青色が鮮やかなカーネーション「ムーンダスト」を生けよう
峰亜由美
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フリルの様にカールした花びらが集まるカーネーション。
カーネーションは母の日の贈り物の定番としても良く知られていますね。
柔らかな丸いフォルムが可愛らしい形をしています。飾り方も色々、今回は青色が美しい「ムーンダスト」という種類のカーネーションと季節の植物を合わせた生け方をご紹介致します。
少し大人っぽく、色変わりをしたシックな山紫陽花やグリーンと合わせて生けてみました。
目次
■完成
今回、合わせたお花達
1.カーネーション「ムーンダスト」
2.山紫陽花
3.アルケミラモリス
4.アイビー
和の雰囲気にも◎!お椀型の器に生ける
今回はお椀型の器を使ってカーネーションを生けてみます。
お椀型の器は比較的背が低く、テーブルの上などにも飾りやすい形です。
形も丸く、テーブルの真ん中に置くと、四方見(シホウミ)という見え方で、どの位置から見てもお花を楽しむ事が出来ます。
1.口が広い器なので、器の中に直径と同じ長さで枝を切り、花止め(ハナドメ)として十字にセットします。
写真は1本目
十字に2本目の枝もセットします。
2.山紫陽花を器の縁に添わせての花の頭をのせる様に生けてみます。
動きを出す為に十字に器の中にセットした花止めを使って、紫陽花に抑揚をつけてみましょう。
3.1本目のムーンダストを紫陽花の横に器の縁に添わせていけます。
4.カーネーションをバランス良く足していきます。ポイントは3本のカーネーションが正三角形の位置になるよりも、ほんの少し中心をずらして二等辺三角形になる様に生けると全体が洗練された雰囲気にまとまります。
5.アイビーを手前に、山紫陽花から自然に流れる様なラインで生け込みます。
6.アルケミラモリスをバランス良く配置します。
山紫陽花とアイビーの間に自然になじませる様に生け込み、カーネーションの下にも少しだけあしらいます。
この場合は花を入れ過ぎない事がポイントです。
入れ過ぎない事によってアルケミラモリスの小さなお星様みたいな様子が引き立ち、カーネーションの名前でもあるムーンダストの名前のごとく、深い夜空のような色合いに小さな星が瞬くイメージで生けてみて下さい。
完成
完成です。
今回の生け方は、器からあふれ出るような生け方がポイントです。
ぬくもりを感じる器にボリュームのあるカーネーションの雰囲気が良く似合い、溢れるような生け方によって、おおらかで優しいイメージを空間に運ぶ事ができます。
今回は大人っぽく吸い込まれるような紫色をしたムーンダストというカーネーションを生けてみましたが、季節やイベントに合わせて、カーネーションの色を変化させても適応出来る花材なので。、色々なカーネーションの色で試してみても素敵ですね。
今回は3輪のカーネーションを使用しましたが、もっとボリュームを出すとよりゴージャスに生ける事ができます。
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