DriftWood/SmokeyWood/WILDWOODの野本栄一さん。ビカクシダの虜になったその魅力とは?

LOVEGREEN編集部

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プロフィール

■名前:野本栄一
■年齢:50歳
■職業:DriftWood(爬虫類)SmokeyWood(植物)WILDWOOD(イベント)CEO
■出身地:大阪市
■活動拠点:東大阪市

自己紹介をお願いします。

1967年大阪生まれ大阪育ちのコッテコテの関西人。インスタグラムと爬虫類業界ではBOSSと呼ばれています。小さな頃から生き物が大好きで、自然採集しては飼育観察し、繁殖まで成功させた種もたくさんいます。2000年から爬虫類販売を始め、同じ環境で飼える植物飼育を始めました。気がつけばとても奇妙なビカクシダの虜になってしまい「SmokeyWood」を立ち上げ世界のビカクシダを販売する事になっていました。

座右の銘は『私は我が運命の支配者 我が魂の指揮官』(ネルソン・マンデラ)です。

ビカクシダを育て始めたきっかけを教えてください

ホームセンターで鉢に植えられて売られていたビカクシダには何の反応も無かったのですが、色々種類がある事に気づき調べていると、18種もある事にたどり着きました。現地の写真や先人の方々のブログ等を見ているうちに、気がつけばドップリはまってしまいました。

野本さんが思うビカクシダの魅力とは?


この種は日々の成長が見れる事と、意味のある形と圧倒的な存在感ですかね。ビカクシダは成長点が絶えず動いていて、温度を確保出来れば一年中成長を楽しめます。夏は夏の顔、冬は冬の顔を楽しめますし、種類に寄って貯水葉と胞子葉の役割が違い、まだまだわからない事だらけです。ビカクシダは色んな木や枝に巻きつき独特の存在感を持った植物です。だから、できるだけ現地にいた時の形のようにコルクや流木を使って着生させ、数年かけて自分の顔を作りあげる。それがビカクシダの一番の魅力でしょうね!

植物イベント「WILDWOOD(ワイルドウッド)」について教えてください。どんなイベントなんですか?


一言で言えば「みんなでやりたい事を好きにやっている」と言った方が早いですね。
第一回目は、アンティーク家具と植物をどう組み合わすか?そしてどう森に変えるか?が課題でした。狭い空間でしたが天井はチランジアとビカクシダが溢れ、床には塊根植物や植物関連のグッズが並び、植物好きにはたまらない空間を作る事が出来ました。第二回は、国登録有形文化財の芝川ビルを森に変える事にチャレンジし、第三回目は、芦原橋のソルトバレーで風、陽、水を感じてもらいながら植物に触れ合う事に挑戦しました。第四回目は、昔子供だった頃母親に連れられて行った百貨店のようにワクワクするような場所を作るため、同じくソルトバレーのビル内全てを植物で埋め尽くす『植物百貨店』を目指し頑張っています。
毎回コンセプトを決め、出展者とお客様が一丸となって行うイベントが「WILDWOOD」なんです。

日頃からたくさんの植物と触れ合っていると思いますが、思い出に残る植物とそのエピソードを教えてください。

家を建てた時、屋上を緑化したんです。屋上には野草と大きなヤシャブシが生えており、池もあります。鳥たちがフンをし、植えた覚えのない草木も生えています。リクガメが野草を食べて生活していますし、池の水(生きた水)でビカクシダを育てています。屋上の植物全てが私のパートナーであり師匠でもあります。この場所がなかったら私の植物ライフはなかったと思います。

ビカクシダをこれから育ててみたいという人におすすめの種類を教えてください。


やっぱり山採りの「リドレイ」ですかね。山採りリドレイは色んな形で成長しています
枝にしがみついているやつ、枝にぶら下がっているやつ、ふたつと同じ形はありません。いかに元居た状態に着生させるか毎日そんな事ばかり考えています。一度付けたビカクシダを数日後付け直す事なんて日常茶飯事です。完璧に決まり自分が選んだコルクに巻き付いた姿を見たとき、植物との距離が縮まり愛着へと変わっていきます。お客様にもその感動を味わって欲しい!山採りの生命力を実感して欲しいです。

ビカクシダを育ていて、うまくいかない、枯らしてしまう!そんな人へのアドバイスをお願いします。

ビカクシダは風、陽、水だけで生きています。心地よい風、程よい太陽、栄養のある水を環境に応じて与えるとすくすく育ちます。生息している環境を考えてあげるだけで、失敗は減ると思っています。風が通らない環境ならサーキュレーターを、陽があまり当たらない環境なら補助に植物育成用ライトを、雨水や生きた水が確保出来ないのなら液肥等で対応できます。SmokeyWoodではLEDの補助ライトの開発にも携わり「ソリーナLEDライト16W」が間もなく販売予定、液肥にも力を入れておりますので何なりとご相談下さい。

これから取り組んでいきたいことや夢などあれば教えてください。

to not die!!を目指して立ち上げた「Waft(ワフト)」と言うブランドを広めていきたいです。
Waftとは成長するはずの季節に育たないビカクシダがいたら環境を考えなくてはならない。夏は育つ…でも…冬が不安。そんな方に2年間避難する場所を設けました。この2年で水やりのタイミング、飼育環境、保護照明、等々一緒に考えて出来る限り自宅での環境改善のお手伝いをさせて頂きます。それでも状態が安定しない場合は法花園の温室で養生します。

Waftの会員証が付いているビカクシダは全て上記の保証が付いています。(Waftタグと会員証は別です。会員証には会員番号がついています。)ただ致命的な状態では、どれだけ管理が完璧でも復活させる事はできません。よって枯れ保証ではありません。Waftはあなたのビカクライフを応援しますよ!

最後に何かあれば一言お願いします。

安い物には訳がある、高い物にも意味があります。
私は生き物を販売する者として命の価値を下げる事はしたくありません。
真剣に向き合い、育てて販売する。価値と価格を大切に植物をこれからも販売していきたいです。

——野本さんありがとうございました。

関西で植物好きな方は知らない人がいないのでは?というくらい精力的に活動され、影響力のある「BOSS」こと野本さん。最近じわじわと人気が高まっているビカクシダですが、野本さんのように愛情と情熱を持って育てる人がどんどん増えていけばいいですね。実は今回Botapii 10月号の表紙を飾っている立派なビカクシダも、SmokeyWoodさんからお借りして撮影させていただいたものです。まだ見ていない方は、ぜひBotapiiを手に取って見てくださいね。

▼DriftWood/SmokeyWood/WILDWOODのサイトはこちら

http://www.baobabu.net/

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