する根を眺められるので、植物のエネルギーを感じることができるのも水栽培の魅力です。
球根植物だけの寄せ植えや草花と組み合わせて作るものなど、いろいろな楽しみ方ができます。花合わせ、色合わせ…….自分のこだわりを詰め込んで、春に咲き誇る風景をイメージしながら寄せ植えを作ってみましょう。
秋は、春から初夏に開花する「未開花株の宿根草」の流通時期。見た目が地味で、お店では目立たない存在ですが、秋に植えると初年度から花をたくさん楽しめるため、温暖地では植え付け時期としては一番おすすめです。
宿根草は、長い年月を経て少しずつ生長し、花数が増え、見事な株になっていく過程を楽しめるのが魅力のひとつですが、「秋に植え付け、春まで半年ほど生長に時間を与えた株」と「春に植え付け、まもなく開花を迎えた株」とでは、1年目の株の状態、花数に歴然とした差がでます。球根と一緒に、宿根草も植え付けてみませんか。
球根と宿根草の植え付け まとめ
①球根の入手はお早めに
流通期間が長い花苗と違い、球根類は期間限定の売り切り商品であることがほとんどです。販売開始は、ネット通販であれば夏から予約開始、園芸店では9月後半くらいから店頭に並びます。珍しいもの、人気商品から売り切れていくので、こだわりのある方は早めに購入しましょう。
②球根の植え付け時期
植え付け適期はどこでも同じではなく、地域の気温によって変わります。また、その年によって気温の変化は様々なので、「落葉樹が美しく紅葉し始める時期がその年の植え付けのタイミング」と覚えおくとよいでしょう。
植え付け時期のベストは、だいたい10月~11月頃。早すぎず、遅すぎず、ベストタイミングに植えることは、その後の生長にとってとても大切です。春に咲く球根植物は、冬の寒さを感じることによって花芽を作ります。
③宿根草の植え付け
宿根草を秋に植え付けることができるのは、寒さがさほど厳しくない温暖地です。まだコートを着なくても過ごせるくらいのうちに植え付けましょう。真冬の植え付けは、植えた直後に霜にやられてしまうことも。冬に購入した苗はひとまず鉢植えで管理し、霜の心配がなくなってから定植しましょう。
④年明けから出回る「芽出し苗」もおすすめ!
生産者さんが「ポットに球根を植え付け、発芽した状態のもの」が年明けごろから流通します。球根の植え付けはハードルが高い方は、「芽出し苗」もおすすめです。