クリスマスローズを切り花にするときのコツ

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金子三保子

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クリスマスローズ

あっという間に春も後半。

冬の花の少ない季節から楽しませてくれたクリスマスローズの花期もあとわずか。

育てている方は、そろそろ花茎を剪定する季節です。

 

このクリスマスローズは、水の吸い上げについてはちょっと気難しい花。

いわゆる「水が下がりやすい」と言われる花のひとつです。

フローリストは、花市場からクリスマスローズを仕入れてくると、まず湯揚げという処理をしてからお店に並べます。

クリスマスローズは、きちんと水があがっていれば、とても長持ちする切り花です。

 

育てているクリスマスローズを、切り花としておうちに飾る時のポイントは2つあります。

1つ目。剪定する花は、中心のしべや蜜腺(みつせん)が落ちたものを選ぶこと。

しべがついているクリスマスローズは、どうしても水が下がりやすい傾向にありますが、花びら(ガク)だけになって、ガクの厚みが増したクリスマスローズは、時には1ヶ月くらいお部屋を彩ってくれます。

 

2つ目。花を剪定する時は朝早くか夕方以降に剪定します。昼間は、クリスマスローズに限らず、草花が水分を発散する時間帯なので、水が下がりやすくなります。同じ日に剪定しても、花持ちがまったく変わります。

 

季節最後のクリスマスローズ、おうちに飾ってみませんか。

 

クリスマスローズ

長持ちさせるコツ:毎日少しずつ茎を切り戻す

置き場所:暖房が直接当たらない場所

花瓶の水の量:深め

 

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金子三保子

フラワーコーディネーター、フォトグラファー、ライター。 2022年6月、日東書院本社より「植物のきもち ~がんばりすぎないガーデニング」出版。 ギフトや装花などのフラワーコーディネート、自身でコーディネートした作品の撮影、雑誌や会員情報誌への提案など幅広く活動中。現在は植物に関する記事の執筆にも携わる。庭仕事はライフワーク。映画「余命1ヶ月の花嫁」ブーケ製作。

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