塊根植物を知らない人たちにも、知ってもらいたいという想いがあります。
LOVEGREEN編集部
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プロフィール
■名前: 横町 健
■年齢:43
■職業:会社代表
■出身: 東京
■居住地:渋谷区
■ボタニカル歴:約10年(幼少期込み)
自己紹介をお願いします。
2008年に株式会社アネアデザイン設立。飲食店などの店舗の内装のデザイン。同年12月に自身でプロデュースしたアネアカフェ1号店をオープン。現在は、3店舗(参宮橋、中野新橋、学芸大学前)。
2014年に植物のWEBショップを立ち上げ、2016年BASE ANEA Botanize(事務所兼植物販売)を代官山にオープン。
塊根植物や見た目が個性的な多肉植物、鉢などの園芸用品を販売しています。テラスに温室を完備したお店です。良い状態の植物をお客様にみて触って頂ければと思っています。
写真提供:BASE ANEA Botanize
植物や花との出会い、好きになったきっかけを教えてください。
父はエンジニアだったのですが週末だけ盆栽(特にサツキ)の講師みたいなことをやっておりました。
毎週末は必ず父と一緒に園芸店巡りをしていました。その時にサボテンをひとつ買ってもらいました。その頃から父に似て異常なほどの収集癖がありました。一個手にすると、とにかく集めないと気が済まない性格でした(笑)。
最初に買ってもらったのが、小学校1、2年生の頃。小学5年生の頃には、部屋中がサボテンで埋め尽くされるほどでした。サボテンの花が咲くのが嬉しくて、親や周りの大人が“綺麗に咲かせたね~”と褒めてくれるのが、より嬉しかったです。自然に受粉して種が取れるのが分かってからは、自分で種を蒔いてみて、ちいさなサボテンが出てくるのが嬉しく楽しかったのを覚えています。
そこからちょっと植物とは離れていましたが、2013年頃に同じ柔術の道場に通っている方の事務所に遊びに行ったら、見たこともないような変わった植物がたくさんあり、「なんだこれっ!!」と思い、「パキポディウム」をひとつ譲ってもらいました。その瞬間あの時の想いが蘇って一気に塊根植物にハマリました。そこからは事務所内が、植物たちで溢れるまでにそう時間は必要ありませんでした。
横町さんが初めて育てたサボテンはなんですか?
小学生のときに育てたのは、たしか…棘が割と強いサボテンでしたね。
当時はどこでサボテンを買っていましたか?
ホームセンターや園芸屋さんだけでなく、趣味家さんの自宅やハウスを訪れていました。
子どもの頃に自分自身で最初に買ったサボテンは何でしたか?
たしかオプンチア(ウチワサボテン)。ミッキーマウスみたいな(笑)
僕の性格上、同じくらいのサイズの鉢に入った、同じ高さの植物を並べるのが好きでした。あんまり大きいものでなくて、色は違うのだけど大きさや形の近いサボテンを並べたり、接いである緋牡丹の赤や黄色を並べて楽しんでいました。
店舗の塊根植物には、どんな種類がありますか?
ベランダにあるものは冬型の塊根植物、一番メインの温室にあるのは夏型塊根植物とサボテン。
常に20℃前後に保っています。冬型の塊根植物は、繊細な葉っぱを出してくれます。春には冬型植物が眠り、夏型の塊根植物がブクブクと芽吹いていく時期です。
塊根植物全般的に、完成的な樹形に成長する過程を楽しむのもそうですが、盆栽に近い。樹形と葉っぱや花を楽しむ植物です。水を含んでいる多肉植物ですからクラビフォリアの葉っぱとか、ぷにぷに感がいいですね。
写真提供:BASE ANEA Botanize
塊根植物をみていると、歴史を感じますね。
自分より前から存在していて、自分がいなくなった後も生きていく。塊根にはロマンが詰まっています。
日頃から多くの植物と触れ合うことが多いですよね。その中でも特に思い出に残る植物や花はありますか?
パキポディウム・グラキリスが好きだから、自分で種をとって実生してそれが育ってきて、ある程度の大きさまで育てました。はじめての実生は、3粒の貴重な種を蒔いて、そのうち2本がだめになってしまい、生き残った1つを譲ってくださいと言われてしまって、どうしようという気持ちになりました(笑)。
愛情をこめて育てた3センチくらいのぷっくりしたグラキリスを譲ったことは思い出深いですね。そのときのグラキリスは思い入れのある塊根植物です。
写真提供:BASE ANEA Botanize
塊根植物のここが魅力!
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