季節を愉しむ花あしらい | シャクヤク
LOVEGREEN編集部
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Migiwa OTA
2014年パリの「Rosebud」で花修行。帰国フラワーデザイナーとして活躍し、2018年3月花屋「migiwa」を東京・千駄ヶ谷にオープン。今回使用したオリジナル花器も、受注販売している。
Instagram:@jardin_de_muguet
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という美しい女性の立ち振る舞いを表すことわざの通り、すらりとした茎の上に大輪の花を咲かせる、シャクヤク。花の形は一重咲き、八重咲き、翁咲きなどの種類があり、バラに似た甘く爽やかな香りがするのも魅力の一つ。今回は自然風景の一部を切り取ったかのような、シャクヤクのブーケの作り方を紹介します。
シャクヤク
英名:Paeonia lactiflora
科名:ボタン科
属名:ボタン属
原産地:アジア北東部
材料
左から順に
ビバーナム・スノーボール
バイカウツギ
シャクヤク
ライラック
あしらい手順
①シャクヤクの葉は全て取る。他の花材も綺麗な葉だけを残すようにする。
②バイカウツギは下葉の他にも、花より高い位置についている葉も取るようにする。
③花が咲いているシャクヤクとビバーナムを沈めて持つ。咲きかけのシャクヤクはこれから咲くことも考え、隙間を空けて一番高い位置に持つ。
④シャクヤクとビバーナムの間から花が見えるように、バイカウツギを入れ、動きを出す。
⑤ライラックをシャクヤクの横に持つ。
⑥握っていた部分をラフィアでしっかりと縛り、水あげをよくするためバイカウツギの枝に十字の切り込みを入れたら完成。
Point
シャクヤクの選び方
一番左のように固く閉じている蕾は咲かない場合もあるため、真ん中や右のような咲きかけのシャクヤクを選ぶと蕾から開花まで長く楽しむことができます。
いかがでしたでしょうか?梅雨の時期、家の中で涼やかな雰囲気を出してくれるシャクヤクとグリーンのブーケ。ぜひ真似してみて下さいね。
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