アルケミラモリスとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- アルケミラモリス
- 学名
Alchemilla mollis
- 英名
- Lady's mantle
- 和名
- 西洋羽衣草
- 科名
- バラ科
- 属名
- ハゴロモグサ属
- 原産地
- ヨーロッパ
アルケミラモリスの特徴
アルケミラモリスはバラ科の多年草です。明るい若草色の葉が美しく、初夏から秋にかけて咲く黄緑色の小花も可愛らしい植物です。ハーブではレディスマントルという別名で呼ばれることもあります。日当たりのいい半日陰に向いています。直射日光が当たり過ぎると葉焼けを起こしてしまいます。葉の表面にうっすらと毛があるので、水を弾きやすく、雨上がりには葉の表に水玉が溜まって可愛らしい姿を見られます。
アルケミラモリスの詳細情報
園芸分類 | 草花、ハーブ |
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草丈・樹高 | 20㎝~50㎝ |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 弱い |
耐陰性 | 強い |
花色 | 黄緑色 |
開花時期 | 5月~6月 |
アルケミラモリスの栽培環境
日当たり・置き場所
寒さに強く、強い暑さと湿気に弱く、根の乾燥を嫌います。
花、葉、幹は湿度が少ない風通しの良い場所を好みます。
夏の間は直射日光で土が温まり根が傷まない様に、明るい木陰や半日陰になるような場所に置きましょう。
冷涼地では日当たりの良い場所でも半日陰でも場所を選ばず育てられます。
用土
水はけが良く腐葉土や堆肥など腐植質の土を好みます。小粒の赤玉土と鹿沼土を同量くらいに混ぜて、3割ほど腐葉土を混ぜた土が適しています。乾燥は嫌いますが水分が溜まりすぎる土壌では根腐れをしてしまいますので、水はけが良く適度な水分を含む土壌で育てましょう。
アルケミラモリスの育て方のポイント
水やり
根の乾燥を嫌います。
鉢植えの場合、土の表面が乾いたらたっぷりと鉢の底から水が出てくるまで与え、水切れに注意が必要です。
庭植えの場合は、しっかり根が付いている場合は頻繁にあげる必要はなく、土の中まで乾燥するような晴天が続いた場合にはたっぷりと与えましょう。
肥料
庭植えの場合は、植え付けの時に腐葉土をよく混ぜ、化成肥料を少量施します。その後は特に肥料を与えなくても良く育ちます。
鉢植えの場合は10月~11月頃と3月~4月に、置き肥なら2回位(月に1度)鉢の縁に沿わすように、液肥なら4回位(月に2回程)施します
病害虫
病気は高温多湿に弱い為、根腐れを起こしやすい植物です。水はけと風通し、高温にならないように注意しましょう。
ケムシ類が、葉や蕾に付きやすい植物です。ケムシが出始める季節より少し早めに防虫剤などを散布するとケムシが来ません。
アルケミラモリスの詳しい育て方
選び方
苗を選ぶ場合はなるべく葉が大きく、葉が密集していてしっかりした株の物を選びましょう。
植え付け
植え付けは、苗の場合、涼しい季節9月~11月、3月~5月頃に植え付けます。株分けした苗は11月頃と3月頃の涼しい季節が最適です。
腐葉土をよく混ぜて水はけを良くします。注意する事は根を上手く深く張らせる為に、深植えにならないように注意します。陽ざしの強い地域では地植えする場合、落葉樹などの明るい日陰に植え付けましょう。
アルケミラモリスの根は太い根が横に伸びて少しずつ土の表面に近い場所で広がって行く為、直射日光による高温が根を傷めやすく半日陰を好みます。
植え替えは、鉢植えの場合は根が詰まると花のつきが悪くなってきます1年~2年置きに根をほぐして株分けをします。
株分けの際も根付くまでは、特に乾燥に注意しましょう。