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「そ」からはじまる植物1-9件 / 全9件

そら豆(ソラマメ)

  • そら豆は、10月中旬~下旬にかけて種をまくと、幼い苗の状態で冬越しして、3月~4月頃に同じマメ科のスイートピーに似たとても美しい花を咲かせます。花色は紫と白の複色で、花びらがひらひらして、まるで蝶々が羽を広げているようです。野菜の花は全体的に楚々とした小花が多く、色も黄色や白のイメージが強いですが、そら豆の花は野菜の花の中ではとても華やかで、畑に咲いていると目を引きます。 そら豆は花後に緑色のさやをつけ、そのさやは空に向かって上に伸びます。空を向いた豆の姿から、そら豆という名が付きました。また、さやが蚕の繭に似ていることから蚕豆とも呼ばれています。そら豆は5月~6月頃に収穫します。収穫時期が近づいて実がふっくら育ってくると、さやが重くなって下向きに垂れてきます。 さやの中にはふかふかのお布団のようなワタがあり、さやを開けるとワタの上にそら豆の実が2~4個乗っています。実にはさらに薄皮があり、薄皮は食べられるので好みによっては薄皮をむかずにそのまま食べます。若いうちに収穫したものは薄皮が柔らかくてしっとりしていて、熟してから収穫したものは薄皮が固く、薄皮をむいて食べるとホクホクとして濃い味がします。 日本では、主に完熟前の実をさっと火を通して食べます。ビールのお供として人気の野菜です。海外では、完熟したものを乾燥させ、煮豆などに利用されています。

ソラナム・パンプキン

  • ソラナム・パンプキンは、ナス科の非耐寒性常緑低木です。果実はかぼちゃそっくりの見た目ですが、観賞用のナスです。本来は常緑低木ですが、食用のナスと同じく寒さには弱いため、一年草として扱われています。 実の色は、最初は緑~緑とオレンジの複色~オレンジに変化していきます。ソラナム・パンプキンの名前の他、花ナス、パンプキンツリーという名でも流通しています。

そうめんかぼちゃ(金糸瓜)

  • そうめんかぼちゃ(金糸瓜)は、観賞用だと「おもちゃかぼちゃ」、食用だと「ズッキーニ」などと同じペポカボチャの仲間です。そうめんかぼちゃ(金糸瓜)は、一般的なかぼちゃと違い、茹でると糸状になること。そのことから金糸瓜、そうめんかぼちゃという名前で出回っています。 収穫期は夏ですが、保存性があるため年末くらいまで美味しくいただけます。流通は主に産直のお店が多いですが、最近はスーパーなどでもたまに見かけます。

ソヨゴ

  • ソヨゴは漢字では「冬青」と書く日本から中国中南部の山地に分布する常緑広葉樹です。樹高は一般には5~10mで生長はやや遅く、樹皮は灰褐色で滑らかです。早期に樹形が整い剪定の手間があまりかからないので野趣のある庭木として人気があります。葉は4~8cm前後で卵状の楕円型をしていてやや薄い革質で艶があり縁が大きく波打ちます。雌雄異株で5月~6月に目立たない白い花をつけ、雄花は散形状に3~8個開き、雌花は1~3個開きます。8mmほどの果実は球形で秋に赤く熟して果柄が長くぶらさがり、実は冬まで残ります。が黄色く熟す変種もあります。果実は野鳥の好餌でもあります。

そば(蕎麦)

  • そば(蕎麦)は、タデ科ソバ属の一年生の草本です。 そば(蕎麦)は、気候の順応性が高く、乾燥にも耐えるため干ばつ時の植物としても優秀なことで有名です。土壌の順応力も高いため湿地以外の環境ならある程度繁殖することができます。また、酸度にも強いため古くから開墾地の作物として重要視されてきたようです。  

ソフォラ・リトルベイビー

  • ソフォラ・リトルベイビーはマメ科クララ属に分類されるニュージーランド原産の植物です。属の和名であるクララは根を舐めるとクラクラと目が眩むぐらい苦く、眩草(くららぐさ)と呼ばれていたことが由来とされています。ジグザグの細い枝に小さく丸い葉が連なる草姿は大変可愛らしく、メルヘンの木とも呼ばれています。ソフォラ・リトルベイビーは日当たりを好みますが夏の蒸れが苦手です。また、葉が小さいため乾燥にも弱く、冬場は葉水などでいかに湿度を保つかがポイントになってきます。珍しい見た目ですが人気が高く、園芸店やホームセンターなどで購入することが出来ます。

ソテツ(蘇鉄・そてつ)

  • ソテツ(蘇鉄)は沖縄の南西諸島に自生し、5mほどになる常緑低木です。株元や幹の途中から芽を吹きますが、枝分かれは殆どありません。幹の先には束上になった長さ1mほどの厚くて艶のある羽状の葉をつけ、幹肌には葉が落ちた跡が模様となって残ります。雌雄異株で生長は極めて遅く、春に新葉を展開して1年にわずか2~4㎝の幹を伸ばします。雌花は幹の先につき長さ4㎝ほどの赤い種子が出来ます。雄花は葉の上に抜き出て50~70㎝ほど伸び、花粉を散らした後に枯れて折れてしまいます。暖地では庭木や公園、街路だけでなく記念樹として学校や寺院、官公庁などにもよく植えられます。

ソフォラ・ミクロフィラ

  • 繊細な枝振りに小さな丸い葉を茂らせるソフォラ・ミクロフィラは可愛らしい見た目で人気が高い観葉植物です。見た目が非常に似ているソフォラ・プロテスタータ(リトルベイビー)があり、よく混同されがちですが、ミクロフィラとプロテスタータは分布域に差があることと、花の色と形状が異なります。ミクロフィラが花の先端が開く黄色の花を房状に咲かせるのに対し、プロテスタータは花の先端があまり開かない山吹色の花を1~3個複数個所に咲かせます。 水が好きな割に蒸れに弱いため風通しの良い場所で管理し、水やりのときに葉水などで株全体を濡らすと良いでしょう。

ソメイヨシノ(染井吉野)

  • 私たちが最も意識して見ることの多い花がソメイヨシノかもしれません。 水切れや病害虫に弱く、栽培難度はやや高めですが、自宅の庭で花咲くソメイヨシノは、あこがれの光景でしょう。 ソメイヨシノは明治に入ってから国策によって全国各地に植えられるようになりました。徳川幕府との違いを示したい明治新政府の意向もありましたが、何より開花が早く大輪で、葉が後から出る性質が人々に好まれたのです。 それまでお花見のサクラといえば「ヤマザクラ」のことでしたから、ソメイヨシノが日本の伝統を変えていったといえるでしょう。

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