ゴールドクレストとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
ゴールドクレスト
学名

Cupressus macrocarpa ‘Goldcrest’

英名
Monterey cypress
科名
ヒノキ科
属名
クプレスス属
原産地
アメリカ

ゴールドクレストの特徴

コニファーの仲間のゴールドクレスト。園芸用に用いられるヒノキやマツなどの針葉樹の総称をコニファーと呼びます。近年ではヨーロッパから入ってきた園芸用の針葉樹を指すことが多いです。コニファーには、様々な種類があります。すっきりとした姿と緑の葉が特徴ですが、たくさんの品種があるため、こんもりと生い茂るものから円錐形の姿のもの、シルバーリーフと呼ばれる銀色を帯びた葉から明るい黄緑色、新緑のものまで色も樹形も千差万別です。鉢植えに適するもの、地植え向きのもの、どちらにも使えるものと用途も幅広く、寄せ植えの引き立て役や庭木、街路樹にと様々な場面で植えられています。またクリスマスシーズンのリースづくりには、材料としてコニファーは欠かせません。

ゴールドクレストは樹高20m以上になる針葉樹でスギに似た葉をもつものが本来の姿ですが中にはカイヅカイブキのような葉の個体もあります。いずれも若木は自然にろうそくの炎のような円錐形に育ちます。また刈り込みにも強くスタンダード仕立てや様々な形のトピアリーにも仕立てられます。ゴールドクレストはカリフォルニアに分布するモントレーイトスギの園芸品種でコニファー類の中でも代表的な人気品種で鉢植えとしてきわめて一般的になり、また洋風建物によく似合うので庭木としても栽培が多くなりました。最近ではクリスマスツリーに見立てたり、冬期の寄せ植えの芯としてよく使われます。

ゴールドクレストの詳細情報

園芸分類 コニファー
草丈・樹高 ~20m
耐寒性 強い

コニファーの種類

ゴールドクレスト

最もポピュラーで、山椒に似た独特の香りと円錐形の葉で知られます。寒さに強く、日当たりと水はけの良い環境を好みますが、高温多湿に弱いという特徴があります。

ブルーアイス

シルバーリーフの1つとしても知られる銀白色の葉が美しい品種で、最も香りが強く、丈夫で育てやすいとされています。

ヨーロッパゴールド

樹高が5mにもなる大型のコニファーで、柑橘系の香りと四季を通じて変化する葉の色が人気の品種です。

この他にも、たくさんの種類があります。

 

ゴールドクレストの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
植え替え
増やし方
剪定
肥料
開花

ゴールドクレストの栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりの良い場所を好みます。ある程度日陰になっていても育ちますが、育てる場合は日向を選びましょう。室内でも明るい場所なら育ちますが、日当たりのよい戸外で栽培する方が育てやすいです。

用土

水はけのよい土を好みます。市販の観葉植物用の土がよいでしょう。

ゴールドクレストの育て方のポイント

水やり

水切れや乾燥に弱いので土の表面が乾いたころにたっぷりと水やりをします。根が浅く張るため乾燥しがちです。また、室内で観賞する場合は冷暖房の風があたると枝先が乾燥で傷みますので注意しましょう。

肥料

鉢植えでは緩効性の化成肥料を月に1回程度置き肥として施しましょう。庭植えの場合も早く大きくしたい場合は生育期の3月と9月に株元に緩効性の化成肥料を施します。

病害虫

高温で乾燥するとハダニが、風通しが悪いとカイガラムシが発生します。ハダニはときどき木全体にシャワーで水をかけることで防ぐことが出来ます。

ゴールドクレストの詳しい育て方

選び方

主幹から出る枝の間隔がつまっていて間伸びしていないもの、枝葉が密に茂ったもの、また葉の色が茶色に変色していないものを選びましょう。

植え付け

室内でも明るい場所なら育ちますが、日当たりのよい戸外で栽培する方が育てやすいです。根張りが浅く倒れやすいので風があたらない場所を選び、根鉢の1.5倍ほどの植え穴を掘って植え付けをします。このときあまり根は崩さないように注意しましょう。庭植えの場合は植え付け後に支柱をしておきましょう。

剪定・切り戻し

生育期に1年に1度芽摘みをします。芽摘みは必ず手で行いましょう。金属のハサミだと傷んでしまいます。葉の先を1cmくらい手で摘み取ると脇から葉が出て密になります。高さをのばしたくない場合は頂点を切ってそれより上には伸びないようにとめてしまいます。

夏越し

暑さに強い品種は問題ありません。

冬越し

寒さに弱い品種は室内で冬越しをしましょう。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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