カンパニュラ・ラクチフローラとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- カンパニュラ・ラクチフローラ
- 学名
Campanula lactiflora
- 英名
- Milky bellflower
- 別名・流通名
- ミルキーベルフラワー、カンパニュラ・ラクティフローラ
- 科名
- キキョウ科
- 属名
- ホタルブクロ属
- 原産地
- ヨーロッパ
カンパニュラ・ラクチフローラの特徴
カンパニュラ・ラクチフローラは、初夏にベルの形をした花が開花するキキョウ科の多年草。カンパニュラは多くの種類がありますが、ラクチフローラは最も草丈が高くなる品種のひとつです。
草丈、横幅とも大きくなる大型宿根草ですが、優しいトーンの花色のため圧迫感がなく、ナチュラルな雰囲気があり、様々な草花や花木と組み合わせることができます。
基本的には丈夫な性質ですが、高温多湿に弱いため、真夏の気象が厳しい温暖地では夏の日差しや風通しを考慮した場所に植え付けるとよいでしょう。
カンパニュラ・ラクチフローラの詳細情報
園芸分類 | 草花 |
---|---|
草丈・樹高 | 90~150cm |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 普通 |
花色 | 青(青紫)、白、ピンク |
開花時期 | 5月~7月 |
カンパニュラ・ラクチフローラの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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開花 |
カンパニュラ・ラクチフローラの栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりと風通しが良い場所を好みます。
温暖地では、真夏に西日が長時間当たるような場所への植え付けは避けましょう。
用土
水はけが良い土を好みます。
鉢植えは、市販の草花用の培養土で問題なく育ちます。
カンパニュラ・ラクチフローラの育て方のポイント
水やり
地植えは、根付いてからの水やりの必要はありません。日照りが続き、地面が乾燥している場合は与えましょう。
鉢植えは、鉢の表面の土が乾いたら鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えます。
肥料
地植えは、自然の循環ができていて、周囲の草花が問題なく開花している土なら与えなくても栽培可能です。花付きや株の生育を見ながら判断しましょう。与える場合は、元肥を混ぜ込みながら植え付けます。
鉢植えは元肥を入れて植え付け、その後は生育に応じて春と秋に与える程度で十分です。
病害虫
目立った病害虫の害はありません。
カンパニュラ・ラクチフローラの詳しい育て方
選び方
ポット苗で流通しています。株元まできれいな葉がついた苗を選びましょう。基本種は1m以上の草丈になりますが、矮性種(Dwarf/ドワーフ)もあります。
種まき
温暖地は秋、寒冷地は春が種まきの時期です。
ポットに種をまいて良い芽を残して育苗するのが手軽な方法です。
植え付け
厳寒期(1月~2月)を除く、晩秋から春が植え付け適期です。秋に植え付け、根を広げる期間を長く設けたほうが初年度の花付きや株の生育が良くなります。
草丈が高く、横張りも50~60cm程度になるので、隣の植物との間隔は余裕をもって取りましょう。
植え替え・鉢替え
鉢植えは、1~2年に一度、一回り大きな鉢に植え替えるか株分けを行います。
花
5月~7月に直立した茎の先に複数の花が開花します。草丈があるため、切り花にも利用できます。
夏越し
カンパニュラ・ラクチフローラは、高温多湿だと株が弱ることがあります。水はけと風通しが良い場所で管理し、株が蒸れないようにしましょう。
冬越し
晩秋に地際で茎を切り戻します。冬は落葉し、地上部分はなくなって越冬しますが、春になると再び芽吹きます。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
株分けと種で増やすことができます。