プテリスとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
プテリス
学名

Pteris

英名
Brake fern
和名
イノモトソウ
科名
イノモトソウ科
属名
イノモトソウ属
原産地
熱帯~亜熱帯

プテリスの特徴

プテリスは涼し気な美しい葉が特徴的な観葉植物。シダの仲間で、日本にもオオバノイノモトソウなどが自生しています。葉色は明るいグリーン、濃いグリーン、白の斑入りなど様々あり、葉の形も豊富です。

観葉植物として人気が高いプテリスですが、暖かい季節であれば屋外で育てることもできます。直射日光に当たると葉焼けしてしまうので、明るい日陰で管理します。日陰や半日陰の庭に植えたり、寄せ植えやハンギングバスケットにも使えます。寒さに弱く霜に当たると株が傷んでしまうので、周年楽しむためには寒くなる前に室内に取り込む必要があります。

プテリスの詳細情報

園芸分類 シダ・コケ
草丈・樹高 10cm~40cm
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
耐陰性 強い

▼プテリスを使った寄せ植えはこちら 

 

プテリスの栽培環境

日当たり・置き場所

プテリスは湿り気のある明るい日陰か半日陰を好みます。暖かい季節は屋外でも育てられますが、直射日光は避けます。冬は霜に当たると株が傷んでしまうので、室内で管理しましょう。室内では、エアコンの風が直接当たらない場所が好ましいです。

用土

プテリスは、排水性が良く、適度な保水性がある土を好みます。市販の草花用の培養土や、観葉植物用の土で問題なく育ちます。

プテリスの育て方のポイント

水やり

プテリスは湿度の高い状態を好むので、暖かい季節は土を乾かさないように水やりし、冬は寒さで根が傷まないように、土が乾いてから水やりしましょう。乾燥を嫌うため、定期的に霧吹きで葉水をすると美しく育ちます。

肥料

プテリスは、春から秋の生育期に緩効性肥料を適量施します。

病害虫

プテリスがかかりやすい病気は、炭そ病です。暖かい季節に発生し、葉に褐色の病斑ができます。他の葉に移らないよう、見つけたらすぐに病気の葉を切り取ります。

プテリスにつきやすい虫は、ハダニ、カイガラムシ、ハマキムシなどです。見つけたらすぐに対処しましょう。

プテリスの詳しい育て方

選び方

プテリスは、みずみずしい葉がたくさん出ているものを選びます。葉が少なかったり、株元の葉が枯れているような苗は避けましょう。

植え付け

プテリスの植え付けは、春から秋の生育期に行います。

剪定・切り戻し

プテリスは特に切り戻しの必要はありません。育ちすぎて葉が多すぎる場合は、好みのボリュームに適宜間引きする程度で大丈夫です。下の方の葉が枯れてきたら根元から切り取ります。

植え替え・鉢替え

プテリスの植え替え適期は、春から秋の生育期です。根土を軽くほぐして、一回り大きい鉢に新しい土を使って植え替えましょう。

夏越し

プテリスは暑さに強いため、特別な夏越し対策は必要ありません。直射日光に当たると葉焼けしてしまうので、明るい日陰で管理しましょう。

冬越し

プテリスは寒さに弱いので、寒くなる前に室内に取り込みましょう。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

プテリスは、植え替えする際に株分けを行って鉢を増やしていきます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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