クナウティアとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- クナウティア
- 学名
Knautia
- 科名
- スイカズラ科
- 属名
- クナウティア属
- 原産地
- 地中海沿岸
クナウティアの特徴
クナウティアはスイカズラ科の耐寒性多年草。初夏~秋まで長くたくさんの花が開花します。品種によって草丈はかなり違い、40cmくらいのものから1mを越すものまでさまざまです。暑さにも強く、開花期間が長いので、夏の庭や花壇に植えると重宝する草花です。
色は紫、ピンク、赤などがあり、クナウティア・マケドニカやクナウティア・アルベンシスがよく流通し、斑入りなどの新品種も登場しています。
丈夫でワンシーズンでもたくさんの花が咲き、育てやすい草花です。株としては短命な多年草ですが、環境に合えばこぼれ種で増えていきます。
クナウティアの詳細情報
園芸分類 | 草花 |
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草丈・樹高 | 40~100cm |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
花色 | 紫、ピンク、赤 |
開花時期 | 5月~10月 |
クナウティアの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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開花 | ||||||||||||
肥料 |
クナウティアの栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりと水はけの良い土を好みます。
用土
アルカリ土壌を好むため、酸性に傾いている土の場合は、苦土石灰を植え付け2週間前にすき込む準備をしてから植え付けましょう。
鉢植えの場合は、草花用の培養土で問題なく育ちます。
クナウティアの育て方のポイント
水やり
過湿を嫌うため、水のやり過ぎに注意しましょう。
地植えは、植え付け直後以外は雨にまかせて問題ありません。
鉢植えは、鉢の表面の土が乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えましょう。
肥料
地植えは、ほかの草花が咲いている土なら特に肥料を与えなくても問題ありません。
鉢植えは、春と秋に緩効性肥料を株元に与えましょう。
病害虫
目立った病害虫の害はありません。
クナウティアの詳しい育て方
選び方
クナウティアは苗での流通が一般的です。株元の下葉に傷みがない、きれいな色の葉をした苗を選びましょう。
種まき
種まきは、直まきか箱などにまいて本葉が3~4枚になったらポットに移植します。ポットに直接まいて間引く方法も簡単です。ポットの中の根が回ってきた頃が植え付け時です。
クナウティアは苗での流通が一般的ですが、短命な多年草なので種をとって更新していくとよいでしょう。
植え付け
春と秋が植え付けの適時ですが、霜の降りる時期や真夏以外ならいつでも植え付け可能です。
クナウティアは品種によって草丈に違いがあります。購入した品種の丈を確認してから、その丈にあった場所に植え付けましょう。
剪定・切り戻し
終わった花茎をこまめに剪定しておくと、次々と花茎が上がってきます。
植え替え・鉢替え
鉢植えのクナウティアは1年に一度、一回り大きな鉢に植え替えましょう。
花
初夏から秋まで長くたくさんの花が開花します。切り花としても楽しむことができます。
夏越し
クナウティアは耐暑性に優れるため、特別な夏越しの必要はありません。
冬越し
一通り花が終わったら、冬前に株元で切り戻します。
冬のクナウティアは地域によって常緑~半常緑と違いがあります。冬の間は下葉のみで生長が止まりますが、春になると株元から次々と花芽が上がってきます。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
種まきか株分けで増やすことができます。環境に合うと、こぼれ種でも増えていきます。