イキシオリリオンとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- イキシオリリオン
- 学名
Ixiolirion
- 英名
- Siberian Lily
- 別名・流通名
- シベリアンリリー
- 科名
- イキシオリリオン科
- 属名
- イキシオリリオン属
- 原産地
- 中央アジア
イキシオリリオンの特徴
イキシオリリオンは、ユリを小ぶりにしたような青紫色の小花が初夏に開花するイキシオリリオン科の耐寒性球根植物。茎と葉がイキシア、花がユリに似ていることが名前の由来です。目立つ花ではありませんが、主張が少ない分、いろいろな花と組み合わせることができます。丈夫で植えっぱなしで管理できる手間いらずの球根のひとつです。
イキシオリリオンの詳細情報
園芸分類 | 球根 |
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草丈・樹高 | 30~40cm |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 弱い(休眠中) |
花色 | 青紫 |
開花時期 | 5月~6月 |
イキシオリリオンの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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植え付け | ||||||||||||
開花 |
イキシオリリオンの栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりと風通しが良い場所を好みますが、半日以上日が当たる場所なら栽培可能です。
用土
水はけが良い土が適しています。球根専用の用土か草花用の培養土を利用するのもよいでしょう。
休眠期の梅雨や長雨の時期にぬかるむような場所へ植え付けると、球根が腐ってしまうことがあります。
イキシオリリオンの育て方のポイント
水やり
地植え
植え付け直後にたっぷりと水を与え、それ以降は水やりの必要はありません。
鉢植え
葉が出るまでに時間を要するため、水やりを忘れがちになります。鉢の表面の土が乾いたタイミングで、たっぷりと水やりを続けましょう。開花後は葉が黄色くなって枯れるまでは続け、夏の間は断水します。秋に芽が出てきたら、再開しましょう。
肥料
地植えは、充実した球根で一般的な草花が育っている庭ならば無肥料でも開花します。
鉢植えは、植え付け時に元肥を混ぜ込んで植え付け、芽が出始めたら追肥します。
病害虫
目立った病害虫の害はありません。
イキシオリリオンの詳しい育て方
選び方
カビの生えていないきれいな球根を選びましょう。
球根として流通しているのは、「イキシオリリオン・タタリカム」や「イキシオリリオン・パラシー」が多いようです。
植え付け
球根の植え付けは、10月~11月が適時です。地域やその年の気象によって差があるので、「紅葉の見ごろ」を植え付け適時の目安にするとよいでしょう。
植え付け間隔は、5~10cm、深さは3cmを目安に植え付けます。一年草として扱う場合は、密に植え付けた方が見栄えがします。
仕立て方
イキシオリリオンは茎が細いため、強い雨に当たると倒れてしまうことがあります。花茎が伸びてきたら支柱で保護するとよいでしょう。
植え替え・鉢替え
地植えは、数年は植えっぱなしにできます。
鉢植えは、1~2年に1回、秋に植え替えをしましょう。
花
初夏に開花し、ひとつひとつの花の寿命は3日程度です。すべての花が咲き終わった花茎は、株元で摘み取りましょう。鉢植えは、葉が黄色くなって枯れてくるまでは、水やりを続けます。
夏越し
夏は休眠期のため、地上部分からは姿を消します。
寒冷地では植えっぱなしにできますが、高温多湿の温暖地では、水はけが悪いと球根が腐ってしまうことがあります。
鉢植えは、葉がなくなったら断水し、風通しの良い日陰に鉢を移動しましょう。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
種と分球で増えます。