シレネ・ピンクパンサーとは？育て方・栽培方法｜植物図鑑
- 植物名
- シレネ・ピンクパンサー
- 学名
Silene caroliana
- 別名・流通名
- シレネ・カロリニアナ、シレネ・スパニッシュフラメンコ
- 科名
- ナデシコ科
- 属名
- シレネ属
- 原産地
- 北アメリカ
シレネ・ピンクパンサーの特徴
シレネ・ピンクパンサーは春から初夏までピンクの花を咲かせる一年草。横に広がるように生長し、たくさんの花を咲かせるので、花壇や寄せ植えなど利用用途が広い草花です。這うように生長するので短期間のグランドカバーにもなります。
発色の良いピンクやマットピンクなどの色幅があります。その他、ホワイトパンサーとして白い花もあります。
原産地では多年草ですが暑さには弱いため、日本では夏前までの一年草として扱われます。環境を気に入るとこぼれ種で増えることもあります。繁殖力旺盛で、ときにはコンクリートの割れ目から開花することもあります。
シレネ・ピンクパンサーの詳細情報
| 園芸分類 | 草花 |
|---|---|
| 草丈・樹高 | 20～30cm |
| 耐寒性 | 強い |
| 耐暑性 | 弱い |
| 花色 | ピンク |
| 開花時期 | 4月～6月 |
シレネ・ピンクパンサーの種類
シレネ・スプラッシュパンサー
白地の花弁に霧吹きでピンクを吹きかけたような色合い。色幅には個体差がある。
シレネ・ピンクパンサーの育て方カレンダー
| 時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 種まき | ||||||||||||
| 開花 |
シレネ・ピンクパンサーの栽培環境
日当たり・置き場所
風通しと日当たりの良い所で育てましょう。日当たりは花の数にも影響します。地植えでも鉢植えでも栽培可能です。
用土
シレネ・ピンクパンサーは乾燥気味の土を好むため、水はけが良い土に植え付けましょう。市販の草花用培養土で問題なく育ちます。
シレネ・ピンクパンサーの育て方のポイント
水やり
地植えは、根付いてからの水やりは必要なく降雨に任せます。
鉢植えは、鉢の表面の土が乾いたら鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えます。
肥料
開花期間中、草花用の肥料を使用頻度を守って定期的に与えましょう。
病害虫
病害虫の害はほとんどありませんが、アブラムシがつくことがあります。
シレネ・ピンクパンサーの詳しい育て方
選び方
シレネ・ピンクパンサーの苗は、1月～4月に流通します。できれば早めに若い株を定植した方がたくさんの花が楽しめます。
学名のシレネ・カロリニアナの名前で流通していることもあります。
種まき
9月～10月がシレネ・ピンクパンサーの種まきの時期です。発芽率がとても良く、こぼれ種でも増えます。直まきでも育ちますが、たくさんの苗が必要な方は育苗トレーに種をまき、本葉が2～4枚になったらポットに移植します。ポットに種をまき、良い芽を残して間引いてから定植まで育てると、移植の手間がないので手軽です。
植え付け
地植えでも鉢植えでも栽培可能です。苗を買ったら植え替えて楽しみましょう。
ホワイトパンサー
シレネ・ピンクパンサーは、四方八方に茎が広がり、横に広がるように生長します。花壇のフロント、寄せ植えの縁、ハンギングバスケットなどに利用できます。
花
シレネ・ピンクパンサーは、4月～6月に開花します。終わった花がらは、こまめに摘み取った方がたくさんの花を楽しめます。
苗は1月頃からいくつかの花が咲いた状態で流通していますが、気温が低い時期の花数は少なめです。葉の色がきれいで株が元気なら問題ありません。気温が暖かくなってくる4月に近づくと、急に花数が増えてきます。
夏越し
シレネ・ピンクパンサーは、日本では夏前までの一年草扱いです。
増やし方（株分け、挿し木、葉挿しなど）
種で増やすことができます。種を収穫したい場合は、終わった花を摘み取らずそのままにしておくと種ができます。
コンクリートの割れ目から発芽したシレネ・ピンクパンサー
環境が合うと、こぼれ種で増えることもあります。
