ミヤコグサ(都草)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- ミヤコグサ(都草)
- 学名
Lotus japonicus L.
- 別名・流通名
- 烏帽子草(えぼしぐさ)
- 科名
- マメ科
- 属名
- ミヤコグサ属
- 原産地
- 東アジア
ミヤコグサ(都草)の特徴
ミヤコグサ(都草)は春から初夏にかけて黄色の可愛らしい花を咲かせるマメ科の多年草です。日本全国の海岸や山野などの日当たりの良い場所に自生しています。草丈が短く地面を這うように群生するので、明るい黄色の花を一面に咲かせる姿は、黄色の絨毯のようで可愛らしい光景です。花は小さく1~1.5cm程度、その形状はマメ科特有の形をしています。花期が長く、春に咲き始めてから花数を減らしながら初夏まで咲き続けます。ミヤコグサ(都草)の花は、一つの花茎に1~3輪くらい咲きます。花後は2cm程度のインゲン豆のような形状の果実を付けます。果実は真っ黒に熟すと鞘(さや)が弾け、種子が飛び散る仕組みです。
ミヤコグサ(都草)に良く似た植物でセイヨウミヤコグサという植物があります。草丈、花、共にミヤコグサ(都草)によく似ていますが、セイヨウミヤコグサは葉茎に毛があります。花の数も、一つの花茎に3~7輪とミヤコグサ(都草)より多いので見分けが付きます。
ミヤコグサ(都草)の詳細情報
園芸分類 | 草花 |
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草丈・樹高 | 10~30㎝程度(ほふく性) |
耐暑性 | 強い |
花色 | 黄色 |
開花時期 | 4~7月 |
ミヤコグサ(都草)の名前の由来
ミヤコグサ(都草)の名前は、昔は都に多く自生していたことが由来だと言われています。この都が京都なのか奈良なのかは限定されていないようです。別名の烏帽子草(えぼしぐさ)の由来は、花の形が烏帽子に似ている
ミヤコグサ(都草)の育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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開花 | ||||||||||||
種まき |
ミヤコグサ(都草)の栽培環境
日当たり・置き場所
ミヤコグサ(都草)は日当たりの良い場所を好みます。
用土
あまり土壌は選びません。
ミヤコグサ(都草)の育て方のポイント
水やり
地植えのミヤコグサ(都草)は根付いてからは特に水やりの必要はありません。乾燥が続いた時は水やりを行ってください。鉢植えは表土が乾いたらたっぷりと水やりをします。
肥料
花付きが悪くなってきたら、有機肥料を与えます。
病害虫
特に目立った病害虫の被害はありません。
ミヤコグサ(都草)の詳しい育て方
種まき
ミヤコグサ(都草)の種は秋にまきます。
植え付け
ミヤコグサ(都草)の植え付けは春の暖かい日に行います。マメ科の植物は根をいじられるのが苦手です。植え付け時は根をいじらないようにしましょう。
植え替え・鉢替え
ミヤコグサ(都草)はマメ科の植物です。根をいじられるのが苦手なので、植え替えの際は根鉢を崩さないようにしましょう。
花
4月頃から明るい黄色の小さなマメの花を咲かせます。花のサイズは小さく1~1.5cm程度ですが、群生するので目を引きます。花期が長く、花数を減らしながら7月くらいまで咲き続けます。
収穫
ミヤコグサ(都草)の種を取るなら、花が終わった後に出来た果実を黒く熟すまで待ち、収穫します。完熟すると鞘(さや)が弾けて種子を飛ばしてしまうので、弾ける前に収穫しましょう。収穫後は冷蔵庫などの冷暗所で保存して、秋になったらまきます。
冬越し
ミヤコグサ(都草)は冬は地上部が枯れて無くなります。特に必要な冬越しの作業はありません。