ハーブの敵!害虫ベニフキノメイガに要注意!
LOVEGREEN編集部
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ハーブは大きなお庭がなくても、ベランダやキッチンで育てられることもあり人気ですよね。
その中でも料理にいろいろ使えることもある、シソ科の人気のバジルやミントは比較的どれも育てやすいです。
収穫も多く、水挿しで増やすこともできて育てる楽しみもたくさんあります。
しかし、気が付いたら穴だらけ…よく見ると蜘蛛の糸みたいなものが付いているけど…そんな時は要注意です。
大事に育てていたハーブもあっとう間に、姿を変えてしまいます。
その犯人は「ベニフキノメイガ」です。
そこで今回はベニフキノメイガの予防と対策についてです。
目次
ベニフキノメイガとは
シソ科の植物につきやすい
ベニフキノメイガはメイガの仲間です。
メイガは種類も多く、被害も様々です。春から秋にかけて年3、4回、発生します。
主に高温多湿期に多く発生し、夏は特に活発になります。葉を食べるのは幼虫です。
一度見つかると次から次へと発生し、同じ株に何匹もついていることもあります。
見た目の特徴は緑色で黒い斑点が並んでいます。老齢幼虫になると赤茶色っぽい姿になるものもいます。
ベニフキノメイガはどこから発生?
ベニフキノメイガは蛾なので、成虫になると飛来して、葉裏に半透明の卵を産み付けます。
夜に飛来してくるため、捕まえることも難しいのです。
飛来するためベランダなどにもやってきて、どこでも発生してしまいます。
やっかいなことに葉の裏に卵を産卵するので、元気に育っているからと気づかず、気が付いたら穴だらけ…ということになりやすいです。
ベニフキノメイガによる被害
ベニフキノメイガが発生すると、葉、茎が食害され、糸で綴られていきます。
進行するとその糸で綴られた場所の中から幼虫がでてくることも。
早めに駆除をしないと、次から次へと葉と茎を食べられてしまい、生育不良や収量が減ってしまいます。
被害にあった植物を放っておくと
放っておいて、茎を食べらてしまうと、ぽっきりと折れてしまいます。そして最終的には枯れていきます。
ベニフキノメイガの予防
防虫用にネットをかけよう
ベニフキノメイガの成虫が飛来して産卵しないようにネットでガードをしましょう。
葉が小さいうちからネットをかけておくほうが効果的です。
ベランダ栽培などのプランターや、鉢の場合でも支柱をたてて、ネットをかけるほうがよいです。
こまめに収穫をしよう
大きく育てたり、一度にたくさん収穫したいと思っていても、できるだけこまめに収穫し、葉裏や茎がみえるようにしておくことで卵や幼虫を発見しやすくなります。
ベニフキノメイガの駆除方法
シソ、バジル、ミントなどはできるだけ薬品を使いたくないと思います。
割りばしやピンセットで掴んで捕殺しましょう。掴むことができない場合はついている部分の茎や葉を一緒にカットして処分します。
夏にかけては大量に発生する場合もあります。こまめにチェックしてすぐ捕殺しましょう。
いかがでしたでしょうか。
一度被害にあうとやっかいなベニフキノメイガは発生する前、早めの段階でネットをかけて予防しましょう。
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